今日、ねぶた師竹浪比呂央氏から以前からお願いしていた行灯が納まりました。前の行灯の絵が色褪せたのでリフォームに出しておりました。国宝ならぬ社宝であります。早速灯りをつけて鑑賞しました。
春は花
秋は月
冬さえて
涼しかり
(道元禅師)
趣があって風流な行灯に生まれ変わりました。四季の移ろいがテーマです。
この道元禅師の歌が元歌となり良寛禅師の歌ができたそうです。
形見とて
何か残さん
春は花
夏ホトトギス
秋のもみじ葉
(良寛禅師)
名声や財産など生きた証を残したいと人間は思いますが、良寛禅師はただ自然の営みこそが証であると歌ってます。子どもの純真な心の中に仏を見いだし、誰よりも子どもたちを愛し、一緒に遊んだ良寛さんの生き方に共感を覚えます。
「一灯照隅、萬灯遍照」
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