海外ツーリングのご相談で、”1日にどの位の距離を走れますか?”というご質問が時々あります。これは現地で使う日数を含めて計画段階である程度予備知識が必要となる情報かと思いますが、それと同時に人によってかなり差がある話しでもあります。
多くの場合、日本でツーリングしている際よりも結果として1日に距離を走れるという事ができます。これは日本の道路がいかに走りにくいかという事でもあるので、少し考えさせられ . . . 本文を読む
皆さんから寄せられる相談の中に、"私でも海外ツーリングができますか”といった趣旨のものがあります。これは、いかにも大冒険をしてきたかのように大げさにレポートされている雑誌記事などに影響されての事かもしれませんし、バイク歴なども添えてご相談いただくと、それなりに真剣な悩みなのかとも思いますが、ここで答えておきしょう。”あなたが海外ツーリングをできるかどうか、それは私が決める事ではありません。”
た . . . 本文を読む
海外ツーリングに出ようとする時、誰もが経験者の体験談を知りたいと思うものです。私が海外ツーリングに出た頃はインターネットの時代ではなかったので、専ら雑誌や本が情報源でしたが、やはり何冊もの雑誌や本に目を通したものです。今はインターネットという手段もありますから、より多くの体験談を目にする事ができるようになりました。これなら一昔前のように限られた情報だけを元に試行錯誤しながら旅する苦労はだいぶ軽減さ . . . 本文を読む
日本をツーリングした経験の豊富な方にとって、海外ツーリングというのはそれほど大きな違いは感じないと思うのですが、それでも自由自在に走るにはいくつかのコツがあります。
私の周囲のライダーを見ていると、特にオフロードライダーの場合、日本国内ではトリップメーターを燃料計代わりにしている人が多く感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか。私の場合は燃料計は燃料コックなので(つまり、リザーブになったら慌て . . . 本文を読む
到着してみたらパキスタンはちょうど数日前にラマダンに突入。右も左もわからない私はこの事実がすでに理解できない。とにかく腹ごしらえをしようと町に出てみたけれど、レストランその他、食物を扱うところがどこにもないのです。
仕方がないので宿泊しているホテルに戻ってホテルのレストランへ。
ところがここもテーブルの上にイスが上げてあって、ひっそりしているのです。
とはいえ、従業員が一人。イス . . . 本文を読む
今の私は、自分自身の2つの趣味である、旅行とバイクを結びつけて仕事をしているわけで、誠に幸せな環境といえなくもないでしょう。いや、これでちゃんと人並みに利益がでれば明らかに幸せな環境といえるでしょうから、早くそうなれるようにがんばらねばなりませんね。
私自身も旅人であり、ライダーであることは常に私の感性を拘束し、常に企画に対して自分の主観が入り込みます。企画を含めた業務をすべて一人でやってい . . . 本文を読む
【旅は始まる】
最初の動機はどうにも不純きわまるものであったにもかかわらず、準備を進め、いろいろな問題をクリアし、そして何より他人に”旅への憧れ”を語っているうちに、自分自身も自分の言葉に洗脳されてしまい、いつの間にか目的であった”モテる”事は端に追いやられて、”モテるための手段”であったはずの”旅”がいつしか自分の目的の大きな部分を占めるようになっていました。私の嫌いな”手段の目的化”ですが、 . . . 本文を読む
~少し時代をさかのぼって私自身の海外ツーリングの話をしてみましょう~
【プロローグ:今だから明かせる旅の動機】
20歳の時に体験したタイへの一人旅は極端に頑固で暴力的な父親とやはり暴力的な母親の監視下で”学歴過保護”に育った私にとって非常に衝撃的な体験でした。
当時は今ほど観光地化が進んでいなかったタイへ渡航した動機は、それまでに貯めたアルバイト料でたどり着ける行き先であったことだけ。特 . . . 本文を読む
言葉というのは文化の違いを大いに反映するもので、日本語では1つの単語で表しても、他の言語では微妙な違いを捉えて違った単語で表現する、あるいはその逆という事が多々あります。後者の代表的な例は魚の呼び名。セイゴ・フッコ・スズキなどと魚の年齢でまったく違った呼び名になる“出世魚“の存在は日本人の生活に魚介類が密接に関わってきた事の証として面白いと思いますし、逆に我々がラクダという単語1つしかもたない生 . . . 本文を読む
ある海外ツーリングを何度も経験しているライダーと話していた時に、”僕はパンク修理だってできませんよ。でも何とかなるものです。”という話が飛び出しました。私自身の海外ツーリング経験から言っても、たいていの場合、パンク修理できなくても海外ツーリングはできると思います。
ちなみにここまで読んでホッとしたあなたは、もちろんそれが致命傷になることもあるのは覚悟してください。ある意味、その人がパンクが致命 . . . 本文を読む