絶対『忠臣蔵』宝塚記念。
これに間違い無しを告げる仕掛けが、土曜日から示された。
松下武士 厩舎
土曜 阪神 5R オフクヒメ 優勝
土曜 東京 8R オースミムーン 優勝
この厩舎が、この土曜だけで2勝を挙げた。今年度、先週まで2勝の厩舎が、である。さらに
日曜 阪神 1R ナリタノヘア 優勝
これで、今年度5勝。内、3勝がこの土日だったのだ。
松下武士 調教師 1980年 12月14日生まれ
これは、赤穂浪士四十七士らの吉良邸討入りの日付である。
討入りの日生まれの武士の厩舎が、際立つ発射を遂げる!
殊に、土曜東京ジャンプ。ここでは私もご推奨した
1枠 1番 オースミムーン 高田潤 松下武士厩舎
鮮やかに勝利。無論これは、宝塚歌劇団月組(現在、東京宝塚劇場で公演中)に通じるムーン馬。そして、討ち入った赤穂浪士の中の
高田郡兵衛 槍の遣い手
これと合致する高田騎手だったので、この3番人気をわたくしも申し上げていた。
プレゼンター、元宝塚男役トップ 真矢ミキ これも次の暗示と見て、お伝えした。この方は、芸名は 真矢みき → 結婚を機に、真矢ミキ と改称されたが、どちらでも示す先は同じ
2015年6月6日 阪神
10R 三木特別
11R 鳴尾記念 優勝 ラブリーデイ
この、ミキ = 三木 で、ラブリーデイを暗示すると、当日申し上げた。さらに、この宝塚記念当日の阪神のイベント
日刊スポーツ VS JRA-VAN
宝塚記念GⅠドリームレースを先読みせよ!
このイベントに、元阪神タイガースの「代打の神様」、桧山進次郎が出演すると告知された。
先ず、何故、宝塚の検討会に日刊スポーツなのか? 年間、日刊スポーツの提供する重賞は2つ。今年は既に2つとも終わっており、
日刊スポーツ賞中山金杯 ラブリーデイ 優勝
日刊スポーツ賞シンザン記念 グァンチャーレ 武豊 優勝
前日土曜阪神メイン グリーンステークス を12番人気 武豊 が勝利したのも、これが根拠であり、愈々、日刊スポーツのメッセージとは、ラブリーデイであることが濃厚となった。
さらに、桧山の登場だが、実に中央競馬に檜山特別と云うレースがあり、これを調べると異様な事実が浮かび上がった。
2012年 檜山特別 ダノンゴールド 優勝
2013年 檜山特別 ダノンゴールド 優勝
実にこれは、
2013年 宝塚記念 ゴールドシップ 優勝
2014年 宝塚記念 ゴールドシップ 優勝
この2年連続のゴールド馬の勝利をなぞっていた。ある種の予告だったのである。
これを踏まえれば、当然2014年、去年の檜山特別が何らかの今年の宝塚への予告を含む、と考えるのが自然だ。実に、去年6月28日、宝塚記念前日の函館のこの檜山特別。これにはダノンゴールドは出走もせず、8枠の優勝だった。これが、今回、ゴールドシップの3連覇は成らず、8枠が勝利する、この告知だった。
伊達に、元阪神選手・桧山を出した訳ではない。
さらに、当日阪神イベント
宝塚記念GⅠも”おっさん゛におまかせ
ちっちゃいおっさんトークライブ
これが予定され、結局、どういう都合かちっちゃいおっさんは登場しなかった。このちっちゃいおっさんとは、尼崎の非公認キャラ。そして、最も近い尼崎のレース
2013年6月23日 阪神10R 尼崎ステークス
1着 4枠 4番 セイクリッドセブン 川田 7番人気
2着 4枠 5番 スマートリバティー
川田優勝のゾロ目のレースだったのである。これが、やはり、川田の優勝で、結局はゾロ目と見せつつ、同一馬主、同じ勝負服2頭でのワンツーの暗示だった。
赤穂浪士宝塚だと断言したが、次の傍証も見つかっており、お伝えしていた。
赤穂特別 実施時期、12月の阪神
2011年 ローマンレジェンド 優勝 川田将雅騎手
2012年 トウショウヘイロー 優勝 川田将雅騎手
2013年 トウショウヘイロー 優勝 川田将雅騎手
実に、川田の3連勝!
わたくしは今回の所謂「ゴールドシップ宝塚記念」。3年越しの一大プロジェクトだと申したが、ずっと以前からそのプロジェクトが画策され、着々と布石を打たれていたことが解かる。ただ結果だけ、その場で突然「レースと云う体裁」を取って、ファンの前に示されるだけだ。実際は総てが「お芝居」。脚本通り、上演しているだけだ。予定通り、それまでの関連レースを進め、偶々ではなく、予定通り、ゲートから出ず、リハ通り、横山がスタート直後に首を振って見せ、終わってからも、何故出遅れたのか、議論が起き、ジョッキーらが決められた通りのコメントをする。馬任せで責任を転嫁するが、実際は皆、人の指示通りなのだ。
上記、2014年 赤穂特別 このレースには川田は出走せず、しかしこの当日のメイン重賞
2014年12月6日
中京 金鯱賞 優勝 ラストインパクト 川田騎手
結局、3年連続、赤穂のレースを川田が勝ち、仕上げの去年は、同じ日の重賞制覇。この時の2着が サトノノブレス 池江厩舎で、今回の
宝塚記念 ラブリーデイ 優勝 川田騎手 池江厩舎
この脚本に添い、このレースもまた、執り行われていた訳だ。
土曜、長々として情報となったが、次の下りは著名な場面でもあり、皆様方にもご紹介した。お若い方々だと『忠臣蔵』に通じておられず、歌舞伎でも時代劇でも御覧になられたことが乏しいかも知れないからだ。
御紹介した、両国橋での宝井其角と大高源吾の出会い。歌のやり取り、その後、其角はみすぼらしい身なりの元赤穂浪人が、明日待たるる その宝船 と正月の七福神の乗る宝船に託し、明日が待ち遠しい、すばらしいことが待つ、と返した下の句の真意を量りかね、その足で同じく俳諧の弟子に当たる、土屋主税の屋敷を訪れ、この出会いの話をする。すると、土屋の殿様がこの意味を読み解き、「其角殿、今宵あたり、面白いものが見られるかも知れませぬぞ」と告げる。実は、土屋様のお屋敷は吉良邸の隣家だったのだ。
その夜、夜中の隣家の騒動に気付いた土屋主税。家来らに起こされ、庭先に出る。と、塀越しに討入りの浪士の一人が、「吾ら旧浅野の家臣ども。亡君・内匠頭(たくみのかみ)の鬱憤を散ぜんとかくは吉良様のお屋敷に今宵推参仕った次第。何分御当家に御迷惑はお掛け致さぬ故、しばしのお見逃しを。」と呼びかける。対して土屋様「相解かった。存分にお働きなされよ。なお、当家に逃げ込む者あれば、何ぴとと云えども、塀越しに送り返す」と答え、深夜のこと、塀越しに高張提灯を掲げ、庭先を明るくし、助力する。そして、家来らの前で「武士道、今だ地に落ちず」または「武士たるもの、かくありたきもの。浅野殿はよい家来を持たれた」と歎ずる。武士(さむらい)、武士(さむらい)を知る、と云う名シーンで、大物俳優がカメオ出演で貫禄を見せるシーンである。
これをまた踏まえたレースであることを示すのが、最も近い両国のレース
2012年3月11日 中山9R 両国特別
1着 8枠16番 メイショウツチヤマ
2着 5枠 9番 ウッドシップ
同じ シップの馬 2着で、メイショウツチヤマ → 名将・土屋(つちや)様 この 8枠16番勝利 である。
宝塚は、同じく シップ馬の隣の8枠16番が優勝した。
枚挙いとまない、傍証、告知レースが用意され、大本番を迎えたのである。如何に意外な結末だろうが、「もう一度レースをやったら全く違う結果になる」などと云う回顧は愚かに過ぎる。GⅠレースはきちんとテーマがある、プロジェクトなのである。
わたくしは今回、出馬表が出て
8枠絶対的! ゾロ目濃厚
こう読み、この基本は間違っていなかったが、結局は8枠の優勝で、ゾロ目ではなく、同一要素のワンツー、即ち同じ金子真人オーナーの馬の1・2着と云う、揃いだったのである。同一馬主、全く考えない相手ではなかったが、まさか!だった。
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「忠臣蔵」は日本人の魂である。赤穂は宝塚と同じ、播磨の国。
阪神競馬場の所在地は、大阪ではなく、兵庫県宝塚市である。
昨年100周年を迎えた宝塚歌劇団だが、99年目、100年目、101年目と、この播州が生んだ史上名高き壮挙を、ターフで歌劇団になり代わり、上演する3年越しの討入りロマンだったのである。主役はゴールドシップ。最後は撃沈。2着でなく、着外だったのは、長江で中国船が転覆したからではなかったか。遂には吉良の白髪首は落とされる。
締めは雪の名残る、江戸の街中を庶民の喝采を浴びながら、亡君の眠る高輪泉岳寺へ威風堂々凱旋する、赤穂浪士らの、一夜空けた、本懐成就の晴れ姿。
晴れやかな日本晴れ ラブリーデイ
だったのだ。
日曜東京2R に次の配置があった。
8枠15番 スカイトップ
8枠16番 ヒメフジサクラ
このスカイトップとは正しく、現在宝塚大劇場で上演中、
宙組公演 『王家に捧ぐ歌 ~アイーダより』
主演 朝夏まなと
この 宙(そら)組トップ = スカイトップ こう解釈し、お伝えした。
そして、この朝夏まなとは、川田騎手と同じ佐賀県出身。2011年九州新幹線鹿児島ルート全線開業を機に、「さがさくらジェンヌ」に任命された。これを映すのが、ここの8枠 スカイトップ と サクラ馬 この同居だったのである。
向こう(JRA演出側)は向こうで懸命に、訴えかけているのである。
函館開催のキャッチで言っていた。
夏しかできない
「こい!」をしよう。
これは、来い!であり、恋!であり、函館から告げる、宝塚記念優勝馬 ラブリー馬 の訴えだったのである。
わたくしはこの忠臣蔵宝塚記念と云う認識を踏まえ、いざ!大決戦 とここに記した。
ヴェルディ作曲、『アイーダ』の凱旋行進曲が聞こえる。