motoの徒然なるままに…

日々是好日日記

「心を放り出した男」

2012年03月13日 | 日々徒然
「我々は排泄をする時、どうして出ていくものを繁々と見つめるのか、説明できるかね」と主人に問われ、奴隷は答えて、「その昔、暮らしぶりもお腹も緩々で、糞をするのに何時間もしゃがんでいる王子がおりました。あんまり長い時間をかけて、とうとううっかり自分の心まで放り出してしまった。その時以来、人間は糞をする時、自分も心を放り出しはしないかと恐れて、屈みこんで下を見るのです。でも、あなたは心配いりません。心を放り出す怖れなし、心がないのですから」(イソップ伝)
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