先週土曜日に第3回の”スーパーカブで旅するタイ北部”から帰国しました。今回は何かと上手く運んだツアーで、バンコクからチェンマイも理想としていた2等寝台を確保することができました。ツアー報告は明日あたりから、またここにアップしましょう。
さて、本日の話題はその、2等寝台のお話。
タイの2等寝台は上下2段になっているのですが、下段の方が揺れが少ないため、料金が高いのです。今回の2等寝台は全て上段。何も費用を節約したわけではなく、当日の夕方の時点ではもはや上段しか空いていなかったわけです。
寝台は寝る時間以外はボックスシートになっていて、ある時間になると車掌が寝台に組み替えてくれます。つまり、上段の人と下段の人が向かい合わせにボックス席に納まることになります。
上段ばかりを取った我々は基本的にそれぞれバラバラのボックス席になるわけですが、逆に下段ばかりを取ったタイ人コンビとの組み合わせでもあったので、就寝時以外は交代してもらって利用していました。ただし今回の人数は3人(私を含む)なので、ほとんどの時間、ボックス席を3人で利用していました。
就寝時間が終わって目覚めてみると、私の下段の乗客は既に目覚めていました。私は寝台に寝そべったまま読書していたのですが、下段の乗客はそろそろ席に座りたくなったようで、”そろそろ片付けちゃいませんか?”と話しかけてきました。通常は車掌が寝台を片付けるのを待つのですが、二人で寝台を片付けてしまいました。
他のメンバーはまだ眠っているようなので、偶然により一時の道連れととなった、その人物としばらくボックス席で話していたのです。
私の下段の乗客は台湾からの若者。新幹線の仕事をしていると言っておりました。
いろいろ無駄話をしている中で、
”あなたは何カ国を訪れたことがあるのですか?”
と質問されました。
この質問はお客さまからも時々聞かれる話題です。昨年の同じツアーでもこの件を聞かれましたが、実は私は良く覚えておりません。私が少し困った顔をすると、
”ああ、いろいろ行って、もう数えていないんですね。カウントすることにあまり興味がなくなったんですね。いいなぁ。”
とその台湾人の若者は反応しました。
彼の想像は私の気持ちにピッタリ合っていて、それでいて、こういう反応をした人は初めてだったので面白いなと思った次第。
実は私はおそらくそれほど皆さんが驚愕するほどの訪問国数を”誇っている”訳ではないと思います。と思うと同時に、ちゃんと数えなくなってから随分年月が過ぎました。
もちろん昔は数えていましたが、訪問国数を自慢のネタにする事を卒業した頃から、数えなくなりました。だから、”83カ国に行ったことがある”など、すぐに数字が出てくる人と会うと、”よく覚えていられる”と関心するとともに、正直な所、”まだ訪問国数を自慢するために旅しているのかなぁ”と勘ぐった気持ちも働いたりします。
何カ国行ったかなんて事にこだわっていると、それはそれで旅の行き先を制約することになってしまうと思うのです。たとえばAという国に行って、その国にもう一度行ってみたいと思っても、それでは訪問国数を増やせないでしょう?
こういう事から開放されることもひとつの自由だと思うのです。別に他人に自慢するために旅してるわけじゃないですし、旅なんて、ただのレジャーなので、自分が自慢するほどには他人には凄い尊敬の対象ではないものです。
さて、本日の話題はその、2等寝台のお話。
タイの2等寝台は上下2段になっているのですが、下段の方が揺れが少ないため、料金が高いのです。今回の2等寝台は全て上段。何も費用を節約したわけではなく、当日の夕方の時点ではもはや上段しか空いていなかったわけです。
寝台は寝る時間以外はボックスシートになっていて、ある時間になると車掌が寝台に組み替えてくれます。つまり、上段の人と下段の人が向かい合わせにボックス席に納まることになります。
上段ばかりを取った我々は基本的にそれぞれバラバラのボックス席になるわけですが、逆に下段ばかりを取ったタイ人コンビとの組み合わせでもあったので、就寝時以外は交代してもらって利用していました。ただし今回の人数は3人(私を含む)なので、ほとんどの時間、ボックス席を3人で利用していました。
就寝時間が終わって目覚めてみると、私の下段の乗客は既に目覚めていました。私は寝台に寝そべったまま読書していたのですが、下段の乗客はそろそろ席に座りたくなったようで、”そろそろ片付けちゃいませんか?”と話しかけてきました。通常は車掌が寝台を片付けるのを待つのですが、二人で寝台を片付けてしまいました。
他のメンバーはまだ眠っているようなので、偶然により一時の道連れととなった、その人物としばらくボックス席で話していたのです。
私の下段の乗客は台湾からの若者。新幹線の仕事をしていると言っておりました。
いろいろ無駄話をしている中で、
”あなたは何カ国を訪れたことがあるのですか?”
と質問されました。
この質問はお客さまからも時々聞かれる話題です。昨年の同じツアーでもこの件を聞かれましたが、実は私は良く覚えておりません。私が少し困った顔をすると、
”ああ、いろいろ行って、もう数えていないんですね。カウントすることにあまり興味がなくなったんですね。いいなぁ。”
とその台湾人の若者は反応しました。
彼の想像は私の気持ちにピッタリ合っていて、それでいて、こういう反応をした人は初めてだったので面白いなと思った次第。
実は私はおそらくそれほど皆さんが驚愕するほどの訪問国数を”誇っている”訳ではないと思います。と思うと同時に、ちゃんと数えなくなってから随分年月が過ぎました。
もちろん昔は数えていましたが、訪問国数を自慢のネタにする事を卒業した頃から、数えなくなりました。だから、”83カ国に行ったことがある”など、すぐに数字が出てくる人と会うと、”よく覚えていられる”と関心するとともに、正直な所、”まだ訪問国数を自慢するために旅しているのかなぁ”と勘ぐった気持ちも働いたりします。
何カ国行ったかなんて事にこだわっていると、それはそれで旅の行き先を制約することになってしまうと思うのです。たとえばAという国に行って、その国にもう一度行ってみたいと思っても、それでは訪問国数を増やせないでしょう?
こういう事から開放されることもひとつの自由だと思うのです。別に他人に自慢するために旅してるわけじゃないですし、旅なんて、ただのレジャーなので、自分が自慢するほどには他人には凄い尊敬の対象ではないものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます