北海道もコロナウイルス感染が急拡大している。
感染者数は過去最高を更新しそうだ。(2022.02.10 )
蔓延防止措置、緊急事態宣言などの節目で熱心にパネル説明していた鈴木知事の姿が最近見えなくなった。
このような時こそ道民に現状と今後について詳しく伝え、協力を求めることは求め、乗り切るための気運を高めて欲しいものだ。
国からの財源が裏打ちされていないと独自の対策を打つのは難しく、なかなか人前に出にくいのかもしれないが、オミクロン株で対策のフェーズが変わった。
ここは国に頭の切り変えを求めるのも現場の知事の仕事ではないか。
政府の現在の対策は完全に行き詰まっている。
検査、隔離、医療がウイルス対策の要と思うが、最近の欧米の動きを見ているとオミクロン株がケタ桁違いに感染拡大していても「検査」を徹底して社会活動を継続する方式に切り変えている。
もう〝三密対策〟もやっていないという。
それを可能にしているのは「自宅での検査」の充実らしい。アメリカでは民間が開発した簡便でPCR検査との相関度が97%というな検査キットが政府の承認を受けている。
欧米では安価な検査キットが宅配されて入手が簡単になっており、検査結果を医療データとして活用するシステムがここ2年で作り上げられたという。
イスラエルの子ども達は週2回の検査を行い、陰性であれば普通どおりに登校しているというから、どこかの国のように〝2歳児にもマスク〟のような発想は無い。
政府は在宅療養、隔離期間の短縮などの表面的なことばかりを窮余の一策で導入しているが、欧米は土台に「家庭検査体制」の整備があってのことである。
オミクロン株は空気感染という説もあるという。知事さん達は地域指定をお願いして〝居酒屋規制〟をするという頭を切り変える必要がありそうだ。
感染症は未来永劫の地球に存在し続けるだろう。専門家、政府、地方が一体となって感染症対策システムを作り上げて欲しいものだ。
「感染症法」の見直しは「2類から5類に」という単純な議論で済みそうもない。
新聞の読者の欄に、この冬はヒヨドリを見かけないという投稿が載っていた。
我が家の野鳥の餌台にも二度来たきりだ。
ヒヨドリばかりでなく四十雀、五十雀、シメも殆ど見かけない。
そして、半月前から雀も。一度に十数羽が飛来してクズ米を啄んではどこかへ飛び去っていたが、最近は1~2羽がたまに来る程度だ。
雀は10年ほど前に姿を消したことがあった。ウイルスによる疫病など諸説あったが結局は分からず終い。
新型コロナウイルスが現れて次第に増殖し、第5波では原因が分からないまま突如として終息したこととどこか通じる。
オミクロン株が猛威を振るっている。いつ終息するか、誰も分からない。
オミクロン株について、病気に対する抵抗力を弱めるエイズウイルスに感染しているヒトの多いアフリカで動物から入ったものが異常増殖し、検出技術のある国で発見されたという仮説があるという。
ヒトの遺伝子には野生動物のウイルスが持ち込んだと思われるものがあるというから頷ける。
野鳥の姿が見えなくなったのはひよっとして、オミクロン株がヒトで感染爆発し、今は野生動物にも侵入しているのではないか。
妄想を掻き立てながらマスク、手洗いを励行している。
鳥インフルで新型が見つかっている。まだまだ続きそうだ。
〝暖簾に腕押し〟の岸田首相は場当たりの細切れ対策は止めて、ウイルス対策の基本とされる「検査」、「隔離」、「医療」に本腰を入れて欲しい。