橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

「風立ちぬ」をいまだ引きずっている。よくわからないのだ。

2013-07-29 21:03:38 | メディア批評

昨日、宮崎駿監督の「風立ちぬ」について書いた。おおむね好意的な感じだったのだけど、やはり最後の一文に「第一弾の感想、時間がたつとまた変わるかもしれません」と書いたように、なんだか引っかかる。

実は私はオンタイムで宮崎作品を見たのは、ポニョと千と千尋と風立ちぬだけだ。あとは子供の時のハイジとコナンまで。未来少年コナンは小学三年当時めちゃくちゃはまり、めちゃくちゃ影響受けていると思う。しかし、あとは映画のテレビ放映さえも見ていなかった。で、何が言いたいかというと、実は千と千尋もポニョもそれほどは感動していないのである。あれだけ世の中が騒いでいるのに、なぜ感動しないのかは謎だった。コナンであれほど感動したのに…。

ののけ姫とナウシカの漫画本は去年末に初めて見て(読んで)、これはよいと思った。

もののけ姫やナウシカ本への共感から、この映画も良いと手放しでいいたい気持ちが先走ったが、そう素直にはいえない自分がいる。美しい風景に涙が出たのは事実。でも、映画が終わったときにはどういっていいかわからなかった。事前に他人の批評は読まずに行った。今、ググってみると、共感できないと言ってる人も結構いるのですね。中森明夫など、これを批判できないようだと宮崎駿ファシズムだとまで言っている。

説明できない…と諦めてたけど、この映画は、素直に感動できない理由をもう一度ちゃんと言語化したほうがいいのかもしれないとも思った。

本当に駄作なのか、自分が何かに気づいてないだけなのか…。

中森明夫は、この映画を批判しているけどどう言ってんだろう。気になる。

 

 


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