栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生の学年末テストの勉強の仕方を紹介
学生の6~7割近くの方が、二学期までで、
ソコソコの点数・成績を取っていて、
可もなく不可もなく、1・2教科ぐらい、
ちょっと点数・成績がヤバいかもという
状況・状態だと思います。
そのため、この三学期も、『今まで通り』で、
何とか乗り切れるだろう、乗り切るつもりだ、
と思われて、今日、この時期まで過ごしてきた
ことでしょう。
その中で、過半数以上の方は、その予想通り、
乗り切れる、あるいは、予想よりはちょっと
悪かったけど、進級・進学“出来ない”とまでは、
ならないで、この学年末テスト、そして、
今年度の成績を、『結果』を出して、
無事進級、次学年、次年度へと、
進まれると思います。
よく、書いておりますが、最終的に、
受験、それも、大学受験で『頑張って』、
一発逆転、桜を咲かせるつもりであれば、
高校3年二学期までの、『学校の』、
テストの点数、成績は、その場、その時の、
『思い出』『(自分の)学力、能力の確認』に
過ぎませんので、“今回は失敗した”
“次回は頑張る”のお試し感覚で、
『チャレンジ精神』を養う程度に
考えられるのも良いと思います。
最終的に、大学受験で合格してしまえば、
勝てば官軍、最終学歴で印籠のように構えて、
社会に出ていくが出来ると言えますから、
『学生時代』の『途中経過』の『結果』など、
気にされる必要はないでしょう。
しかし、受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、
通っている学校で進級、あるいは、
付属の高校・大学に進学するには、
その『途中経過』の『結果』の積み重ねで、
合否が決まりますので、『有限回』しか無い、
『機会』を、お試し感覚で、
『チャレンジ精神』を養う程度に考えていると、
痛い目に合うことになります。
一回一回の『機会』を大事にして、
結果に対して、“反省”をしなければ、
『次、次回』の機会はもちろんのこと、
最終的には、進路、選択肢、権利を
失うことになります。
このことは、大変失礼ながら、
親御さんも“そのことを”軽んじて、
進級・進学の問題が見えてきてから、
慌てることになることが多いです。
そうした傾向にある方の多くは、
“初め”は、子供の人生は子供のもの、
好きなことをやって、元気に楽しく、
学校生活を過ごしてくれればいい、
“まぁ、仮に”進級・進学出来ないとなるなら、
そうなったらそうなったで、“また”
考えればいい、対応すればいいと、
大きく構えていられることが多いです。
“その”気構え、覚悟を、『本当に』
進級・進学出来ないとなりそうになる、
現実味が帯びてきた時でも、
『貫ける』のであれば、
『仮に』お子さんが進級・進学出来ないと
なっても、『大丈夫』だと言えます。
通っている学校で、
進級・進学“出来ない”ぐらいのこと、
別にそれで人生終りというわけではないですし、
まぁ、そういった経験も、後々になってみれば、
良い経験だったと、『多くの人』には出来ない
経験をしたと、思えれば、お子さんの教育にも
良い影響だと言えます。
ところが、
進級・進学出来ないとなりそうになって、
『結果』が積み重なって、見えてきて、
『なってみて、わかった』時に、
焦るのは、慌てられるのは、
親御さんのほうが多いです。
そして、その時にはもう、お子さんは、
親御さんの“最初”の思想、考え、思いが、
『身についており』、進級・進学出来ないなら、
出来ないでもいいじゃん、何とかなるでしょう、
そこまで必死になる必要もないでしょう、と、
言動、態度、姿勢が“出来上がって”います。
ですので、この時に、親御さんとお子さんとで、
差異が生まれることになります。
親御さんは、そうはいっても、高校・大学に
進学するのは、出来るのは、当然のことでしょう、
ましてや、『私立校・中高一貫校』なのだから、
学校・先生が、『そう』導いてくれているものでしょう、
くれるものでしょう、と思っていたら、
一気に、現実的に、数字的に、結果を示され、
進級・進学に対して、否定的なことを言ってくる、
まるで、進級・進学させないぞと脅してくるかのように、
感じられることでしょう。
この時、お子さんは、“まだ”気軽に考え、
“本当に”進級・進学出来ないなら、
出来ないでもいいじゃん、何とかなるでしょう、
と思われているように、言動、態度、姿勢を
示されます。
言い方が悪いですが、親御さんの多くは、
この時、『手のひら返し』で、何を馬鹿なことを
言っているの、進級・進学出来なければどうするの、
高校・大学に進学出来なければどうするの、
『学校の勉強』が出来ないのに、どうして
『受験勉強』が出来るっていうの、
といった具合になって、お子さんとの
『戦い』が始まることになります。
その『戦い』の最中でも、テストは、成績は、
『記録』されていくことになりますので、
『戦い』が長引けば長引くほど、親御さんのほうが
疲弊していくことになります。
そして、この『戦い』は圧倒的にお子さんが、
優位になります。
それは、学校の勉強をやるやらない、
テストで点数を取る取らない、
成績を取る取らない、を、“実際に”
やるのは、お子さん自身だからです。
そうして、『なってみるまで』、つまり、
進級・進学出来ないと、現実になってみて、
わかって、気付くことになります。
学校の勉強に限らず、人生は、いつでも、
いつからでも、どんな状況・状態からでも、
這い上がれる、現状を覆せる、成長できる、
挑戦できる、発展、進歩することが出来ると、
言えますが、限られた“時間”と“機会”の中で、
条件や規則、規制があるもの・ことに関しては、
『間に合わなくなる』ことがある、そして、
『許されない』『認められない』『与えられない』と
なることがあるということを、“早く”に教えないと、
実際に、“そう”なってみるまで、気付けないと
なります。
学校の勉強や定期テスト、成績、そして特に、
私立校・中高一貫校の進級・進学の問題は、
これが当てはまるもの・ことだと言えます。
『なってみて、わかった』で、
『間に合わなかった』『手遅れだった』と、
ならないように、『記録』される『結果』に対して、
都度、確認、反省し、限られた『時間』と『機会』を
考慮して、対応、対策していくことを学んでいくことを
オススメします。
今回の学年末テスト、今年度の成績は、
『間に合わなかった』としても、
次年度、次学年の定期テスト、成績には、
そして、進級・進学には、『間に合わせる』よう、
しておきましょう。
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