こんにちは!
東埼玉病院リハビリテーション科はDr、PT、OT、ST、助手合わせて49人の大所帯なので、毎年新入職者が入ってきます。
我々PT部門では昨年度から新卒者向けの指導方法を改めました。
背景として新型コロナウイルス感染症により、学生の時に臨床実習を十分に受けられなかった新卒者が実践的な指導を受けられるように配慮されたものとなっております。
大きく変わった点は以下の3つがあります。
①新人教育ラダー(図1)というものを用いて、時期ごとの到達目標を可視化したこと。
②新卒者と指導者の2者ではなく、それを監督する者を含めた3者で指導をしたこと。
③2ヶ月おきに3者での振り返りの機会を設けたこと。
私自身は4年前に従来の1対1での新人指導を経験し、今年度は新たな方法での新人指導を経験しています。
感じたこととして、まず新人指導を行うことは指導者側にも負担が感じられますが、監督者がいることで負担が複数に分散されます。
また監督者も新人の到達度を詳しくわかっているため、相談がしやすく、指導者として自分に足りない点もよくわかり、指導方法の工夫にもつながります。
また、新人教育ラダーを用いることで、課題や到達度がお互いに実感しやすく、指導者ごとの差が少ない、毎年平等な指導を行うことができると考えます。
ちなみにこの時期の到達目標を以下に載せましたので、ご参考になれば幸いです。
新たな新人教育方法に手応えを感じつつも、まだ2名の新卒者にしか適用できていない試運転の状態であるため、課題を見つけつつ、より良い方法を探していきたいと思います。
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【注意】
本ブログの掲載記事は,個人的な見解を含んでおり正確性を保証するものではなく,
当院および当科の総意でもありません.引用や臨床実践等は各自の判断と責任において
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