「世直し太郎」の政局斜め読み

偏向マスメディア報道の本質を直観力で読み解き、内外の話題を大胆に斬っていきます。とりわけ大中華帝国主義許すまじ!です。

民主・共産・社民・未来の「脱原発」争点化は大失敗に終わる!?

2012年12月07日 | 原子力発電問題
どう考えても日本という国の未来の全体像を考えた場合、「脱原発」だけ言っていればよいというのでは、あまりにも短絡的で、せいぜい左翼市民運動程度の域を出ていません。本当に国民をばかにしていますね。脱原発後の経済的インパクト、国民生活への経済的リスクをまったく説明しないのも無責任極まりないですね。

本当に自分の言い出している事が良く分かっていないのは、日本未来の党の嘉田代表の街頭演説で分かります。昨日もテレビ報道を観る限り、ドイツの例を引き合いに出して脱原発を正当化しようとしていますが、そのドイツではまさに現在思惑通りの脱原発路線がうまくいかずにとん挫しようとしています。この実情を知っていれば嘉田代表の発言はできないはずです。原発に関する世界情勢を何も掴んでいないことは明白です。

さらには、東京都知事選で、元日弁連会長の宇都宮候補を、「未来・共産・社民の脱原発統一候補」などと社民党の福島瑞穂代表が喜んで紹介している姿に至っては、まったくもって奇異に映ります。

まさに首都圏の電力は、即時原発停止では安定供給などでるわけがありません。毎年猛暑日や寒冷日に長時間、計画停電をやりたいのですか?と聞きたいですね。病院の医療機器が全部止まったら入院患者はどうなります?自宅療養している患者も一緒です。何かあったら責任取れますか?再生エネルギーが現在ただ今の患者の命を救ってくれますか?これでは私たちの命を奪い、首都機能が完全にマヒする「原発停止テロ」活動になります。

また、どの政党も今後の原発技術開発の推進を言いません。日本は海外に原発技術を輸出している有数の国家なのですよ!相手国との相互信頼関係もあり、先方は高い日本の原発技術開発力にお金を払っているわけです。世界の原発需要もまったく「脱原発派」は触れません。

日本が海外に原発技術を輸出することを止めたと言って、狂喜乱舞するのは、中国や韓国ですよ。まるでそちらの政府の工作員の仕業のような世論形成です。

世界から日本の原発技術が低かったから事故が起きたと言う評価は出ていますか?違うでしょう。むしろ「原発被災後の緊急対策の稚拙さ」を指摘されているのではないですか!つまり「被災後の緊急対応に瑕疵があった」つまり「人災だった」とうことですよ!

その責任はどう考えても、当時の首相官邸と原子力災害の責任者である菅前首相にあったのですよ!なぜそれを総選挙の争点としないのか!少なくとも東京18区の選挙戦でこの話題が出ないのはおかしいのです!

今後の原発の安全性向上と安定稼働も語らず、資源ベストミックスの見取り図も示さないで、「脱原発」だけ唱える不毛な総選挙ではまったく意味がありませんね。

何回でも指摘させていただきます。


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