中野笑理子のブログ

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シロさん

2016年11月04日 | 日記
毎日介護に通っている母の家の近くで出会った白い中型犬。

コンタクトレンズをしていなかったので、その大きさと白さから『何故こんなところに羊が!』と、固まっていると、向こうもじっとこちらを見ている。しばしの間、見つめあった末に、向こうからホタホタとこっちに近づいてきて、犬だとわかりました。

母の食べ残した焼き芋があったので、恐る恐る近くに置くとずんずん近づいてきて、匂いを嗅いでフンッ! と鼻を鳴らしたかと思うと、タッタッタと足取り軽く闇の中に消えて行ってしまいました。

それからしばらくして、キャップに『犬』と書いたペットボトルとボウルをいつも前カゴに入れている自転車を発見し、もしや……と思っていたら、その水をボウルに入れて木の根元に置いているご婦人に出会いまして。

犬は元々、近所に住んでいた老夫婦の飼い犬だったけれど、8年ほど前にご夫婦とも施設に入ってしまった為に家なき子になってしまい、以来こうしてご近所さんが世話をしているという話を聞きました。

そしてご婦人は言いました。
『この子はシロさんと呼ばれていてね、このあいだ家族でジンギスカンを食べに行った時に、お肉を箱で買って帰って冷凍してね、少しずつ解凍してあげているのよ』

何ィ?!
ジンギスカン!!

そんな良いものを日頃から食べていたとは!

そりゃあ焼き芋の切れ端なんか、鼻でフンッ、に決まってますわな。
失礼しました。