婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

帰り道

2009-03-09 10:12:27 | Weblog
小学校の時の同級生とおしゃべりをしての帰り道。
しばらくぶりでしたのであっという間に時間がたってしまいました。
飛び乗った電車は酔客でごったがえし
若い人達が声だかにもりあがっています。
腕組みをして足をめいっぱい広げて うつらうつらしていた中年の男性が
「うるせぇ~!」と大声をあげましたが にぎやかさは相変わらず
「小学生じゃあるまいし うるせぇんだよ!」
小学生の言葉に不謹慎にも笑ってしまいました。
そんな中 携帯片手に一心に何かを見ている女の子がいました。
山高帽に大きなサングラス 青のラメ入りストッキングにホットパンツ 靴は黒のエナメルにピンヒール。
自分を隠したいと思いながらの装いが目立ってますよ。
見るとはなしに ついちらっと
幼さが残る面差しに あれ?っと思ってしまいました。
どうみても少女。
よけいなお世話だけれど こんなにおそく 普通なら親が心配する時間なのに・・。
つらつら考えていたら降車駅
なんと その少女も降りたのです。
そして やおらに携帯をとりだして
「帽子かぶってるんでしょ?」
「先にお金をくれるんでしょ?」
大きい声で話しながら階段を上がっている。
なにっ?お金?集金?
あっ!いた。
くたびれた野球帽にジャンバー姿の30代半ばの男。
やはり携帯を耳にあてていました。
ああ よかった 見つかった!私がみつけてどうするんだと思いながら
めまぐるしく頭は回転する。
これはもしかしたら 援交の待ち合わせ?
おこづかいがもらえて 寝る場所があって
とりあえず ほっとしているであろう少女。
お金がかかっても とにかく性のはけ口が得られた男。
なんだかねぇ~

 
とても悲しい気持ちを抱えての帰り道でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿