e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

中谷宇吉郎 雪の科学館

2010年08月29日 | 建築物
彼が2日目のメインに選んだのは、石川県加賀市にある“中谷宇吉郎 雪の科学館”。

以前このブログで紹介した、私が古本屋で出会った『北海道』の著者である。

彼が北海道大学の教授で雪の研究をしたことは知っていたが、

加賀市の生まれであることは知らなかった。

私たちが宿泊した福井県あわら温泉の北隣が石川県加賀市なのだ。

「雪は天から送られた手紙である」

それが彼の代表的な言葉である。

私が中谷宇吉郎を知ったのは、高校生の頃だった。

山に憧れて本を読んでいるうちに、雪や氷について研究していた日本人科学者のことを知ったのだ。

私は出来れば大学生活を北海道で・・・と願ったが、いろいろあって諦めた。

大学生になり北海道へ行った時、北海道大学で真っ先に行きたかったのは彼の常時低温研究室だった。

館内では、シャボン膜での氷結晶成長の実験、チンダル像の実験や過冷却の実験などを体験できた。

実験の説明をしてくださった係りの若い女性は、美しくまるで雪の結晶?のような方やった。

十分に雪や氷を満喫したのだが、見学を終えて一歩館から外へ出たらやっぱりうだるように暑かった。

そうしたら、あまりの暑さにすぐに雪の記憶も解けてしもうた・・・

「写真;中谷宇吉郎 雪の科学館・常時低温研究室の人工雪装置」



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