「生まれて何も知らぬ吾子の頬に母よ絶望の涙を落とすな」(『頬』)
皇后様が高校時代に詩を習った竹内てるよさんの詩を味わう日にしたいです。
あなたの母は生きてゐた
ながい十五年のわずらひのあひだ
よろこびのすべてである小さな頬を共に
この世の一切を失ひつつ
母はまさしく生きつづけて来た。
さもあらばあれ
母のからだはふるさとである
母こそ
ふるさとである
(竹内てるよ『母ふるさと』)
皇后様が高校時代に詩を習った竹内てるよさんの詩を味わう日にしたいです。
あなたの母は生きてゐた
ながい十五年のわずらひのあひだ
よろこびのすべてである小さな頬を共に
この世の一切を失ひつつ
母はまさしく生きつづけて来た。
さもあらばあれ
母のからだはふるさとである
母こそ
ふるさとである
(竹内てるよ『母ふるさと』)
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