橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

一箱古本市に出店します。テーマは「サブカルからアフガンまで」

2010-04-26 01:13:21 | 谷根千・上野浅草・下町
4月29日(木)谷根千地域で開催される「第10回一箱古本市」に出店します。

「一箱古本市」は29日と5月2日の2日間、午前11時~午後4時に開催されます。
29日、2日それぞれ出店者が異なっていて、各日9~10カ所のスポットに分散して販売します。
私は、29日に「千駄木の郷」という養護老人ホームの軒先で出店する予定。
店名は「出島グラナードス」です。
このスポットには私たちも含め9店が出店します。

詳しくはこちらをご覧下さい
「不忍ブックストリート 一箱古本市」
http://sbs.yanesen.org/

上記サイトに載せた私たちの店の宣伝文句をこちらにも載せときます。

「アラフォー女子コンビ(独身&子育てママ)による初出店。懐かしの80’sサブカルチャー路線から社会派まで硬軟取り混ぜて。映画のパンフレットも充実させる予定。この30年間を俯瞰し、現在直面している世の中の大変化に対応できる柔軟な知性を養う品揃えを目指す!!と、力みすぎの感ありますが実を言うと出品する本はこれから選ぶわけで・・。おもろい販売の仕方もこれから考えようと思ってます。何卒よろしくお願いします。」

というわけなのですが、実は販売する本のラインナップ、まだ決めている最中。最終決定はぎりぎりになりそうです。
この30年間を俯瞰するなんて恐ろしい事書いてますが、背筋ぴーんのアカデミックなラインナップになる訳もなく・・・。
「ミーハーなりに世の中とは何かを考えた結果こういう本が集まりました」という風情になりそうです。

ところで、30年前というと1980年なわけですが、この年は私たちアラフォーコンビ(同学年です)が中学校に入学した年です。
松田聖子がデビューし、沢田研二(糸井重里かなあ)によって東京がTOKIOになり(この曲、この年の1月1日に発売されたそうな)、田中康夫が「なんとなく、クリスタル」を発表するという、日本が大きく変わって行く曲がり角となった年。
 海外では、この年のアメリカ大統領選挙でレーガンが当選。79年英国首相となったサッチャーとともに新自由主義を押し進め始めます。一方で、イラン革命が起こり、今のアメリカとの対立が始まった起点でもあります。
また、この前年、アフガニスタンにソ連が侵攻。80年はモスクワオリンピックの年で、日本も含めた西側諸国がソ連のアフガン侵攻に抗議してオリンピックをボイコットすることとなりました。金メダルを期待されたマラソンの瀬古選手、柔道の山下選手、レスリング高田選手らがボイコット撤回を訴える姿を憶えています。このときは女子バレーも強かったっけ・・・。
 30年前、子ども心にはオリンピックボイコットばかりが印象に残っていましたが、実は、このソ連の侵攻以来、アフガニスタンはずっと苦しみ続けているのです。美しかった国は荒廃してしまい、ソ連撤退後は、軍閥が跋扈、タリバン支配をへて、911をきっかけにアメリカが攻撃、そして今に至るまでずっと混乱が続いています。
 
 日本で政権交代が起こり、リーマンショック以来の金融危機で、G8よりもG20が力を持ち始め、世界の覇権構造が変化し始めている今は、1980年以来の大きな時代の転換点と言っても良いのではないでしょうか。いや、今起こっている変化は30年よりももっともっと長いスパンでの変化なのかもしれません。

そんな今、どんな本を店に出すべきなのか。
あと3日間じっくり考えて、ラインナップを決めたいと思います。
とはいえ、愛着のある本はなかなか出しづらくって、3日間葛藤がつづきそうです。

また、本以外にも、アフガニスタンの子供たちの描いたイラストの缶バッジも販売予定。

収益はこの缶バッジを作成したNGO LikeWaterPressの活動資金となります。

29日まであと3日。古本を入れる段ボール箱の装飾もしなきゃいけないし、ポップも書かねばならんし、スリップ(本に挟んである売上表みたいなやつ)も作らにゃあかんし、うー忙しい!!!

では、29日を乞うご期待。