前回の記事で、タラ・ハント著「ツイッターノミクス」のトークイベントで自らの体験談を語り、感極まってしまった反省談を書いたのだが、私は相当に、いや異常にというほど涙もろいのだ実は。何でもかんでも泣いてしまう。
いや、私を以前から知ってる人からみて、私はそれほど泣いているイメージはないと思う。しかし、実のところ、見るもの聞くもの自分のツボにはまったが最後、必ず涙が湧いてきて、人知れずまぶたを濡らしているのだ。ほんと必死でごまかしてます。
また、その涙があふれるツボというのも、自分ですら予測不可能なんで困る。
電車の中で新聞の政治面や国際面を読んでいて涙が出てくるなんてしょっちゅう。今日も、甲冑職人のおじさんの話を聞いてたら、そのプロ魂に感動し涙がにじみそうになって慌てた。公民館の簡単な展示の番をしてたおじさんに立ち話程度に話を聞いただけなのに、目が潤むなんて、おじさんも驚くよ。もう、必死でこらえた。
この涙もろさは年を追って激しくなっている。
以前はもう少しましだった気がするのだが、新聞読んで涙すると書いたように、最近では、通常の生活や仕事に支障をきたすと思われるほど酷くなっている。
例えば、「天才柳沢教授の生活」が掲載された週の週刊モーニングは電車の中では読まないようにしている。「柳沢教授」絶対洪水だし。下手すると「ピアノの森」だって危ない。そういえば、先日買った「Real Clothes第9巻」でも泣きはらしてしまった、って「Real Clothes」そんなマンガか?!まあ洋服好きの私としてはツボにはまってしまったわけです。でもこんなじゃ、人前で本も読めない。
こんなに涙もろい人ほかにいるのだろうか?
そう思って、「涙もろい」でググったら、結構いるのだ、涙もろくて悩んでいる方。YahooやらBIGLOBEやら各種の相談箱に同様の質問が来ていた。水戸黄門で涙する方(これは私もたまにある)や中には公園に捨ててある食べ残しのお弁当を見て涙する方もいて、みなさんかなりな涙猛者!お弁当の場合、擬人化して感情移入するんだろうな。私は物が捨てられない方なのだがそこにも、この擬人化のプロセスが働いていると思われる。
一方、回答には、気になさらない方がというものから、ホルモン状態の変化や老化と関連づけるもの、うつ(躁鬱)、自我肥大を原因とするものまで様々で、原因や理由は人によってもちろん違う。
私の場合、原因として思い当たるのは、もう40過ぎだし、更年期の先触れみたいなもんとか、自意識過剰(笑)とかだろうか。情動のコントロールを司る大脳皮質「前頭前野」が老化して理性の働きがやや鈍っているという原因を挙げていた回答もあったが、最近物忘れもはじまってるし、そういうのもあるかもしれない。どっちにしろ複合的なものなんだろう。
とはいえ、「泣ける」とかポップに書いてるような物件ではほぼ泣けないし、。
本当に人によって「泣きのツボ」は違うんだよなあ。
涙で景色が滲んで滲んで心の震えを押さえるのに、かなりな労力を費やしている私だが、涙が出るという事は、気恥ずかしくもある一方で、力の源泉ともなりうるのも事実。
最近、涙が溢れて力が湧いた一番の事例は、何と言ってもトリノのフィギュア世界選手権、浅田真央選手のフリーの「鐘」の演技だ(例のツイッター事件は除いてです)。
トリプルアクセルの成功はもちろんのこと、表現力の得点ではキム・ヨナ選手に負けていたが、私は表現力でも浅田真央の方が上だったと信じている。
かつて、可愛く可憐に舞っていた真央ちゃんは、今回、逆境を経て力強い滑りを身につけ、「鐘」という曲が描く自由と解放を求める人間の力を体中で表現した。暗闇の中から一歩先に進もうとしている人間の苦悩や希望や情熱が彼女の滑りから溢れ出していた。あの曲に込められたものをフィギュアの表現に昇華した彼女の努力。そこには、成長し自由と解放を勝ち取った19歳浅田真央の等身大の姿があったー(わ~号泣~!)。
これは、私の勝手な思い込みであるが、こうした思い込みが時には自分をも勇気づけてくれる。
先日、たまたまある知人が、浅田真央に会う機会があるというので、ならば彼女に「真央ちゃんの「鐘」の演技に自由と解放を感じて新しい道に踏み出した人がいると伝えてー」と冗談半分に言っといたら、その後、その知人から「ばっちり、真央ちゃんに伝言しましたよ!」とメールが来た。
金メダリストに対して私ごときが僭越ですが「真央ちゃん、共にがんばろうね!!」と心の中でつぶやいたら。また涙がでそうになった(笑)。
こりゃ、涙もろいのもう治りそうにないな。私、主にに泣いてます・・・。
ところで、最後にちょっと余談。
あらためて自分の文章の書き方見て思ったのだが、私って劇場型の盛り上げ症候群かもな。ガラスの仮面症候群といってもいいかもしれない。実際に浅田真央VSキム・ヨナの戦いをマヤVS亜弓さんに勝手に当てはめて観てたし(もちろんこの2組を取り巻く環境の状況も違うのだが)。
70年代少女漫画のドラマティックな展開が、当時の少女の深層心理に与えた影響は計り知れないなあ・・・。この世代の晩婚化の一因になってるかもしれん。なんか涙もろい話が、浅田真央になり、70年代少女漫画から晩婚化に。飛躍しすぎてすいません。
とにもかくにも、もうすこし冷静になろー(キリッ!)
つねちゃんをめざせ!!
ちょっと今日は箸休めでした。
いや、私を以前から知ってる人からみて、私はそれほど泣いているイメージはないと思う。しかし、実のところ、見るもの聞くもの自分のツボにはまったが最後、必ず涙が湧いてきて、人知れずまぶたを濡らしているのだ。ほんと必死でごまかしてます。
また、その涙があふれるツボというのも、自分ですら予測不可能なんで困る。
電車の中で新聞の政治面や国際面を読んでいて涙が出てくるなんてしょっちゅう。今日も、甲冑職人のおじさんの話を聞いてたら、そのプロ魂に感動し涙がにじみそうになって慌てた。公民館の簡単な展示の番をしてたおじさんに立ち話程度に話を聞いただけなのに、目が潤むなんて、おじさんも驚くよ。もう、必死でこらえた。
この涙もろさは年を追って激しくなっている。
以前はもう少しましだった気がするのだが、新聞読んで涙すると書いたように、最近では、通常の生活や仕事に支障をきたすと思われるほど酷くなっている。
例えば、「天才柳沢教授の生活」が掲載された週の週刊モーニングは電車の中では読まないようにしている。「柳沢教授」絶対洪水だし。下手すると「ピアノの森」だって危ない。そういえば、先日買った「Real Clothes第9巻」でも泣きはらしてしまった、って「Real Clothes」そんなマンガか?!まあ洋服好きの私としてはツボにはまってしまったわけです。でもこんなじゃ、人前で本も読めない。
こんなに涙もろい人ほかにいるのだろうか?
そう思って、「涙もろい」でググったら、結構いるのだ、涙もろくて悩んでいる方。YahooやらBIGLOBEやら各種の相談箱に同様の質問が来ていた。水戸黄門で涙する方(これは私もたまにある)や中には公園に捨ててある食べ残しのお弁当を見て涙する方もいて、みなさんかなりな涙猛者!お弁当の場合、擬人化して感情移入するんだろうな。私は物が捨てられない方なのだがそこにも、この擬人化のプロセスが働いていると思われる。
一方、回答には、気になさらない方がというものから、ホルモン状態の変化や老化と関連づけるもの、うつ(躁鬱)、自我肥大を原因とするものまで様々で、原因や理由は人によってもちろん違う。
私の場合、原因として思い当たるのは、もう40過ぎだし、更年期の先触れみたいなもんとか、自意識過剰(笑)とかだろうか。情動のコントロールを司る大脳皮質「前頭前野」が老化して理性の働きがやや鈍っているという原因を挙げていた回答もあったが、最近物忘れもはじまってるし、そういうのもあるかもしれない。どっちにしろ複合的なものなんだろう。
とはいえ、「泣ける」とかポップに書いてるような物件ではほぼ泣けないし、。
本当に人によって「泣きのツボ」は違うんだよなあ。
涙で景色が滲んで滲んで心の震えを押さえるのに、かなりな労力を費やしている私だが、涙が出るという事は、気恥ずかしくもある一方で、力の源泉ともなりうるのも事実。
最近、涙が溢れて力が湧いた一番の事例は、何と言ってもトリノのフィギュア世界選手権、浅田真央選手のフリーの「鐘」の演技だ(例のツイッター事件は除いてです)。
トリプルアクセルの成功はもちろんのこと、表現力の得点ではキム・ヨナ選手に負けていたが、私は表現力でも浅田真央の方が上だったと信じている。
かつて、可愛く可憐に舞っていた真央ちゃんは、今回、逆境を経て力強い滑りを身につけ、「鐘」という曲が描く自由と解放を求める人間の力を体中で表現した。暗闇の中から一歩先に進もうとしている人間の苦悩や希望や情熱が彼女の滑りから溢れ出していた。あの曲に込められたものをフィギュアの表現に昇華した彼女の努力。そこには、成長し自由と解放を勝ち取った19歳浅田真央の等身大の姿があったー(わ~号泣~!)。
これは、私の勝手な思い込みであるが、こうした思い込みが時には自分をも勇気づけてくれる。
先日、たまたまある知人が、浅田真央に会う機会があるというので、ならば彼女に「真央ちゃんの「鐘」の演技に自由と解放を感じて新しい道に踏み出した人がいると伝えてー」と冗談半分に言っといたら、その後、その知人から「ばっちり、真央ちゃんに伝言しましたよ!」とメールが来た。
金メダリストに対して私ごときが僭越ですが「真央ちゃん、共にがんばろうね!!」と心の中でつぶやいたら。また涙がでそうになった(笑)。
こりゃ、涙もろいのもう治りそうにないな。私、主にに泣いてます・・・。
ところで、最後にちょっと余談。
あらためて自分の文章の書き方見て思ったのだが、私って劇場型の盛り上げ症候群かもな。ガラスの仮面症候群といってもいいかもしれない。実際に浅田真央VSキム・ヨナの戦いをマヤVS亜弓さんに勝手に当てはめて観てたし(もちろんこの2組を取り巻く環境の状況も違うのだが)。
70年代少女漫画のドラマティックな展開が、当時の少女の深層心理に与えた影響は計り知れないなあ・・・。この世代の晩婚化の一因になってるかもしれん。なんか涙もろい話が、浅田真央になり、70年代少女漫画から晩婚化に。飛躍しすぎてすいません。
とにもかくにも、もうすこし冷静になろー(キリッ!)
つねちゃんをめざせ!!
ちょっと今日は箸休めでした。
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