e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

粟津温泉・法師

2010年08月30日 | 山・川・水・温泉
話は北陸への旅の続き。


一乗谷朝倉氏遺跡見学の後は,昼食,越前大野で「越前そば」。


その後,家人が望んだ「福井県立恐竜博物館」へ。


私は一昨年の夏も行ったので・・・(ブロ グ左サイドバーにフォトアルバムあり)


私の今回の旅の最大の目的は,ギネスの宿「法師」!


今夏,奈良は平城遷都1300年祭が話題やけど,「法師」の開湯は養老二年(718),平城遷都とほぼ同じ歴史を持ち,『世界で最も歴史あるホテル』としてギネスに認定されているという。


@法師の歴史について


奈良の都を中心に仏教が盛んになったころ、一方では多くの名僧が人跡未踏の高い山に登り、厳しい修行を積んで仙人の術を会得 し、山岳仏教をおこしました。その一人が有名な泰澄大師。泰澄は越前国・麻生津に生まれ、養老元年五智の樵夫(きこり)・笹切源五郎(ささぎりげんごろう)の道案内により、初めて白山の山頂をきわめ、そこで何年間も修行を続けたのち、山頂に一寺を開きました。


泰澄大師が白山山頂で荒行を始められてからおよそ一年後のある夜、白山大権現が夢枕に立たれて、こう申されました。


『この白山のふもとから山川を越えて五、六里行ったところに粟津という村があり、そこには薬師如来の慈悲による霊験あ らたかな温泉がある。しかしながら、まだ、だれ一人として地中深くに隠れたその霊泉のことを知らぬ。お前は、ご苦労ではあるが山を下りて粟津村へ行き、村人と力を合わせて温泉を掘り出し、末永く人びとのために役立てるがよい』


神のお告げに従って粟津へ赴いた大師はすぐさま村人の協力によって霊泉を掘り当て、試しに病人を入浴させたところ、たちまち永患いが治りました。そこで大師は、それまでずっと身近に仕えていた弟子の雅亮法師に命じて一軒の湯治宿を建てさせ、その湯守りを雅亮法師におかませになりました。


ちなみに雅亮法師は初めて大師を白山山頂までご案内した樵夫・笹切源五郎の次男でございました。


これが『法師』と呼ばれる日本で一番古い宿の、四十六代にわたる歴史の始まりでございます


私,この宿を知ってから,行きたくて泊まりたくって・・・


今回,やっと実現しました!


「写真;法師正面,右の木は「黄門杉」


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