I.R汚職や中東情勢などに埋もれがちだが地元北海道新聞が「桜を観る会」の疑惑を丹念に追いかけ報道している。管官房長官記者会見でも毎日新聞、東京新聞、東テレとともに金子記者の質問が目立っている。
殆どTV放映されないが野党追及本部の継続的な活動も見逃せない。これからオリンピック一色になり、「忘れない!」ことが重要な時期になるので陰ながら応援している。
そうした中で、政府が「破棄して無い。」としている招待者名簿に関して、管官房長官が10日午前の記者会見で公文書管理法違反があったことを認めた。粘り強い追求の結果と思う。
いわば公文書の作成・保存・破棄の受け払い簿だが、「桜を観る会」の招待者名簿は何れにも記載が無く廃棄されたということだ。それが何と内閣府担当者の『記憶』により判明したという。
その時期は2013年度から2017年度まで。第二次安部政権開始期から招待者名簿の保存期間を1年未満に変更して法令に抵触しないようにした2018年度を除く期間だ。いかにも帳尻が合っている。
昨年の春に招待者名簿ばかりでなく、管理簿、廃棄簿までも一気に処分し、辻褄合わせをしていてこれだけは法令違反を認めざるを得なくなったのではないか。そうでなければ今頃になって内閣府担当者の「記憶」を持ち出すはずがない。
担当者に責任が行こうとしている。
役所は昔の軍隊組織のようなもので、上からの絶対的な命令で動く。モリカケ事件でも最終的にそのことが明らかになっている。
報道、疑惑追及本部は頑張って欲しい。