実は私は最近まで"バックパッカー"という旅のスタイルについて、自由旅行の"入門者"を指す物だと思い込んでおりました。というのも、私が盛んに旅をしていた頃はまだそういう呼び方は無く、"貧乏旅行"とかそういった呼び方であったのと、旅が進むにつれてバックパックを投げ出す人を多く見てきたからです。
私も最初の旅では40リットルのカリマーのバックパックを使いましたし、海外ツーリングでは80リットルのダックスのバックパックを使いましたが、結論、ショルダーバッグに落ち着いています。つまりショルダーバッカーです。
海外で会った日本人旅行者も、東南アジアなどの比較的旅行しやすい所は別ですが、長年旅している旅行者はバザールで買い物をしたときに貰ったビニール袋に身の回り品を入れて運んでいたり、お土産物屋で買ったズタ袋を使っている人などが多く、バックパックを使っていた人はあまり記憶にありません。
こういった人達と荷物の話をした事が何度かありますが、皆、日本を出る時にはバックパックを持っていたとの事でした。だんだん荷物がシェイプアップされてきて、バックパックが要らなくなったから、人にあげたとか、不要な物を詰めて、いかにも盗まれそうな所に置いておいて、ドロボウさんに寄付したなどなど、旅の途中でバックパックを投げ出したという人が多かったのです。
つまり、私の中では自分の旅の完成度が上がるにしたがって捨ててしまうのがバックパック。だから、バックパッカーは旅の"入門者"というイメージができあがっていったわけですね。
言葉というものに抱くイメージというのは何とも主観的で微妙なズレのあるものですね。
さて、そのバックパッカー。バックパッカー気取りの人々の中には、自分がいかに安く旅したかが自慢のネタのような人物も多く生息していて、まるで主婦が近所の主婦にどれだけ安く大根を買ったかを自慢するような会話しかできない人もいます。
私は数十カ国を巡った後で、バンコクのカオサンを覗きに行って、そこで会った、3カ国"もの "国を旅した日本人旅行者に、自分がいかに安く旅をしたかという話を延々と聞かされて、"あなたも、もっとズルガシコく旅しなければダメですよ"とありがたい説教をされた事があります。私は、"自分も最初の頃は安く旅する事だけに執着していた事があったな"と微笑ましく思いながら拝聴させていただきました。心の中で"キミもあと数カ国巡れば、それ以外の旅する価値を見つけられるよ"と思いながら。
安さが唯一の魅力であれば、バックパッカーなどやってないで、格安ツアーに参加すれば良いのです。2週間、安宿に泊まりながら巡る場所を3泊4日でサクっと見せてくれますから、残りの期間はバイトでもすればバックパッカーとして節約した費用などアッという間に稼げてしまいます。
貧乏だからバックパッカーとして旅するんじゃない。バックパッカーとしての旅のスタイルは他とは違った楽しさや良さがあるから、そういう選択肢を選ぶんだと思えるようになった頃から、きっとあなたの旅は素晴しいものになるはずです。
さて、その楽しさとか良さは何かというと、それは各自、体験して感じてください。何でも答えがどこかに書いてあると思ってはいけません。
私も最初の旅では40リットルのカリマーのバックパックを使いましたし、海外ツーリングでは80リットルのダックスのバックパックを使いましたが、結論、ショルダーバッグに落ち着いています。つまりショルダーバッカーです。
海外で会った日本人旅行者も、東南アジアなどの比較的旅行しやすい所は別ですが、長年旅している旅行者はバザールで買い物をしたときに貰ったビニール袋に身の回り品を入れて運んでいたり、お土産物屋で買ったズタ袋を使っている人などが多く、バックパックを使っていた人はあまり記憶にありません。
こういった人達と荷物の話をした事が何度かありますが、皆、日本を出る時にはバックパックを持っていたとの事でした。だんだん荷物がシェイプアップされてきて、バックパックが要らなくなったから、人にあげたとか、不要な物を詰めて、いかにも盗まれそうな所に置いておいて、ドロボウさんに寄付したなどなど、旅の途中でバックパックを投げ出したという人が多かったのです。
つまり、私の中では自分の旅の完成度が上がるにしたがって捨ててしまうのがバックパック。だから、バックパッカーは旅の"入門者"というイメージができあがっていったわけですね。
言葉というものに抱くイメージというのは何とも主観的で微妙なズレのあるものですね。
さて、そのバックパッカー。バックパッカー気取りの人々の中には、自分がいかに安く旅したかが自慢のネタのような人物も多く生息していて、まるで主婦が近所の主婦にどれだけ安く大根を買ったかを自慢するような会話しかできない人もいます。
私は数十カ国を巡った後で、バンコクのカオサンを覗きに行って、そこで会った、3カ国"もの "国を旅した日本人旅行者に、自分がいかに安く旅をしたかという話を延々と聞かされて、"あなたも、もっとズルガシコく旅しなければダメですよ"とありがたい説教をされた事があります。私は、"自分も最初の頃は安く旅する事だけに執着していた事があったな"と微笑ましく思いながら拝聴させていただきました。心の中で"キミもあと数カ国巡れば、それ以外の旅する価値を見つけられるよ"と思いながら。
安さが唯一の魅力であれば、バックパッカーなどやってないで、格安ツアーに参加すれば良いのです。2週間、安宿に泊まりながら巡る場所を3泊4日でサクっと見せてくれますから、残りの期間はバイトでもすればバックパッカーとして節約した費用などアッという間に稼げてしまいます。
貧乏だからバックパッカーとして旅するんじゃない。バックパッカーとしての旅のスタイルは他とは違った楽しさや良さがあるから、そういう選択肢を選ぶんだと思えるようになった頃から、きっとあなたの旅は素晴しいものになるはずです。
さて、その楽しさとか良さは何かというと、それは各自、体験して感じてください。何でも答えがどこかに書いてあると思ってはいけません。
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