道路交通法の改正で、4月から自転車走行には全年齢でヘルメット着用が努力義務になる。
努力義務だから罰則は無い。
万が一交通事故に遭遇しても不利益は無さそうだ。
自転車死亡事故の約6割は頭部が致命傷で、ヘルメット非着用時の致死率は着用時に比べて3倍近くになるという。
経験的には車道ばかりでなく、歩道での歩行者との接触事故も多い気がする。
自転車は軽車両なので基本的には車道をキープレフトで走ることになるが、車道は慣れないとなかなか走れないので、市街地では歩道を走る人も多い。
ロードレーサーに乗って草レースに出ていた頃は主催者から安全基準に合格したヘルメットの着用が義務付けされていたので、よくある流線型の格好のいいのを被っていた。
ツール・ド・フランスなどのビッグレースでも義務化されているが、大昔は布のキップやカスクと言われるボクシングのヘッドギアを細くしたような革製の防具だった。
そもそも自転車のレースをしてみたいなぁと思ったのは小学校の頃の海外ニュースでツール・ド・フランスか何かのゴール前スプリントを見てカルチャーシヨックを受けたことだった。
家にあったのは紙芝居かクリーニング店で使っていたような重たくて大型のタイプのもので、自転車もこんなスにピードが出るんだ!と驚いた。
その時選手が被っていたのがカスクだった。
ロードレーサーからMTBに代えた時は50才台後半だったので、もう流線型のヘルメットは気恥ずかしくて何も被らずに乗っていたが、火野正平氏のTV番組を見て、そうだカスクだ!ということになって今日に至った。
火野正平氏も5年くらい前からカスクに似せたヘルメットにしている。
さて、4月からどうしよう。
調べてみるとヘルメットの例示は無さそうだ。
折りたためるカスクが捨てがたい。