こんにちは!
国立東埼玉病院リハビリテーション科医師です。
さて、今回はちょっと変わったテーマについて書きたいと思います。
それは発達障害のリハビリテーション。
もともと私が精神科も好きなこともあって、このテーマを選んでみました。
発達障害のプロでもなんでもない一般人の私が、こんなテーマで書いてよいのか
という指摘も受けそうですが、私の勉強がてら書いておりますので、「ふーん」
程度にお読みくださいませ。
さて、そもそも発達障害とはどのような障害のことを指すのでしょうか?
法律に発達障害者支援法、というものがありまして、その法律の対象となる疾患は
「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害
その他これに類する脳機能の障害」だそうです。ただ臨床的に診断の境界判断は難しく、
また子供の場合は、知的障害や協調運動障害がオーバーラップ、混在していたりして、
「発達障害」という言葉の概念の線引きの難しさを感じます。
発達障害の評価方法としては、様々なツールが開発されています。
例えば自閉症スペクトラム障害が疑われる場合にはM-CHAT、注意欠陥多動性障害が
疑われる場合にはADHD-rating scaleⅥ、Conners3などがあります。また、WPPSI
やWISCと呼ばれる評価法は知的能力をみるためによく用いられる検査です。
今週はここまでです。次回はどのような治療が行われるのかについてお話したいと思います。
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