2018年4月3日
台中市内からバスで2時間ほど山間部に入る『日月潭』に日帰り観光した。
周囲35Kmの淡水湖で洞爺湖のような印象である。
湖の北側が太陽、南側が月のように見えることからこの名前がついたという。早朝は霧に覆われ、日中はエメラルド色に輝き、黄昏時には赤く染まるいう。
右上が唯一の島である「拉魯島」。かつては大きかったが1999年の地震で沈んで今のような小島になってしまった。
台湾メーカーの〝GIANT〟のレンタサイクルで湖を半周した。
日月潭には先住民の小集落が再現された「九族文化村」があるが、あいにくの休館日だったのが残念だった。正面のロープウェイを登った先にある。
台湾は16の先住民族が認定されている。
太平洋戦争の時に日本軍の義勇兵となつて、フィリピン 、 ニューギニア など密林地で闘った高砂族は有名だ。戦後補償の対象外であり戦争悲劇のひとつだと思う。
《先住民族の居住エリア》
先住民族は大陸から来た漢民族によって島の中央部の脊梁山間地へ追いやられた歴史があるという。
日本統治初期の1930年(昭和5年)には、山間地の霧社(現在の仁愛)で日本の高圧的な同化・隔絶・封じ込め政策に抗してセデック族よる反日蜂起事件が起きている。
土産品店には先住民のカラフルな衣装とともに、日本の蓑笠のようなものが陳列されていた。発祥はこの辺りなのだろうか。
湖畔の移動式売店。野菜、肉製品ともに豚肉が常温で販売されていたのにはびっくりした。
帰りのバス。4月という時期のせいか、空いていた。
大学の看板あり。
(つづく)