e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

田原本青垣生涯学習センター

2011年10月20日 | 建築物
建築のパブリックスペースにとっては回遊性をもつことが空間そのものの楽しさを与えます。
田原本青垣生涯学習センターは多目的ホール、図書館、公民館、唐古・鍵ミュージアムの複合施設です。

なかでも唐古・鍵ミュージアムは小さいながらも充実した展示を誇ります。

各階段の踊り場には遺跡の展示スペースを設け、施設全体にミュージアムとしての機能をもたせています。

このことが施設に回遊することの楽しさを与え、回遊する空間がコミュニケーションの発生を促し、生き生きとした場所となることを期待しています。
この建築では楕円をモチーフとしたプラザが回遊性の象徴として、この場所を中心に各ゾーンを配置しています。

プラザの2階にはウッドデッキが周回し、2階ロビーとデッキとを自由に行き来することで人々は内外空間の回遊性を楽しむことができます。