e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

彼岸西風

2010年08月28日 | 我が家
ここ数日、いろんなコメントを戴いていたのに返事を書けませんでした。

実は20日に母が倒れたのです。

この日は日本列島の南岸を前線を伴った低気圧が通過。

近畿地方は午後から天気回復の見込み。

私たちは、子どもの希望を聞いて和歌山へ魚つりに出発。

最後まで、高野山へ参るかを迷っていたのですが・・・

お昼に雨は上がったのですが、魚は殆ど釣れず。

子どもを送って神戸へ向かおうと高速道路を走っている最中に、

母が倒れたとの連絡を受けました。

母は、あの日もいつもと同じように共に朝食を摂り、我々の出発を見送ってくれていたのです。

病院で緊急手術を受けたのですが、まだ意識は戻っていません。

しばらく、記事が書けないかも知れませんが今後ともよろしくお願いします。

悪人正機説

2010年08月28日 | 我が家
当麻寺の境内を散策していると、突然“善人”という文字が目に入ってきた。

別に本名でもないのに、こんなに反応してしまうということは・・・

この名前を使い出して2年を過ぎたので、自分のことと思うようになったからやろか?

いやぁ~ やっぱり~“善人”と聞くと、心の中に “?”マークが点灯するからやろう・・・

やっぱりお寺で“善人”と聞くと『悪人正機説』。

鎌倉時代に活躍された親鸞聖人の言葉で、「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という悪人正機説と呼ばれる教えがある。
親鸞さんは、自力作善の善人が自ら悟りを開こうとして仏に頼る気持ちが薄いのに対して、悪人は自己の力によって悟りえず仏の救済に頼るしかないので、悪人こそ阿弥陀さまの救いの対象になるのだとお考えになられた。
そこで、一般には悪人が救われるのだから善人が救われて当然と考えがちのところを、親鸞さんは、逆に善人が救われるのであるから阿弥陀さまの救いの対象である悪人が救われないはずはないと、この言葉を残されたのだと言われている。

私はやっぱり悪人なんやろなぁ・・・

写真を正面から撮ったら、そこに自分が写っているのを見て驚き慌てて消去した。

華の香は
風にさからいては行かず
栴檀(せんだん)もタガラも
マリカもまた然り
されど
善き人の香りは
風にさからいつつもゆく
善き人の徳は
すべての方に薫る (法句経54番)


五十回忌

2010年08月28日 | 我が家
今日は少し前から準備してきた亡き祖父の“五十回忌”。

親父は、自分が元気なうちに出来ればと楽しみにしてきたこと。

今朝から、我が家に親戚が集まり法要を営んだ。

我が家のご本尊の前には“赤い蝋燭”と“お赤飯”。

仏事でありながらメデタイのだと言う。

お寺さんも、「子どもが親の“五十回忌”が出来るのは、

親が早ようで亡くなることと、子どもが長生きすることの、

二つの条件が必要なんや。

どちらに焦点を当てて考えるかで、モノの見方や考え方も変わってくる 。

まず第一に、今日こうやって皆が集まって法要が出来ることに

感謝せなあかん。」と仰られた。

しかし、外を見ればこんな日に限って天気予報通りの凄い雪。

法要後の墓参りは大変やったし、

会食を予約してた送迎バスもスリップ。

皆で、我が家に縁のある談山神社にお参りもした。

一生忘れられない雪の日になった・・・

「写真;雪の談山神社」


赤と黒のブルース

2010年08月28日 | 我が家
表装に出し、年末に仕上がっていた

“四国遍路の掛け軸”を床の間に掛けてみた。


阿弥陀仏の周りに89個の御朱印。


四国のことが思い出される。

最初は2003年7月5日。

徳島県内は日帰りバス旅行を5回。

それからはマイカーで1泊2日を4回、2泊3日を1回。

結願は2007年8月6日やった。


ブログのコメントに四国遍路の話題の書き込みがあると、

ガイドブックを本棚から取り出して眺めてしまう。


もうすぐ、亡き祖父の五十回忌。

親戚に集まってもらい年忌を行う。

そのときまでに間に合うようにと、四国遍路を急いだのだ。


西国 札所で朱印を書いておられた恩師は、

この朱印を“赤と黒のブルース”と言っておられた。

なかなか上手い表現やなぁ・・・


せやけど・・・

お四国の掛け軸は、思い出も多い分、

お金もかかったよなぁ~















ガメラ出現!

2010年08月28日 | 我が家
昨夜は新年会、ブログの連続投稿は途切れた。


帰宅したのは午前様・・・


しかし、我が家の前を流れる川が気になる。


先日より河川の整備工事?がはじまり、川底に堆積した土砂が重機で取り除かれたのだ。


その作業によって出現したのが、我が家を守ってくださっている“お亀様”の頭の部分。


そう、以前ブログに書いた、私が祖母から聞いた我が家に伝わる“亀石伝説”!

昨日の出勤時、作業員のおじさんがその亀の頭に乗って、鍬やら箒で石を綺麗にしてくれていた。

私には、その作業が愉快に見えて、

おじさんがしなくても、この三連休に私がするのに・・・と思って眺めていた。

だから、酔っ払って帰宅しても、真っ暗な川の中の亀が気になったのだ・・・

昨夕からの雨は、久々に地上に出現した亀の顔を洗い、

我が家の前に、さっぱりした顔のガメラ?が出現した!


社長命令

2010年08月28日 | 我が家
明日は今年最後のゴルフコンペ。

しかし、天気予報は生憎の“雨”・・・しかも、まとまった冷たい雨とのこと。


2~3年前の秋のこと、皆と行ったゴルフコンペで、社長と同じ組でラウンドすることになった。

その日、ゴルフ場は大繁盛。

あるホールは大渋滞のような状態で前の組をず~っと待つことになった。

私たちの前の組も私たちと同じコンペ仲間。

ある人のティーショットは、ほとんど空振りに近い状態でかすっただけで、ボールはすぐ右前の林の中に転がり落ちていった。

それを見ていた社長は、退屈だったのかその林の方に散歩に。

やがて私たちの番になっても、社長は戻って来ない・・・

「オーイ!」と叫び・・・捜索隊を出そうかと考え・・・

やっと戻ってきた社長は、スーパーのビニール袋いっぱいのゴルフボールを持っていた。(林の中に袋まで落ちていたとのこと)

社長は私に「このボール洗っておいてくれ。そのなかから5個ほど綺麗なボールを私に持って来るように・・・」と、社長命令。


私は翌日、農機具倉庫の前の水道でゴルフボールを洗った。

秋のことで倉庫の前の道を多数のハイカーが通っていた。

私の後ろ姿を見て「何を洗ってはるんですか?芋ですか?栗ですか?」と聞いてきた。振り向いた私はどう答えていいか悩み、洗濯桶の中を覗きこんでしまったハイカーも返す言葉に困ったようだった。

明日は無事、風邪も引かずに帰宅出来ますように・・・




11月22日

2010年08月27日 | 我が家
昨日、11月22日は“いい夫婦の日”だったとか。

そのことを今朝、二日酔いの頭で新聞を読んで知った。

某生命保険会社の実施したアンケートによると、理想の夫婦のナンバーワンは、三浦友和・山口百恵夫妻だったとか。

そして「夫婦の会話時間」の質問に、平日は「30分以下」が4割を占めてトップ、休日では「1~2時間」が1位だった。

「配偶者に愛情を感じているか」の質問に、平日の会話30分以下と答えた人の3人に1人が「あまり愛情を感じない」「ほとんど愛情を感じない」と答えたとのこと。

「もっとも愛情を感じる言葉」は、夫が「ご苦労さま・お疲れさま」、妻は「ありがとう」を挙げたのだとか・・・

昨日、家人は町医者の紹介状を持って大きな病院へ受診に・・・私は例のごとく、週末の宴会だった・・・

本日は祝日、わたしたち夫婦の会話時間は一体何分あるのだろうか?



ダブルボギークラブへ

2010年08月27日 | 我が家
昨日、久々にゴルフ練習場へ。

本当に久々だったので、練習球のカードも期限切れ。

フロントへ行って新しいカードと交換してもらった。

クラブを振っても、自分が振られているような感覚。

床をたたいたりボールの上をかすめるような始末。

結局最後の方は、“練習に来なけりゃよかった・・・”と思いながら帰宅。

でもその間、違う練習はしていたのですよ!

そう“イメージトレーニング!”

山際淳司の『ダブルボギークラブへ ようこそ』を読んでいたのです。

明日のゴルフ、せめてダボで回りたいなぁ~ 

いやいや100切りたいナァ~


夕焼け特等席

2010年08月27日 | 我が家
みなさんは夕暮れ時に、

ぼんやり出来る場所をお持ちでしょうか?



誰もが夕焼けの美しい場所を、

いくつか思い浮かべることでしょう。



その場所が自分だけの場所なら、

さらにいいですよねぇ・・・



私もありますよ、そんな場所2~3箇所・・・



特に“今日は夕焼け美しそうやなぁ~”とか、

“ひとりでぼ~っとしたいなぁ~” って思ったら、



すぐに行ける場所がいいですね。



写真は、私の夕焼け特等席。




夏の終わりの恒例行事

2010年08月27日 | 我が家
我が家の夏の終わりの恒例行事。

夏の終わりは家族総出で“植木屋さん”の手伝い。

いつも8月の最後の土・日曜日は“植木屋さん”が庭の手入れに来てくれる。

私もコスト削減と趣味の園芸の手習いを兼ねて庭の片付け。

小さな“攫い”と“み”を持って葉っぱや小枝?を集めるのだ。

ただし、熱中症の対策は万全!

例えば昨日の水分補給。

・10時の休憩に500mlのロング缶

・昼食時に500mlのロング缶と少しだけ昼寝

・15時の休憩に500mlのロング缶

・夕食時に大瓶2本

・風呂上りに500mlのロング缶

・その他、お茶やポカリスエット等・・・

もうすぐ9月やと云うのに、なんちゅう暑い日続くねん!

ビール冷える前に飲んでしまうやないか!

庭が綺麗になると、我が家にも9月がやって来るのです・・・

「写真;台湾ビール」

恩師の死

2010年08月27日 | 我が家
今日は高校時代の部活(山岳部)顧問先生のお通夜に参列。

高校の校長を定年退職後は大学で教鞭をとられていたのだが、

体調を崩されたようで・・・

先生との出会いは高1の夏合宿・初めての日本アルプス“剣・立山”へ。

先生は「痔やから・・・」ということで、私が先生の荷物を全部背負うことになりました。

「山酔いに負けないように酒を飲め!」とも仰られ(もう時効ですよね)・・・

高2の3月、先輩とのお別れ登山で吉野・大峰・弥山へ。

しかし、弥山山頂付近でテントを張っていると、季節はずれの低気圧が日本海を通過。

一晩で40~50cmの積雪に遭ってしまい、登山道が不明?状態に・・・

先生は心配して麓の集落まで迎えに来て下さってました。

携帯も何の連絡方法も無い時代。

先生とそこで会えたことも本当に偶然でした。

私たちの無事な姿を見て安心されたようで、

何時間待ってくださってたのかを聞くことができませんでした。

この夏、恩師を偲んで登山を計画することに今夜決まりました。

「写真;高見山の笛吹岩(3月)・・・高見山の開祖上人が月夜にこの岩峰で笛を吹けば、両谷より雌雄の大蛇が駆け上がり笛の音を陶然として聞き入ったと云う。

    正面;台高山系(大台ケ原の方向) 、右遥か前方;大峰山系」


子どもが欲しがったモノ

2010年08月27日 | 我が家
昔、子どもが小さかった頃に欲しがったモノを、飛鳥で見かけた。


そのモノは、とある大学の施設の庭にあった。

我が家を建てた時、“衝立”と“テーブル”を買いに行った話はこれまでしてきたのだが、そのお店の門先に味噌樽で作った“茶室”があったのだ。


小さかった彼らは、その茶室に通していただき、まるで秘密基地に入った隊員のように気に入って、そこから出てこようとしなかった。


お店の人も

「そんなに気にいったんやったら、お父さんに買ってもらったら? 

安うしときますから・・・」

と云うものだから・・・


子どもは欲しがって、欲しがって・・・

本当に大変でした・・・

(あの時、買っとけばよかったのかも・・・)


メタボリック

2010年08月26日 | 我が家
この何年かの間で、私の体重が・・・


今流行の“メタボリック・・・”。

この影響はいろんなところに出てきてしまっている。


昨年末、私が自動車を運転していたら助手席の家人がこう言った。

“あんたの薬指の指輪から先、指の色悪いんとちがうん? 

何かあって抜けへんだらあかんから、今のうちに抜いとかんなあかんで・・・”

それからというもの、信号待ちをするたびに指輪を抜こうと悪戦苦闘。

それが不思議なことに・・・ある信号で偶然抜けたのだ。


それからは失ってはいけないので、家人に指輪を持ってもらっていた。

先日、(いろいろあって)私の指輪を“サイズ直し”することにした。

昨日、“サイズ直し”が終わった指輪を貰いに行き、

久しぶりに、私は新品のように輝く指輪をはめた。

結婚生活もう少しで25年。

薬指の輝きすぎる指輪がとても気になる。

それにしても、メタボリックはオ・カ・ネ・ガ・カ・カ・ル。











仮免許練習中

2010年08月26日 | 我が家
この3月、次男が自動車の運転免許を取りに家に戻って来た。

短期集中コースを申し込み、この3月中での取得を目指したのだ。

彼がバイクに乗りだしたのは、昨年の春。

離れた土地で新生活を始めるのに、どうしてもバイクが必要になったから。

それまではバイクに触ろうともしなかった。


その彼が今度は自動車の免許を取るのだという。


仮免許が貰えれば、白い紙に“仮免許練習中”とマジックで書き、

家の近所の道を親子で練習出来ると、私は密かに楽しみにしていた。

ところが彼は、仮免許を貰っても自宅の車に乗ろうともせず、

昨日、ついに本物の免許まで貰ってしまったのだ。

それでも彼は、自宅の車に乗ろうともしない・・・


私の密かな楽しみは叶えられないまま、次の4月が始まろうとしている。


安全運転を祈る。


「写真;ドイツ・ローテンブルクで見かけた道路標識」


古本屋で見つけた『北海道』

2010年08月26日 | 我が家
少しだけ昔、私が鄙びた古本屋で見つけた本は、


『北海道』というタイトルの本だった。


著者は中谷宇吉郎・木田金次郎で昭和35年7月発行。


紙が黄ばみ、年季の入った雰囲気が気に入り2冊購入することにした。


何より私が大好きな“北海道”の自然が一杯詰まった本だったからである。


転勤で異動が決まった友に仕事で苦労を共にした記念にと、


その一冊の裏表紙に私の思いを書いて、贈って別れた。


たしか3年前、2月末の土・日曜日をかけて流氷を見に行った北海道で


私と家人は記録的な嵐に遭い、陸の孤島となった網走から出ることが出来ず、


帰りの飛行機が飛ぶのを2日ほどただ待っていたのを、

『北海道』の頁を繰りながら思い出していた。

「写真;古本屋で見つけた『北海道』」