季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

快挙

2014年01月15日 | スポーツ
スキージャンプのワールドカップ・フライングで葛西選手が、何と41歳で優勝した。10年ぶりの優勝だという。報道もされたようだから知っている人はいるだろう。

僕は実況を見ていた。ジャンプは二回飛んで合計で順位が決まる。一回目で並み居る強豪を押さえて一位に立ち、二回目は最後に飛ぶことになった。

一度目の順位が低い順に飛ぶのである。

直前の数人が次々に素晴らしいジャンプで記録を更新していき、葛西選手を
はじめとする日本人選手がこういったシチュエーションで失敗ジャンプに終わることが多かったことを思い出してハラハラした。

しかしここでも最長記録をマークして見事な優勝を遂げた。

気持良かったのは、ライバルチームのコーチ達までが興奮してガッツポーズしていたことだ。

葛西選手のところにも、何人もの選手が寄って来て、負けた選手達とは思えない表情を見せながらお辞儀し、握手と抱擁をしていた。これも珍しい光景であった。

好成績をおさめたドイツの選手が、インタビューで自分のことは一言だけ、葛西選手のジャンプに興奮し感動したことを喋っていたのが会場の雰囲気をよく伝えている。

数日遅れだが、とても気持が良かったことを書いておきたくなった。