ラジオ番組で「元」JOC理事山口香さんと紹介されて退任したことを知った。
10年間勤めたというからひとつの区切りかもしれない。
オリンピックについて、世間が疑問に思っていることについて、ごく当たり前の見解を述べてきたのでJOCの良識が去ったようで残念だ。
今後は別の立場でJOC、スポーツ界に風穴を開けて欲しいものだ。
大会組織委員会橋本会長は就任早々、沢山の女性理事を入れたがさっぱり声が聞こえてこない。山口氏の意見が理事会などでどう扱われ、JOCの行動にどう反映されたのか甚だ疑問だ。
「IOCとの間でそのように決まってますから」という上意下達のスポーツ組織の体質はバッハ会長の迎賓館歓迎式に如実に現れた。
開催国の国民が多くの制約下にあることがJOC側から伝わっていない、伝えていない、ことの裏返しでもある。
毎日のようにオリンピック関係者のコロナ感染が報告されている。”泡“そのものがクラスターになる危険性が出て来た。
橋本会長は盲目的に「決まってますから」と競技続行に突進するようで非常に心配な状況だ。
そもそも選手村にどのような人達が何名存在するのかさえ組織委員会は把握出来ていないのだという。秘密主義に陥らざるを得ない。
組織委員会には蒼々たる人物が名を連ねている。山口氏のような冷静な目で発言する人物が他にいないのか。始まった以上、ストップの判断も必要になる。