外も徐々に秋の風に代わってきましたが、元気でお過ごしでしょうか。
今年の夏は東京オリンピックがありました。
メダルを取ることがすべての結果ではありませんが、たくさんのメダルが取れ、
選手たちの夢がかなったことは喜ばしいと思いました。
たくさんの試合があった中で、心に残ったのが選手の喜び方や、実況中継の名台詞でした。
柔道の阿部詩選手は決勝戦で勝ちが決まった瞬間、畳の上でばたばた手足を動かし、
すぐに四つ這いでまた喜びをぶつけていました。その時の顔は、泣いているのか笑っているのか
わからないくらいだけど、夢をかなえた人の喜びの表現なんだなと思ってみていました。
それとは対照的に、お兄ちゃんの一二三選手は、優勝が決まっても冷静でした。その時の実況では
「やっぱりお兄ちゃんも強かった」とアナウンサーが選手の栄光を興奮気味にたたえていました。
水泳の池江瑠花子選手は、選手として選ばれ本当に幸せと参加できる喜びを語っていました。
続けて行われたパラリンピックもたくさんのメダルを獲得しました。
見たことのない種目もありましたが、テレビではルールの説明もしてくれて、応援しやすかったです。
車いすバスケットボールや車いすラグビーは、大迫力で病院では決して目にすることのない衝突や
全速力でゴールに向かう姿は真剣そのものでした。
障害があるからできないのではなく、ルールややり方を変えることで、障害の度合いに合わせて
スポーツに参加できることを知り感動しました。
参加できる喜び、感謝、メダルを獲得する夢、あきらめずに練習すること。選手のみなさんの目標は
それぞれかと思います。
リハビリも頑張った分だけ結果が出るとは限りませんが、努力しないと達成できないことはあると
思います。
大変な世の中の状況での開催でしたが、多くの気づきを頂けた気がします。
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