イラク北部キルクークでテロ。イラクでの治安がまた悪化している。イラクの子どもの絵とメイドインジャパンのコラボ。今治タオルのガーゼタオルストールを作りました。内1000円近くをイラク小児がん支援の募金に。販売中です!http://www.dejima2010.com/
by yurys on Twitter
これまでにもご紹介した、イラクの子どもアートとメイドインジャパンのコラボ Japanese Craftsmen with Iraqi Children Artistsこと、頭文字をとってJCICA(ジェシカ)の第一弾 今治タオルのガーゼタオルストールと無撚糸ミニタオルの販売についてはこちらをご覧下さい。
2月9日(水)まで、日比谷にあるギャラリー日比谷 http://www.g-hibiya.com/
「イラクのこどもたち命の絵画展」も今日で4日目となりました。
金土日と、かなりたくさんの方に来ていただきてんてこまいでしたが、平日は比較的のんびりしております。会期もあと2日。平日でもおいでになれるかたは、夕方まではゆっくり見れると思いますのでぜひおいで下さい。
地下鉄日比谷駅のA4出口を出るとすぐにカラオケのビッグエコーが見えますが、
その隣にギャラリー日比谷はあります。この看板が立ててあり、入り口横のショーウインドウのこんなバレンタインデコレーションが目印。
これはこどもたちの自画像なんですが、みんな鼻血を流しているのは、白血病のせいです。
1階会場ではもちろん、こどもたちの治療費となるチョコ募金もやってます。
残りあとわずか、バレンタインのチョコにこのチョコをとお考えの方はお急ぎ下さい!
白血病を克服したハウラちゃんが描いた赤い花の絵を、プロジェクターで拡大し、
難民キャンプのいらなくなったテントに描きました。
原画がこれ
1階にはこの絵を描いたハウラのその他の絵数点が展示されていますが、今回、
そのハウラの花の絵を使って、今治タオルのコラボ商品を作りました。
ガーゼタオルのストールと真っ白なミニタオルです。
ご購入いただいたお客様がモデルになってストールを付けて下さいました。
手に持っているのは同柄の紙袋です。
ストールの原画はこちら
2階会場は、がんで亡くなった少女サブリーンの絵を展示しています。
3階は、難民キャンプで撮影した写真と難民テントと使い古したテントで作ったバッグを展示。イラクの少年ウサマの描いたかたつむりをあしらいました。
難民キャンプの写真は、会場に訪れた方の多くが、キャンプ住民の表情の明るさに驚いていました。
しかし、やはり現実は厳しく、このキャンプでは民族毎に難民が分けられ、こうしてフェンスが張られているのです。
しかし、それにしても、イラクのこどもたちのセンスがよいのは、絵画のみではないんですね。こうしたファッションコーディネートもすばらしい!
というわけで、1階~3階まで、ここで紹介していない作品もまだまだたくさんあります。みなさま、あと2日。ぜひぜひ会場においで下さい。
そういえば、昨日(6日)絵画展に来て下さった方の中に、名字だけ名のって、10万円寄付して行って下さった男性がいました。みなさまのお志に金額の大小は関係ありませんが、封筒に10万円入っていた時にはびっくりしました。
日本もそういう時代になったのか、タイガーマスク効果なのか本当にありがたいことです。
通常国会の提出されている税制大綱の市民公益税制には、認定NPOに寄付した金額の50%が税金から返ってくることが定められています。はやくこれが通って欲しいものですが、一方でこの寄付金税額控除が適用される認定NPOとなるのが、とても難しいのです。現在3万数千あるNPO法人のうち、認定されているのは200にも満たないようです。小さくてもがんばっているNPOにこそ支援が集まりやすいようになればいいのですが・・。隠れ蓑NPOなどの問題もある中で、どういう制度が適切かは難しい問題です。
なので、JCICAを買って欲しいんですよね。なんて手前味噌ですけど。
メイドインジャパンを使いつつ、寄付もできる仕組みです。
詳しくはこちらを参照ください JCICA(ジェシカ)について ←ここをクリック
「イラクのこどもたち命の絵画展」 日時:2月4日(金)~9日(水)11:00~19:00 (最終日は~17:00) 場所:ギャラリー日比谷 東京都千代田区有楽町1−6−5 TEL 03-3591-8945
いよいよ、本日から上記の絵画展が始まります。
今年は、湾岸戦争から20年、イラク戦争から8年で、
年末には米軍がイラクから完全撤退の予定です。
しかし、インフラの回復はまだまだで、小児がんの子どもを
とりまく環境はまったく十分ではありません。
絵画展では、JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)の治療を
受けているこどもたちの絵画のほか、各難民キャンプで撮影された写真を
展示します。
また、バレンタインデーを前に、こどもたちの絵を缶にプリントした
六花亭のバレンタインチョコも会場で販売します。
さらに、今回の絵画展より、こどもたちの絵とメイドインジャパンを組み合わせたブランドJCICA(ジェシカ)を立ち上げ。
第一弾商品として、今治タオルともコラボ商品を展示販売します。
絵画展会場では、ストールをさらにお得な価格で販売します。
みなさまお誘い合わせの上おいで下さいませ。
~その1~からの続きです
JCICA(ジェシカ)誕生の経緯
最初のきっかけは「この絵すごい!」という驚きでした。
ニュース番組のディレクターとしてJIM-NETの活動を知り、彼らの活動報告会に時折顔を出していて、ある時、子どもたちの絵に出会いました。JIM-NETは現地での医療支援の中で、子どもたちに絵を描いてもらうワークショップを行っています。展示された絵は、子どもならではのたどたどしさを残しながらも、どの絵も「アート」と呼んで差し支えない「命」をたたえたすばらしい絵ばかりでした。
「この絵のプリントされたTシャツが欲しい」「これはショッピングバッグにしたい」「これは木製品の焼き印にするとかわいい」「ストールも欲しいなあ」・・・。物欲と言ったら聞こえが悪いかもしれませんが、子どもたちの絵は、そうした想像力を喚起するに十分すぎるパワーを持っていたのです。その報告会が終わった時、無謀にも私は、JIM-NET事務局長に「この絵を使ってVOGUEにも載る商品を作りましょう」と話していました。
これが今回、ミニタオルとガーゼタオルストールに使った、ハウラという少女の描いた花の絵です。写真がハウラです。
あまりの素敵さに、どうしても何か品物にしてみたくて、私は自分でこんな紙袋を作ってみました。手で糊張り、ヒモを通して全て手作りです。
このピンクの花の紙袋は、限定数で絵画展会場で販売します。
ストールを買って下さった方には+200円でお付けします。
販売分の紐の部分の材質は写真とは異なります
ほかにもいくつも紙袋を作りましたが、それはこのブログのこのページをご覧下さい。
JCICA(ジェシカ)ショッピングバッグサンプル紹介 (←ここをクリック)
現在のイラクでは、紙やペン等の画材も十分に行き渡っていないため、子どもたちはワークショップで画材の使い方から憶えていきます。そんな子どもたちは、とても嬉しそうに画材を手にし、とても楽しそうに絵を描きます。湾岸戦争から20年、イラク戦争から8年。日本も関わった戦争の影響で、子どもたちの生活インフラや教育環境はなかなか改善しないままです。そんな状況から、こんなすばらしい絵が生まれているのです。
この絵を広く見てもらい、イラクの現状をもっと知ってもらいたい。医療支援も広げたい・・・。
そして、そのためにどういう方法が効果的かを考えました・・。
国内を見ると、製造業の不振で地方が疲弊しています。それならば、国内にも目を向ければいいではないか。イラクの支援と地域振興を結びつけよう!
考えてみれば、これまでJIM-NETが行ってきたチョコ募金も、北海道六花亭のチョコを国内の町工場で製造した缶に入れ、福祉作業所で袋詰めをするというメイドインジャパンとイラクの子どもアートのコラボレーションなのです。そして、イラクの子どものアートとメイドインジャパンを結びつけて商品にするというアイディアが生まれました。
Japanese Craftsmen with Iraqi Children Artistsの
頭文字をとってJCICA(ジェシカ)。
このプロジェクトを思いついてから3ヶ月半。
こんな短期間で商品化までこぎつけたのは、JIM-NETの理解、協力はもちろんのこと、今治市のある愛媛県の愛媛銀行、今治市の地場産業振興センターの協力、そして、前向きにプロジェクトに取り組んで下さった丸栄タオルさんのご尽力のおかげです。
子どもたちのすばらしいアートとともに、品質の高いメイドインジャパンをお届けします。『Charity & Quality』助け合いの心とともにメイドインジャパンのクオリティの高さを再発見して下さい。
収益を使って国際情勢を伝えるサイトを作りたい
また、これは出島プロジェクトの野望ですが、3月20日公開予定の専用サイトは、商品の紹介のみならず、イラクやアフガニスタンなどを取材しているジャーナリストなどから得た情報や、NGOの活動情報など、マスメディアには載らない情報を掲載する場にできないかと思っています。
JCICA(ジェシカ)プロジェクトで入ってきた資金の中から、フリーで活動されているジャーナリストの方などに寄稿していただき、原稿料など支払えればと考えています。ご理解ご賛同いただけると幸いです。
以上、上記内容に関する全てのお問合せは
出島プロジェクトdejima2010@gmail.com 中村までお願いします。