還暦から本格的に“北海道沿岸一周自転車旅”を始めた。古希の今年が完成年だ。勤めていた頃から少しずつ繋いできて、丁度10年目ということになった。最初は函館から江差、瀬棚、今金、長万部だった。大学を卒業し、駆け出しの初任地域を選んだ。今金の新矢旅館の女将さん、Mさん、懐かしかった。
そして残ったルートは、道東の羅臼~中標津~根室~浜中~厚岸~釧路。夏でも肌寒く霧深い地域なので知らず知らず「トリ」となった。
2017年の8月上旬に網走までJRで輪行し、ウトロ~羅臼~相泊温泉(道路の行き止まり地点)~羅臼~網走と知床半島を1週間ほど走っている。北朝鮮のミサイルアラートが鳴りまくっていた時期だった。あれは何だったのか。
今年のルートは知床峠が重複するが、峠の羅臼町側にある「熊の湯」が素晴らしいので近くのキャンプ場で2泊することにした。管理する地元漁師さん達との湯船談義も楽しい。「そっちさ行ったらヤケドするぞ。」浴槽の源泉出口はまさに熱湯である。
出発予定は7月20日。道中に風蓮湖、納沙布岬、霧多布岬など見所が多い。根室地方の今の最高気温は20℃前後なので、少しでも暖かくなることを念じてツーリングプランを練っている。
500Kmくらいか。
「熊の湯」の傍を流れる羅臼川から立ち登る豪快な湯煙 2017.8.9