私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






先日、『学校の勉強』をする理由の大部分は、
『高校・大学に進学するための条件だから』と
書きましたが、より正確に書かせて頂きますと、


大学進学するための更なる『学校の勉強』を
習える高校に進学するため、学歴を得るために、
大学を卒業するための『単位取得』の条件となる
勉強を行う大学に進学するための、審査・評価の
対象が、『学校の勉強』を修学し、入学テストにおいて、
具体的な数字・数値で、学力、実力、能力を示し、
審査・評価の基準をクリアすることで決まるため


ということになります。


ですので、高校・大学に進学しない、あるいは、
そういった(学校の勉強をする)ことを
目的としない、自由な校風で、かつ、
入学する際の審査・評価において、
『学校の勉強』の結果、または、修学の是非を
問わない教育機関に入学するのであれば、
『学校の勉強』をする必要はないと言えます。


小学校・中学校レベルの基礎知識、学力がないと
他人に馬鹿にされる、就職に不利などと
いったことも言えますが、だからといって、
本当に、本気で、“それが”学校の勉強を
しなくてはならない理由だと思う、言う人は
少ないでしょう。


他人に馬鹿にされようが、就職に不利だろうが、
生きていくことは出来ますので、そんなことを
気にしない方にとっては、学校の勉強をする
理由には感じられないことでしょう。


学校の勉強をしなくてはならないのは、
小学校から大学までに至る学校教育機関、
学問の道を進むことにおいて、原理原則、
根本、根底に、学年が上れば上がるほど、
『学校の勉強』が必要となる、それが
土台となるため、どんなに嫌だろうと、
面倒だろうと、上(高校・大学)に行くためには
やらざるおえないものとなります。


そのため、端的に説明すると、
学校の勉強は、高校・大学に進学するために、
必要な条件だから、高校・大学に進学したいので
あれば、やらなければならないものとなります。


そう考えれば、
高校・大学に進学したい、でも、
学校の勉強はしたくないということが
如何に矛盾となっているかということが、
よくわかると思います。


学ぶこと、勉強すること、考えること、
創造すること、習うこと、生きることに、
様々な言葉を飾り立て、さも、それがあって、
『学校の勉強』ができるようになる
→高校・大学に進学できる、
に直結するかのように、感じさせられますが、
それは、学校教育機関を卒業してから、
あるいは、その組織、コミュニティから
離れてから、必要となる、役立つことであり、
今、学校の現場で習い、審査・評価されるものに
対して、効果・結果が出るものとはいえません。


むしろ、否定されてきている、詰め込み型、
強制型の勉強のほうが、高校・大学に進学する、
そして、その高校・大学で勉強する、審査・評価で
高い評価を得ることに対して、有効だと言えます。


何にも考えない、考えられない、創造性にかける、
頭でっかちになる、ステレオタイプになってしまう
詰め込み型、強制型でも、『学校の勉強』においては、
そして、その審査・評価のシステムにおいては、
かみ合っています。


にもかかわらず、昨今は、その学校教育機関、
学問の道に進むことの原理原則、根本、根底に
加えて、さらに情操教育や教養、人間性、個性、
創造性など、求められる、また、求める方が
増えており、『学校の勉強』以上のことを
させたがる、したがる傾向にあります。


『学校の勉強』の修学が早い、あるいは、
要領良く出来る方にとっては、決まりきった内容、
範囲・視野の狭いステレオタイプな答えを
求められることは、自分の成長を阻害するものに
感じられるから、それ以上のこと、『学校の勉強』
以外のことを、求められるのも宜しいかと思います。


しかし、『学校の勉強』の修学が遅い、さらには、
学校教育機関、学問の道に進むことの原理原則、
根本、根底を無視し、拒否し、『学校の勉強』
以外のことで、高校・大学に進学させろ、
審査・評価しろと言わんばかりの言動、態度、
姿勢、考え方、思考をする方が増えてきている
ように思えます。


その時、その方々が、そう要求する、主張する
後ろ盾に、様々な言葉を飾り立てた、そもそもの
『勉強』とは、『学ぶことの意味』とは
ということを、持ってきて、
最終的に至る結論が、
『学校の勉強なんて、社会に出て
 役に立たないじゃないか』
だという理屈、理論、思想に
なっていると思われます。


失礼ながら、これは親御さん、ご家庭の方でも、
深層、あるいは表層かもしれませんが、
そう思う、そう意識されている方が
多いかと思われます。


そのため、学校教育機関に、
『学校の勉強』以外のことを求められ、
お子さんに、子供たちに、様々なことを
『学んでもらい』、成長してもらいたいと
要求、追求されているのかと思います。


それが行き過ぎて、いつの間にやら、
高校・大学に進学することは当然の権利であり、
進学出来て当たり前であり、それを、させない、
出来ないようにする学校・先生は悪のような
存在として、批判・非難するかのように、
訴えることになっているように思えます。


確かに、昨今の学校では、『学校の勉強』以外の
多くのことを学び、経験でき、その環境・状況から、
『学校の勉強』の修学が早い、要領良く出来る方が、
『学校の勉強』以外のことにおいて“も”、活躍し、
活かし、学び、成長し、輝かしい成果・結果を
出しています。


しかし、『学校の勉強』の修学が遅い、さらには、
学校教育機関、学問の道に進むことの原理原則、
根本、根底を無視する、拒否する方にとっては、
『学校の勉強』以外のことも、どちらも中途半端に
なっていて、進路、選択肢が狭まっていき、
最終的に、どちらも道半ばで共倒れと
なってしまっているように思えます。


学校で習う『学校の勉強』以外の素晴らしい教育論、
教育法が、様々に提唱されておりますが、それらが、
『学校の勉強』、そして、『高校・大学に進学する』
ことに直結することはまずありません。


それらは間接的な効果として
出てくるかもしれませんが、
『学校の勉強』『高校・大学に進学する』の
審査・評価の対象、条件は、『学校の勉強』で
修学したことを、テストにおいて、具体的な
数字、数値として、結果を出すことであり、
そんなシステム、制度が嫌だというのであれば、
無理して高校・大学に進学する必要はない
ということになります。


ですので、『学校の勉強』以外の
素晴らしい教育論、教育法で、
学び、成長したいというのであれば、
既存の多くの学校教育機関にこだわらず、
自由な校風で、かつ、入学する際の
審査・評価において、『学校の勉強』の結果、
または、修学の是非を問わない教育機関に
入学することが進むべき道だと、思います。


こう書くと、そこまで極端なことはしたくない、
皆と一緒に、普通に、普通の、高校・大学に
進学したいという方、特にこれは親御さん、
ご家庭の方に多いとは思いますが、であれば、
『学校の勉強』について、どう対応していくのかを、
まず第一に考え、それが盤石になってから、
『学校の勉強』以外のことにおいての
挑戦をすることが、道理にかなっていると
思えないでしょうか。


改めて、問わせて頂きますが、
高校・大学に進学したいですか、
させたいですか、
そのための『条件』である
そして、原理原則、根本、根底となる
『学校の勉強』をどうされますか。


その意識、考えがブレたまま、
飾り立てられた理想を抱えたまま、
限られた学生時代の期間、時間を過ごし、
後々になって、『やっぱり』ということが
出来ないということを、よく考えて、
そして、親御さん、ご家庭の方は、
よく思い出してみることを
オススメします。


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