英語で旅を意味するトラベルはトラブルと語源を同一としているという説を耳にしたことがありますが、実際、旅にトラブルはつきもので、ある意味トラブルこそが、いつまでもその旅を記憶にとどめてくれるものであり、経験値を高めてくれるものでもあるといえます。
最近、親しい数人の人たちと、どこまでが旅のトラブルになるかという話をする機会がありました。たとえばバイクでツーリングしていて、泊まる予定だった町に到着してみたら国際会議か見本市か、あるいはお祭りでも行われていてどこも満室だったとしたらそれはトラブルかという例題をそれぞれに出してみたのですが、意外なことにそれはトラブルに入らないという答えが100%。私の親しい人たちなので、ほどほどに変人であることは間違いないようです。
その場合、どうするかということに対しても、皆、口をそろえて”とりあえず隣の町まで走ってみる”という話。そこも一杯だったらさらに先へ進むという事。実は私もまったく同じ考え方です。似たものが集まるという事なのでしょうか。
だから、私は今まで宿が取れなくて苦労した事は多分あるのだと思うのですが、そういった”記憶”がありません。厳密には1回だけ。イランでの出来事はタブリーツで宿探しに書きました。
このことを考えていて気が付いたのですが、トラブルと感じるのは、自分の予定や予想を超えたことが起こった時なのだという事です。私にとってトラブルとしての記憶は現地のガイドが転倒して意識不明だったり、乗るはずだった航空会社が数日前に倒産していることに現地で気づいたり、朝起きたら町が戒厳令下になっていたり、そういう事。行った先の宿が空いていない事は常に”起こり得る事”と思っているのでトラブルと感じる事がないわけです。あまり細かく予定を立てることも無いので、予定外という事も起こりにくいですし、綿密に下調べもしないので”予想”を立てている事もあまりなく、よって”予想外”の事も起こりにくいという事になりますね。
変な言い方をすると綿密な計画や下調べを進めれば進めるほど自分がトラブルと感じることに会う確率が上がるという事ができます。
”つまり旅先でトラブルに合わないためには、できるだけ下調べや計画、下準備をしない事です。”という言い方もできるのですが、それでは元も子もないので、もう少し現実的に考えてみて、言えるのは”旅に完璧な下準備や計画は無い”という現実だと思います。本当にトラブルなのか、自分の細かすぎる下調べが生むトラブルなのかを考えるようにすれば無駄な下調べにいたずらに時間を浪費する事を回避できるのではないかと思います。
例えば、先にあげた宿泊の件に絡めて考えるとしたら、予約していったホテルがオーバーブックで泊まれなかったり、前日に火災で焼失していたりしたら、これは”本当にトラブル”と言えますが、ガイドブックやインターネットの記事に載っている情報を見て訪れたホテルの料金が変更されていた場合は、これは情報が古かったというだけの事ですね。にもかかわらず、安宿のレセプションでガイドブックをスタッフに突き付けて値引きを迫っている旅行者の姿を何度か目にしたことがあります。この人にとってはガイドブックで料金を調べたばっかりに、宿の料金改定が”トラブル”になってしまっているわけです。”調べ過ぎ”というわけです。
ついでに。
あなたが旅の下調べでいろいろ検索しているうちにこのページにたどり着いたとしたら、それはそれで多分、余計な情報収集をしているに違いありませんな。
最近、親しい数人の人たちと、どこまでが旅のトラブルになるかという話をする機会がありました。たとえばバイクでツーリングしていて、泊まる予定だった町に到着してみたら国際会議か見本市か、あるいはお祭りでも行われていてどこも満室だったとしたらそれはトラブルかという例題をそれぞれに出してみたのですが、意外なことにそれはトラブルに入らないという答えが100%。私の親しい人たちなので、ほどほどに変人であることは間違いないようです。
その場合、どうするかということに対しても、皆、口をそろえて”とりあえず隣の町まで走ってみる”という話。そこも一杯だったらさらに先へ進むという事。実は私もまったく同じ考え方です。似たものが集まるという事なのでしょうか。
だから、私は今まで宿が取れなくて苦労した事は多分あるのだと思うのですが、そういった”記憶”がありません。厳密には1回だけ。イランでの出来事はタブリーツで宿探しに書きました。
このことを考えていて気が付いたのですが、トラブルと感じるのは、自分の予定や予想を超えたことが起こった時なのだという事です。私にとってトラブルとしての記憶は現地のガイドが転倒して意識不明だったり、乗るはずだった航空会社が数日前に倒産していることに現地で気づいたり、朝起きたら町が戒厳令下になっていたり、そういう事。行った先の宿が空いていない事は常に”起こり得る事”と思っているのでトラブルと感じる事がないわけです。あまり細かく予定を立てることも無いので、予定外という事も起こりにくいですし、綿密に下調べもしないので”予想”を立てている事もあまりなく、よって”予想外”の事も起こりにくいという事になりますね。
変な言い方をすると綿密な計画や下調べを進めれば進めるほど自分がトラブルと感じることに会う確率が上がるという事ができます。
”つまり旅先でトラブルに合わないためには、できるだけ下調べや計画、下準備をしない事です。”という言い方もできるのですが、それでは元も子もないので、もう少し現実的に考えてみて、言えるのは”旅に完璧な下準備や計画は無い”という現実だと思います。本当にトラブルなのか、自分の細かすぎる下調べが生むトラブルなのかを考えるようにすれば無駄な下調べにいたずらに時間を浪費する事を回避できるのではないかと思います。
例えば、先にあげた宿泊の件に絡めて考えるとしたら、予約していったホテルがオーバーブックで泊まれなかったり、前日に火災で焼失していたりしたら、これは”本当にトラブル”と言えますが、ガイドブックやインターネットの記事に載っている情報を見て訪れたホテルの料金が変更されていた場合は、これは情報が古かったというだけの事ですね。にもかかわらず、安宿のレセプションでガイドブックをスタッフに突き付けて値引きを迫っている旅行者の姿を何度か目にしたことがあります。この人にとってはガイドブックで料金を調べたばっかりに、宿の料金改定が”トラブル”になってしまっているわけです。”調べ過ぎ”というわけです。
ついでに。
あなたが旅の下調べでいろいろ検索しているうちにこのページにたどり着いたとしたら、それはそれで多分、余計な情報収集をしているに違いありませんな。
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