今日は立春。
この辺りはずっと雪が降っていない。
このまま春になって欲しいと思うがそうはゆかない。他の地域では降っているので必ずドッと来る。
それでも寒いのはあとひと月だ。
ツーリング・マップルをバラバラと捲って今年の自転車旅のことを考え始めた。
〝立春〟と聞くとそんな気分になる。
日本一周などのような大きな目標を持って旅をしているわけでないが、振り返ってみると離島、半島、岬を廻っていることが多い。
北海道の旅で繋げると10年掛かりで沿岸3,000Km一周になった。
「この先はもう海だけ」という場所は何かしら落ち着く。旅情も誘う。
日本民族がユーラシア大陸を(他民族に追われて)東へ東へと移動して遂にはもう海しかない日本列島に辿り着いた歴史のDNAかと勝手に思っている。
壁に貼ってある日本地図を見ていたら敦賀から下関まで日本海沿岸を走ると津軽半島・龍飛岬から本州の日本海側1,600Kmを南下したことになる。
実現するかどうか分からないが、あれこれ考え調べるのも雪融けまでの楽しみだ。
因みに、「半島」は大陸など広範な陸地から突き出ている部分を言い、「岬」は「半島」の一部として突端部分を言うが、山脈の突端や島の突端も「岬」と言う、とある。
日高山脈の突端の襟裳岬、北海道・礼文島のスコトン岬などもその例か。陸地が点々と岩礁となり海に消えて行く余韻がいい。