大掃除

昨年から今年にかけての年末年始はカレンダー通りの営業にしていました。もちろんこの時期に忙しいわけではないので、この期間、出社しながら徹底的に大掃除をしようという目論見であったのでした。

例年、丸1日をかけて床を磨いてワックスをかけたり、窓を拭いたり、ブラインドを洗ったりといった作業を大掃除として行っていたのですが、今年はそれらを全てパス。その代わりに不要な物を徹底的に捨てる事と、事務所内のレイアウトを少し変更する事に全てをかける事にしました。長年に渡って意味もなく保管してきた、保管期限の過ぎた書類をはじめ、不要なものを徹底的に探し出していくと、驚くほどの量のゴミが発生して、せっかく広くなった事務所も残念ながらまだゴミを出しきれずにまだその真価を発揮できていませんが、お客様のスペースだけはかなり快適になったのではないかと思います。

一度、遊びに来てみてください。

さて、このような作業に没頭していた最大の理由は、どうも探している物がなかなか見つからなかったりする事を始めとして業務効率が悪くなっているように思えたからなのです。そして、この業務効率というのは私にとって、昨年からの一つのテーマであって、一人で会社を切り盛りしていく上ではどうしても向上させる必要があるものであります。

たとえば、請求書が送られてきて、支払いの処理をして、請求書を保存するという作業一つをとってみても、会社員時代なら請求書を経理に回せばよかったものを、支払いの処理も自分でやり、請求書にパンチで穴を空けてファイルして、それを年次ごとにまとめるという作業が全て自分に降りかかってくるわけです。ファイルするために穴を空けている時に来客という事もありますし、そうすると途中になってしまった請求書の行方はあやうい物がありますね。

こういった全てを省力化して、本業に割ける時間を極力増やすための研究と実験をいろいろやってみた集大成が"大掃除"でもありました。

そして、そんな事を研究したり調べたりしているうちに気がついたのですが、インターネット上でも"ライフハック"とか、効率アップの方法論についての議論やアイデアが盛んに公開されていますね。私もそれらをずいぶん参考にさせていただきましたし、中には今までどうしてやらなかったのかと思う事も多々あります。

しかし、同時に思うのです。工夫してまで業務効率を上げなければならないなんて、何とも不可解な存在ではありませんか。"先進国"と呼ばれる国々は。

"先進国"という位なのだから、そろそろ必死に働かなくても暮らしていける位のシステムができあがっていても良いように思うのですが。