e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ビリケン・八福神めぐり

2012年08月15日 | 薀蓄
ビリケン(BILLIKEN)は、1908年(明治41年)アメリカの女流美術家 フローレンス・プリッツという女性アーティストが、夢で見たユニークな神様をモデルに制作したものと伝えられています。

トンガリ頭につりあがった目という、どこかしらユーモラスな姿は、たちまち「幸福のマスコット」「福の神」としてアメリカを始め世界中に大流行しました。

日本でも花柳界などで縁起物として愛されていました。

世界的な流行を受けて、1912年(明治45年)オープンした「新世界」の遊園地「ルナパーク(月の園)」では、さっそく「ビリケン堂」を造りビリケンを安置。

これは大当たりし、新世界名物としてその名をとどろかせ、ビリケン饅頭やビリケン人形などのみやげ物まで作られました。

また「福の神・ビリケン」を七福神に加え、「八福神めぐり」なども流行したと伝えられています。

しかしビリケンは、ルナパークの閉鎖と共に行方不明になってしまいました。

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