改めて、歴史を重んじ、歴史を辿るJRA演出側の遣り口。しみじみと思い返した。注目は
1976年
この40年前だった先週。いやこのところ、あるブームにも乗って、ずっとそうだったのかも知れない。
この40年前。生まれてもおられない方々も見返されたら良い。この年、
1976年(昭和51年)
1月 3日 『クイズダービー』 (TBS 司会大橋巨泉) 放映開始
1月20日 ヤマト運輸 が 宅急便を開始。
1月31日 鹿児島で五つ子誕生
2月 4日 インスブルック冬季五輪 開幕
2月 6日 ロッキード事件、アメリカで発覚
6月22日 秋本治の 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、週刊少年ジャンプで連載開始
( ~ 2016年 9月まで)
6月26日 アントニオ猪木 対 モハメド・アリ の異種格闘技戦
7月17日 モントリオール五輪 開幕
7月27日 ロッキード事件で 田中角栄 前首相逮捕
8月25日 ピンク・レディー、『ペッパー警部』でデビュー
10月11日 王貞治がベーブ・ルースを抜く、715号ホームラン
10月24日 富士スピードウェイで、日本初のF1グランプリ
11月10日 昭和天皇在位50年式典
11月29日 ユーミン、結婚
12月24日 福田赴夫内閣発足
特筆は無論、ダービーがお茶の間に登場した、今年逝去された巨泉さんの長寿番組開始。
そして、何と云っても ロッキード事件 の発覚、展開。
『こち亀』のスタートに、猪木・アリ戦。このアリも今年鬼籍に。
実に、遂には、前首相が逮捕されると云う世界的に近代政治史上例を見ない事態にまで至ったのだから、小佐野賢治の国会喚問での「記憶にございません」と共に、強烈な印象が残る。
で、申し上げて置く。
頂点は矢張り、元日本政界のトップ田中角栄の逮捕まで視野に入り、5億円と云う巨額の賄賂を巡る、総理大臣の犯罪、その職務権限にまで及ぶ捜査、追及の果て
5月30日 第43回 日本ダービー 優勝 クライムカイザー 佐藤嘉秋厩舎
枠連 3-6
この ”犯罪皇帝” のダービー制覇。かつて申し上げたが、田中角栄の越山会の女王、とも金庫番とも呼ばれた女帝こそ、佐藤昭 であり、サトウヨシアキ の犯罪皇帝とは、無論、田中前首相を指す。この逮捕劇まで見越した、総理の犯罪への断罪を刻印したレースとなった。その後遂に1勝もできなかったダービー馬。
また 猪木・アリ戦 翌日の、6月27日 第6回 高松宮杯(現・高松宮記念) 優勝は
6枠 8番 フジノパーシア 大崎昭一 騎手 柴田寛 厩舎
無論、これは
アントニオ猪木 本名 猪木寛至 (いのき かんじ)
勝ち馬 管理厩舎 柴田寛
この合致。アリ死去の2日後の今年の安田記念 この 6枠8番 モーリス は届かない2着と云う演出だった。
これらもさて、先週土日に関与する事柄として、もっと滋味、着々たる成果の上、一般に認知され、忘れ難い唯一無知の存在として、歴史化されるに相応しい存在が
声優 池田昌子 1939年1月1日生まれ ~
この方だと思われる。
ことは、この1976年の年度代表馬 トウショウボーイ が生まれた、1973年に遡る。この年、ある少女向スポーツアニメが放映され、だが低視聴率の為、原作の中盤で打ち切られ、その後、再放送が高視聴率だった為に、元のテレ朝系から日テレ系列でリメイク。若年層を中心にテニスブームを巻き起こした作品として知られる。タイトルは
『エースをねらえ!』 原作 山本鈴美香
作者は現在、67歳におなりだ。『週刊マーガレット』での連載は爆発的人気となり、が、アニメ化、一旦打ち切り後の再映でのブレーク。無論、主人公の 岡ひろみ と云う一途な主人公以上に、このアニメを伝説化し、圧倒的な存在感を与え、聳え立たせているのは
お蝶夫人 こと 竜崎麗香 (りゅうざき れいか) 声優 池田昌子
である。お蝶夫人を知らず、またこの方のもう1つの代表作、『銀河鉄道999』のメーテル役も知らない方には、お伝えしようも無いが。
このテニスドラマに登場した、女子高校生離れした、超絶的、絶対的な女帝。実に、このライバル関係
県立西高 竜崎麗香 女子テニス部エース 生徒副会長 テニス協会理事の御令嬢
加賀高校 緑川蘭子 通称。加賀のお蘭 西高の宗方コーチの異母妹
このライバルの緊張関係を映し出したレースこそ、実は 1976年 日本ダービー であり、もうお分かりだろうが
お蝶夫人・声優 池田昌子 いけだ まさこ
騎手(現調教師) 池上昌弘 いけがみ まさひろ
これを踏まえ、犯罪皇帝 = 田中角栄 写しのレースであったと主に
1976年 5月30日 第43回 日本ダービー
1着 6枠20番 クライムカイザー 加賀武見 佐藤嘉秋 4番人気
2着 3枠 8番 トウショウボーイ 池上昌弘 保田隆芳 1番人気
(28頭)
本質は 西高 対 加賀高 の両女帝対決
ちなみに テンポイント は 2枠5番 2番人気 で7着敗退。
このダービーは正しく、
加賀の緑川お蘭 (6枠の加賀武見) VS 池上昌弘 = 池田昌子・お蝶夫人
この、超女子高校級の激突の青春レースだった!
相当の御年配の皆様方。この40年前のダービーの時、『エースをねらえ!』視てましたか。
ひろみ、あたくしのサーブが受けれて (お蝶夫人)
実写ではないが、テニスなので、短いスカートの女子達の映像を楽しみなボーイファンも多かったろう。
また、宗方コーチや藤堂さんの顔だち、ヘアスタイルには、宝塚的と云うよりも少女漫画の余りの浮世離れ、ド夢な理想像、また世界観が具現化され、正直、着いていけない、と思ったのはわたくしの主観か。
競馬だけ夢中で、死角無しの大本命と云われた トウショウボーイ これに テンポイント がどこまで巻き返せるか。それだけが焦点で、アニメどころではなかったような当時パパ、兄さんたち。未熟だったのだよ。
また、テニスこそは、この日本、そして今の平成の世には、格別なスポーツであり、ロイヤルスポーツである。両陛下は、軽井沢のテニスコートでの出会いからスタートされたのである。
これはさて、こち亀40年の連載開始のこの76年から、今月終了した40年後の今。
先週もまた、マリアライト 宝塚記念馬 の出走が1つの指標だったのだろうが、結局は、先週の 神戸新聞杯 1976年 トウショウボーイ もまた、クライムカイザー を2着に5馬身差、レコードで逃げ切ったレースである以上、使われたのが、この トウショウボーイ 翌1977年 宝塚記念 だったのである。
1977年 第18回 宝塚記念
1着 2枠 2番 トウショウボーイ 武邦彦
2着 3枠 3番 テンポイント 鹿戸明
3着 6枠 6番 グリーングラス 安田富男
(6頭)
これ以外の3頭の出走馬も、2頭が秋の天皇賞馬、もう1頭最下位が ダービー馬クライムカイザー である。
わずか6頭立てで、全頭、ゆくゆくはGⅠ馬ばかりの豪華版、オールスターキャスト。
この 6頭立て 2番 3番 6番 = 換算 14番 15番 12番 これこそが
2016年 9月25日 第64回 神戸新聞杯
1着 8枠14番 サトノダイヤモンド ルメール
2着 8枠15番 ミッキーロケット 和田
3着 7枠12番 レッドエルディスト 四位
(15頭)
実は、この年のことは、これだけにとどまらない。だから、ここまで申し上げた。
これから先、この秋の競馬に関しては、御登録各位様宛、限定でお伝え申し上げる。
1つの 秋GⅠシリーズ への予告篇として、申し上げて置く。
第50回 スプリンターズステークス これに向け、把握している濃い連動は1つ。過去20年で19回、過去28年で26回。最も近い例外、連動外しは去年だったのだが、しかしその連動外しの去年も、該当レースの1番人気で3着にとどまったゼッケン 2番 これのリベンジ優勝であり、また両レースとも 横山典弘 発射 が合致していた。
わたくしが去年、2枠4番 サクラゴスペル 11番人気 2着 これを本命の次、対抗評価で申し上げたことは、自慢の1つとして申し上げる。ただ、わたくしは 1番人気 ストレイトガール だと思わなかったのである。無論、レース後、サクラゴスペル 教えてくれてありがとうのメールは数多く頂戴した。これから1番人気へ繋げ 馬連 5550円 だった。
もう1つの重賞 第20回 シリウスステークス このレースは、過去19回しかないが、その過去19回で18回と云う連動レースをわたくしはまた承知している。
その唯一の例外も、実は該当レースが同一馬の連覇であり、それを踏まえた例外的な合致が凝らされており、意図的な連動であることは断言、間違いないと申し上げる。
この両レースも含め、ある 2016年秋GⅠシステム に則って、推移してくことは必定である。
シーズン最初のGⅠは、そのシステムを特定するための手掛かりレースであり、今季は、このシステムが読めた段階で、有馬記念までGⅠシリーズを通しての御登録ある皆様方に、解かり次第、このシステム一覧を御送付申し上げる。
秋華賞あたりで、確信できるといいと見ているが。
御登録お問合せ先
sir_delacroix@yahoo.co.jp まで
『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名明記にて、空メールを下さいます様。
無論、年末・有馬記念までのシーズン御登録、来季・皐月賞 また ダービー までの長期御登録。御受け致して居ります。