ある仏師が、お観音さまの像を彫ろうとしました。
しかし、尊いお観音さまのお顔をどう彫るべきか大いに迷って居りました。
「お観音さま、どうぞ私の前にお姿をお見せください」仏師は熱心に祈りました。
すると観世音菩薩の声が聞こえて来ました。
「私は変幻自在である。思う通りに彫るがよい」仏師は懇請しました。
「お顔には最高の尊さを込めたいのでございます」すると観世音菩薩はこう教えられました。
「ならば、そなたの父母の顔に似せて彫りなさい。父母の恩は見えない私よりも尊いはずである」と・・
梅花流詠讃歌に「この世の母の おん姿 南無や大悲の観世音」と有ります。
信仰の第一歩は・・両親に素直な心で「ありがとう」と感謝の手が合わせられることから始まります。
それは同時に自分自身に手を合わせることになります。
今の自分が幸せでなければ・・父母に手を合わすことなど出来ません。
ここを外して「正しい信仰」にはなりません。
南無観世音菩薩・・合掌 m(_ _)m
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