火鉢カフェ開催以降、ごぶさたしておりました。いまさらながら、第1回一日火鉢カフェの報告です。カフェは盛況のうちに無事終了しました。おいでくださった皆様、本当にありがとうございました。寒い冬の一日。炭火のよさを味わっていただけたでしょうか。
ガラス戸も障子もほとんど開けっ放しだったのですが、さすがにいろりと火鉢3つに
火が入っていると、寒さを感じませんでした。輻射熱の威力はすごいです。
また、焙烙と茎茶を用意して、炭火で炒ってほうじ茶作りを体験していただきましたが、どなたかが焙じるたびにいい香りが漂ってきて幸せな気分になりました。
なのになのになのに、写真があまり撮れなかったんです。バタバタの準備と、当日もお客様の対応に慣れないため写真を撮る余裕がなかった(汗)。ustream中継も予告しながら、開始時間が遅れた上に、最初10分ほど放送しただけで、その後再開することができず。その上アーカイブも残っていないという失態。やはり、営業しながら記録というのは厳しかった・・・。客商売の大変さを実感しました。
というわけで、第一回火鉢カフェ、来店いただいた方だけの記憶の中に・・ってことになってしまうか!と思ったのですが、かろうじて、スタッフが営業開始直後に携帯で写真を撮っていたので、なんとか当日の様子を少しはお伝えできそうです。


このイベント、軒先には愛媛県内子町などの物産を置いて販売するミニえひめ物産フェアも同時に開催しました。新しい形の体験型アンテナショップのテストケースになればと考えました。

手前にあるのは、菌床椎茸の栽培キット、菌床ブロックです(生えすぎて、20個以上収穫した後の姿です)。下の写真は、内子町小田の原木椎茸。
こうしたものを販売しつつ、火鉢を囲んでいただきました。原木椎茸は買っていただいた方から、本当に美味いという声をいただいています。私も何個も食べましたが、ぷりぷり感がその辺で売ってるのと全然違う!マジうまでした。写真の中に、焙烙が見えますが、これで茎茶を炒ってほうじ茶にしました。焙烙では、コーヒー豆も炒りました。以下の写真は炒ったコーヒー豆を挽いて入れてるところ。
そんなこんなで、暗くなるまで人足の絶えることなく、
賑やかに過ごせた一日火鉢カフェでした。
以下、「ミニえひめ(愛媛)物産フェア」で取り扱った商品の
直販価格と問い合わせ先です。
カフェで販売した価格より少し安いと思います。
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【道の駅小田の郷せせらぎ】TEL 0892-52-3023 FAX 0892-50-1081
email seseragi@odamachi.com
HP http://www.odamachi.com/
原木椎茸 数量により時価(円)
オートミールクッキー 200
コーンフレーククッキー 200
おから胡麻・ココアクッキー 200
小田の里しょうゆ 500ml 480
小田うどん 300g 280
小田の里うどんつゆ 150ml 190
青豆きなこ 280
黒大豆きなこ 420
無漂白小麦粉 600
干し芋 200
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【えひめ中央農協小田支所】TEL0892-52-3121
椎茸菌床ブロック(椎茸栽培キット) 525
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【セラヴィ】 TEL089-945-8954
珈琲豆(焙煎済みコロンビア)100g400
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【酒六酒造】 TEL0893-44-3054 FAX0893-44-3140
HPは近日開設予定
酒:上撰「京ひな」 368
酒:大吟醸「隠し剣」 1632
酒:特別本醸造「燗酒」 2039
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【三好海産物】 TEL0894-22-3440 FAX0894-24-3440
小イカ干物 100g 400
(火鉢カフェで販売したものは特別梱包の少量パックです)
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【中村水産】 TEL0894-22-5046 FAX0894-23-0434
かわはぎ干物 約50g 350
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【愛媛県茶道炭共販会】 TEL/FAX0893-44-2553 http://www15.ocn.ne.jp/~sumiyaki/
内子くぬぎ炭(特選)10kg 5250
内子くぬぎ炭(特用)10kg 4200
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【能勢さとやま創造館】(愛媛県外・大阪府)
TEL072-737-1902 FAX072-737-1903 http://www.satoyama-co.jp/
能勢菊炭(炉用茶の湯道具炭) 3990
能勢菊炭(太めくぬぎ火鉢炭)2kg 1500
けんけらコンロ(七輪) 2700
けんけら炭 1,8kg 1200
能勢菊炭石鹸 1個 270
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【倉橋商店】 TEL089-966-3871
道後・復刻湯かご 3800
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【くた工房】 http://www.kutakobo.com/
木組みパズル 種類別
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【うつわの陶正】 TEL/FAX03-5246-8722
焙烙(ほうろく)=炒り器(大) 980
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*別途送料がかかります。重さ大きさ等、送付先の地域により料金が異なりますので
確認してください。
*原木椎茸、いか干物は今回の火鉢カフェのために、少量の袋を作っていただいています。量についてはご相談下さい。
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今回は収益は考えていなかったので、現地に負担をかけないよう、仕入れ価格ではなく現地の販売価格で仕入れています。しかし、送料その他手数料を全く乗せないのは厳しいので、それら仕入れにかかった経費を少し価格に上乗せさせていただきました。
しかし、今回初めて商品を販売するということを体験してみて思ったのは、数百円の商品を売って生活できるだけのお金を稼ぐことがいかに大変かです。
東京でこうしたものを売って生きて行くためには、相当な数を売らなければ無理です。
そのために、地方では安いものにいかに多くの利益を乗せないと、東京で商売はなりたたないかを実感しました。もちろんこれまでも頭では分かっていましたが、接客をして、買ってもらえたりもらえなかったり、一日立ち働いて、その大変さを身を以て理解しました。そう考えると、やはり地産地消をもっと増やすべきとあらためて思いました。地元でなら原木椎茸も200円も出せば買うことができます。実際、東京のスーパーに売ってるものとは全然味が違う。地方にいることのメリットは、こういうものを普通に安く手に入れることができることです。しかし、その地方でも、大手スーパーマーケットでの買い物が普通になっていて、そこに並ぶ商品は、もちろん地の物もありますが、かなりなものが全国レベルの流通経路を経て届いた野菜等です。値段は同等か高いくらいなのに、新鮮さや大きさはかなり劣るように見えました。なぜわざわざ高いお金を出して、そんなものを買わねばならないのでしょう。地の物をそのまま地元の市場に持ってくれば、決してデフレという意味ではなく、誰も損をしない値段で新鮮で美味しいものが食べられるのです。東京などの都市は特殊かもしれません。少し高いものを食べねばならないのは、都市の利便性と商売をやる上での有利性があるがゆえしょうがないところもあるでしょう。しかし、隣県に千葉県という全国第二位の野菜生産県があるのです。
大手のスーパーマーケットなども、もう収益を中央集権的に吸い上げるのはやめて、各地方に根付いた経営を考えてはどうでしょう。それぞれが、その地域の道の駅になるつもりで商売を行い、税金のほとんどをその地域に落とせばいいのになんて思っちゃいました。地方分権はそういう産業や流通の部分もいっしょにやらないと実現しないんじゃないですかねえ。火鉢カフェで愛媛の物産を手にした皆様。実際に現地に行って、その場でより新鮮な原木椎茸を食べてみて下さい。小田にはスキー場もあります。まさにシーズンまっただ中、スキーして、うどん食べて、椎茸焼いてみてはいかがでしょうか。
内子の石畳の宿にはいろりもありますよ。