私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






塾生によく聞くことですが、
『全く同じ問題が出る』
=一度解いたことのあるテストを
百点を取るまで、全て覚えるまで、
解いたことがありますか。


テスト前、塾では、同じ過去問を、
何度も、百点が取れるまで、
解くように指導することがあります。


一部の方を除き、大抵の方は、
『一度やっている』から、
『答え(の単語、数字)を覚えた』から、
同じ問題、テストを、やる意味が無いと、
言われます。


おそらく、多くの学生が
そう言われることでしょうが、では、
実際に、答えを覚えたのかどうか、
試してみて下さい。


小学生くらいまでは、その感覚で、
確かに、二度目、三度目、さらには、
四度目ともなれば、百点満点を取るだけでなく、
テスト時間も1/3、1/4ぐらいまで
短縮できて、ただ答えを書く“作業”の
ようになっていることでしょう。


しかし、中学生ともなれば、
9割以上の方が、“そう”ならない
ことでしょう。


中学以降は問題数も多く、何よりも、
難しい、と言いますか、『間違えやすい』、
『忘れやすい』、そして、
『間違えを誘発するような』問題が
多くなるため、二度目、三度目『程度』では、
百点を取る、答えを全て覚えることは、
難しいでしょう。


実際にやってみて頂ければ、
わかると思いますが、百点を取れない、
答えを全て覚えていない方の多くは、
学校の勉強、テスト“ごとき”、
ナメているのでしょう。


小学校時代の栄光や自信があるのか、
わかりませんが、全く同じ問題の
テストを、“何度”やっても、
百点を取れない、答えを
全て覚えられない方は、
必ず、『学校の勉強』に苦労することに
なります。


それは意識の根底に、潜在的に、
全く同じ問題、テストだろうと、
ケアレスミスは出てくるものだし、
ど忘れする時もあるし、合格点が
取れるのであれば、百点にこだわる
必要はないしと、さも『効率的』に
考えられているように見えて、
自分の失敗や成長することを、
無視、拒否する態度、姿勢を
示していることになります。


全く同じ問題が出るとわかっている
テストですら、そうした態度、姿勢を
示すのですから、同じ問題が出ない
テストにおいて、高得点はおろか、
合格点すら、取れないとなっても、
当然のことかと思われます。


かつての私立校・中高一貫校生の、
要領の良い方は、過去問や授業内で
行われた小テストを“完璧”に覚えて、
テスト対策を行う方が多かったと言えます。


同じテストを何度も解き、
毎回百点は難しくとも、
80点以上、90点以上
取れるようになって、
その過去問と『全く同じ問題』が
出れば、確実に高得点を取れるという
自負・自信を持って、定期テストを
受けていました。


特に、成績が、点数が危ういという方ほど、
テスト前、時間がない時こそ、
その手を使って、効率良く、点数を取る、
少なくとも合格点以上を取るという
荒技をやってのけていました。


今の方は、冒頭に書いたように、
『格好つけて』いるのか、
そういった『無駄』、『無意味』な
ことはしたがりません。


これは一見すると『無駄』『無意味』に
思える勉強、行動に見えますが、
もし、万が一、先生がテスト作成に
間に合わず、過去問をそのまま、
転用した場合、点数が約束されることですし、
範囲の狭い『学校の定期テスト』において、
どんなに工夫しても、過去問の『類似問題』
を5割以上、出さざるおえないのが、
わかっていれば、これ以上、テスト勉強に
向いているツール、手段、手法は、
ありません。


それで、『本当の学力、知識、実力』が
身についたかどうか、身につくのかどうか
などの『綺麗事』はともかくとして、
テストで点数が取れるかどうか“だけ”で
言えば、正確には、学校で行われる、
『定期テスト』において、点数が取れるかと
言われれば、『確実に』取れると、
断言出来ます。


逆に言えば、全く同じ問題、テストを
何度でも、覚えるまで、百点を取るまで『やる』、
“ソレ”すら、本気になって出来ない方は、
どんな勉強法を駆使しても、テストで
点数を取ることは出来ないでしょう。


学年が上がるごとに、緩やかに、
点数を落していき、最終的には、
赤点を下回るようになっていくと
思います。


こうまで断言できるのは、
『学校の勉強』、そして『テスト』に
おいては、あまりに、逸脱した問題を
テストに出して、審査・評価を下すことが
出来ないからです。


数年ごとに、制度や範囲などが変わり、
新しく覚えなければならないこと、
あるいは、修学しなくても良いことなど、
出てきますが、それでも、
学校の定期テストに出る『問題』は、
類似性、類似度を、大きく逸脱することは
ないでしょう。


少なくとも5~6割近くは、類似問題が
出ると言えると思います。


資格試験などを受けられた方はわかると
思いますが、過去問から5~6割もの
類似問題が、確実に出るとわかっていれば、
ひたすら、その過去問をやって、さらに、
数年分の過去問をやれば、合格点70点くらい、
確実に取れると思われることでしょう。


学校の定期テストは、その特性上、
そうならざるおえないテストとなります。


なぜなら、文部省で定められた範囲内で、
決められたこと、教科書、問題集に
書いてある範囲内で、さらには、
受験や進学後に必要となる、必須となる、
重要知識、基礎知識と絞られていくほど、
同じような問題を出し、解答に
“導かなければ”ならないことに
なります。


そういう教育、学びが、良いか悪いか、
今後どうしていくべきかという議論や正論に
関わらず、現状の学校の進学の制度、システム、
さらには、審査・評価の対象となるテストにおいて、
“そう”なっているのであれば、
それに対応しておくことが、
要領の良いことだと思いますが、
いかがでしょうか。


綺麗に並びたてられた教育論、教育法は、
素晴らしいものだと思いますが、実際に、
学校で、受験で審査・評価されるのは『テスト』
さらに言えば、『ペーパーテスト』であり、
そこに『答え』を書き込めなければ、
どんなに素晴らしい教育を受けてこようが、
点数がつかない、×と評価されることになります。


記録されていく、テストの点数、成績で、
受験無く、高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校生は、そして、
お子さんを私立校・中高一貫校に
通わせている親御さん、ご家庭の方は、
そのことをよく考えて、
学校の勉強、テスト、成績に
どう対応していくのか、
もう一度見直されることを
オススメします。




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