栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生の学年末テストの勉強の仕方を紹介
学年末テストは、今年度、今学年、“最後”のテストですので、
二学期までで、進級・進学に問題の無い点数・成績を取ってきた方は
基本的に、“よほどのこと”がない限り、『帳尻合わせ』が出来る、
つまり、学年としての成績も進級・進学に問題がないと、
記録されると思います。
特に、『平常点』を取れている方は万全ですが、
(この三学期“だけ”)『平常点』を取れていない(サボってしまった)
という方でも、追試や追加課題で、救われ、進級は出来ることでしょう。
それでも、この学年末テストを、
“今年”最初のテストとして位置付けてみると、
そのテストで、『やらかして』しまうのは、
どうかと思いますので、手を抜くことなく、
きちんと点数を取っておくことをオススメします。
『記録』される『結果』で、合否が決まる
私立校・中高一貫校で、進級・進学に問題ない
『結果』を出している、上記の方々に偉そうに
忠告・説教するのは、本当に大きなお世話、
余計なお節介かもしれませんが、
今までの『結果』を“悪く”することの
ないようにして下さい。
さて、『結果』を出した方にとっては、
この学年末テストは、今年最初の腕試しと
言ってもいいかもしれませんが、
『結果』を出せなかった、この学年末テストで、
『結果』を“出さなければならない”方は、
今年度、今学年、“最後”のテストどころか、
通っている学校での“最後”のテストにも、
なりかえないという危機感をもって、
挑むことをオススメします。
“もう”後は、『次は』ないテストです。
失敗は許されないことになります。
とはいっても、中学2年生までは、
“そうは言っても”“そう、脅しても”
結局、進級出来る、つまり学年は“自動的”
“強制的”に上がるから、“そこまで”思い詰める
必要は無い、やる必要はない、と思われている方は
少なくないと思います。
昨今、本当に、本気で、そう思われて、そうして、
最終的に進級・進学出来ないとなっても、
現実味を感じない、他人事のように思っている、
“そう”見受けられる方、失礼ながら、
これは親御さんもですが、極端になってきています。
通っている私立校・中高一貫校で(内部)進学することが、
人生の全てではありませんが、「いざ」、クラスメイト、
友人知人の“ほとんど”が、“普通に”進学していく、
していけるのが、現実味を帯びてきた時、「なぜ」
自分が、我が子が、進学出来ないのか、と、
納得出来ないと思います。
その時、見せられる、突きつけられるのが、
今まで『記録』してきた『結果』と、
進学要綱、条件、基準となります。
「なって(経験して)みないと、わからない」を
こじらせてきてしまった方は、その時に、気付くことに
なると思いますが、何年何学期の成績が、その時点が、
あるいは、その時点からが、問題であった、その時、
その時から、成績をどうしていれば、進学に問題が無かった、
ということまで、『記録』された『結果』で示されることになります。
これが、よく書いている、
進学出来ないと「なるべくして、なった」後悔、
あーあの時、この時“に”、あるいは、“から”、
「やっていれば」または「止めていれば」、
点数を、成績を取っていれば、最終の結果、
進学の合否が変わっていたかもしれない、
と、見返す、思い返すことが、出来てしまうことに
なります。
といっても、進学出来ないとなったら、
そんな後悔をしている暇もなく、
すぐに、次の対応にうつらないと、
その『次』“も”、その『先』“も”、
「なってみないと、わからない」の
出たとこ勝負になってしまいます。
なので、クラスメイト、友人知人が、
進学していく、そして、自分が、進学出来ないと、
『現実味』を帯びてきた時に、感じられるものと
なります。
さて、その『現実味』ですが、おそらく、
進学出来なかった方も、感じ取れなかったと思いますが、
その一回目といいますか、感じ『始め』、いえ、
感じ『始めなければならない』のが、この学年末テスト、
特に、二年生は、もうこの時点で、感じ取らないと、
『10ヶ月後』、そして、残り2回の学期(成績)、
4~6回の定期テストでの、軌道修正が、
どんどん“間に合わなく”なっていきます。
この学年末テスト“前”の状況・状態の
(学校・私)生活、勉強、やり方、過ごし方で、
出た『結果』を、よく考えて、『春休み』から、
対応・対策していかないと、間に合わなくなります。
いやいや、三年次一学期“から”あるいは、
“中”での対応・対策で、大丈夫でしょうと
思われるかもしれませんが、うるさく書いておりますが、
この『三年次一学期』は、部活動の最後の大会・コンクール、
あるいは、修学旅行などの学校行事などで、『今まで』以上に
『忙しく』『時間がない』状況になります。
その上で、授業で習う内容も、難しく、特に数学・英語は、
“今までの”『積み重ね』の知識、技術、学力が求められる
ことになります。
“その”三年次一学期に対して、今までと“同じ”
「なって(経験して)みないと、わからない」で、
出たとこ勝負で、何とかなるでしょう、何とかする、
と考えている時点で、進学出来ないと
「なるべくして、なった(なる)」道に進んでいることが
わかると思います。
この学年末テスト、二年次学年の『結果』をもって、
通っている学校での(内部)進学を諦め、
受験での進学にシフトし、三年次一学期は、
(通っている学校での)『最後の思い出作り』として
過ごすというのであれば、最後の『夏休み』からで、
“受験”に間に合うかもしれませんが、
「あわよくば」内部進学“も”出来れば程度に
考えられているのであれば、その見積もりは
甘いと言っておきます。
かつては、そういった『あわよくば』で、
うまくいった方を、「要領が良い」
「世渡り上手」として、評価されていたと
思いますが、今は、そうは問屋が卸さない、
そんな世渡り、要領を許さないとなってきています。
というより、そうして、進学しても、
「その先」で、結局、進級・進学出来ない
となるため、進学させる意味がない、と、
考えられるようになっていると思います。
長々とうるさい忠告、説教になりましたが、
これらのことを、よく考えた上で、
今学年、学年末テストの『結果』をもって、
「春休み」からの対応・対策を、どうするのか、
“事前に”決めておくことをオススメします。
そうしないと、“また”『なってみないと、わからない』を
続けること、つまり、春休みに、三年生に、夏休みに、二学期に、
なってみないと、わからないで、過ごすことになります。
“そう”『なってみないと、わからない』で、
「なるべくして、なった」道に進むことのないように、
よく考えて下さい。
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