《2020.7.7 九州交響楽団 コロナ対策のための試演の模様 指揮者の下野竜也氏はパネルでガード》
《2020.7.7 九州交響楽団 コロナ対策のための演奏家配置検討 ステージマネージャーさん》
札幌交響楽団が演奏会再開に向けて試演をしたニュースが流れていた。国内のプロオケが対策を十分にとった上で5ヵ月振りの演奏会を再開したり、再開のための準備を進めている。
福岡に拠点を置く九州交響楽団も 7月7日に指揮者の下野竜也氏と医療専門家を交えた試演を行い、演奏家同士の間隔等をチェックした。管楽器の飛沫は思ったほど飛ばないらしい。
そして、昨日から7月17日の演奏会に向けたリハーサルが始まった。全員で音を出すのは2月下旬以来という。どこのオーケストラも億単位で収入が激減していて、身内に関係者がいる親としてひとまず安堵し喜んでいる。
オーケストラは特定の大企業や自治体がバックについているところを除いて、大半は観客収入と各種助成金で運営されている。税の優遇措置があることから剰余金の積み立てが出来ないので突発的な事態への対応に限界があり、支援金募集の呼びかけを行っている。
ドイツ文化相の「音楽は平時だけのものではない。生命維持に必要不可欠」という言葉に国柄、文化、精神のレベルを感じてしまう。まだ100年の日本のクラッシック音楽だが、コロナ禍でその域に近づいて音楽界に活気が戻って欲しいと願っている。
《2020.7.14 練習場風景》
《コンサートホールの客席はこのようなメッセージが張り出されるとのこと。》
※写真は西日本新聞社と九響の提供のもの。