2月28日(火) 晴れ
BLUE RIVER MARATHONハーフの完走記の続きです。10kmあたりからフィニッシュまでの後半戦です。
***完走記-その2***
とりあえず2周目を終了して往路に入りまた追い風モードになったが、相変わらず風除けランナーの後ろに付いていた。追い越そうかとも思ったのだが、3周目の復路も風除けの恩恵を受けられると思い、無理には追い越さなかったのだ。ただ、そうこうしているうちにペースが遅いまま安定してしまったので、何か打開策はないかと衰えた脳をフル稼働させていた。
往復コースなのでペースメーカーとも頻繁にすれ違うのだが、何だかキロ5:00集団に迫られているような気になってきていた。もちろんこちらはキロ4分台を何とか保っているので錯覚なのだが、何とかせにゃと思いつつもまだ半分ちょっとなのでロングスパートには早すぎるとも思った。
3周目の往路が終わって折り返しに入った。ここで前を行く風除けランナーさんがやや大回りしたのに対して私は小回りだったため一瞬前に出た。この瞬間、脳内に「このまま前に行け」との信号が放たれた。
向い風になった途端に風除けを放棄するとは、今思うと大胆だが、ここで行かないとタイム目標に達しないので行かざるを得ないと思ったのだ。風除けで走る限り風除けランナーさん以上のペースにはならないのだから。
腹を括ってロングスパート開始。とはいっても向い風は2周目よりもさらに強くなったようでタフな展開になった。でもやり始めたからには続けるしかない。1km毎のタイムをチェックすると確かにキロ当たり数秒ながらペースアップできていて脚もまだ大丈夫だ。
15kmを通過。この5kmが23分18秒まで上がったが、98分に対しては未だに借金状態が続いている。最終周回に賭けるしかない状態に追い込まれた。
追い込まれつつ最終周回へ。ここを23分未満で走り、最後の1.1kmを5分未満で走ればどうにか98分に届くのではと脳内コンピュータが計算した。甚だ頼りないコンピュータながらだいたいは合っている。
追い風を利用してペースアップ。もうごちゃごちゃに入り乱れた周回遅れのハーフのランナーやクォーターランナーを右に左に抜きながら進んだ。
17kmの手前付近で強い追い風が吹いて自然にペースが上がった。おお、これは天国のブンちゃんの羽ばたきパワーではなかろうかと思った。ブンちゃん神風を受けて士気向上、最後の折り返しに向かってまっしぐらである。折り返したら羽ばたきは止めてねとも思った。
最後の折り返しを過ぎてあとは3km弱、向かい風も何のその、最後の力を振り絞った。19kmが見えればあと2.1kmだから残り時間から計算してペースを決められると思いキロポストを探すが、見落としたのかなかったのか見つけられず。そしてこの辺りでひときわ強い向かい風が… ブンちゃん、ここへきて私を試しているのかよ。
多摩川沿いははるか遠くまで見通せるのでフィニッシュ地点がどのあたりかわかる。とにかくあそこまで行けば終わりと思いながら進んでいると待望の20kmポスト発見。時計を押すと1時間33分23秒であった。ゲゲ、あと1.1kmを4分37秒で走らにゃいかんではないか。
今の私にキロ4分ちょっとで走れる力があるだろうか、と考える暇もなく遮二無二走るだけだ。もう最後の1kmは死に物狂いであった。やがてフィニッシュ地点が近づいてきて、コースを右側に折れてフィニッシュラインになだれ込んだのだが、ほぼ同時にフィニッシュした女性ランナーにぶつかりそうになってしまった。申し訳ない。
時計を止めると98分は明らかに超えていてガッカリ。両膝に手を置き、辛さに耐えているとスタッフがゼッケンからチップを外してくれた。そして記録証を発行してもらったらネットタイム1時間38分05秒とあって、目標まであと5秒だったことを知ったのだが、同時に年代別で1位と書いてあるのも発見。ガッカリモードから一気に歓喜モードになる変わり身の早さよ。
スタッフから、表彰式があるので呼ばれたらステージに行くよう指示された。図々しくも「副賞あるの?」と聞いたら困ったような顔をしていた。嫌なことを聞くジジィと思われたに違いない。
***番外編につづく***
サロマ湖100kmの先着エントリーが昨日から始まっていますが、約25時間経過した今でも空きがあるようです。正直に言えば、思わずボタンを押しそうになってしまいましたが、エントリー料19000円を見て踏みとどまりました。
サロマ湖が埋まらないとは、マラソンブームの凋落は本物かもしれません。
なお、本日は2月最終日、きっちり13km走って280kmにしておきました。はい、辻褄合わせです。
ラン資金 +24307円
月間走行距離 280km
年間走行距離 643km
BLUE RIVER MARATHONハーフの完走記の続きです。10kmあたりからフィニッシュまでの後半戦です。
***完走記-その2***
とりあえず2周目を終了して往路に入りまた追い風モードになったが、相変わらず風除けランナーの後ろに付いていた。追い越そうかとも思ったのだが、3周目の復路も風除けの恩恵を受けられると思い、無理には追い越さなかったのだ。ただ、そうこうしているうちにペースが遅いまま安定してしまったので、何か打開策はないかと衰えた脳をフル稼働させていた。
往復コースなのでペースメーカーとも頻繁にすれ違うのだが、何だかキロ5:00集団に迫られているような気になってきていた。もちろんこちらはキロ4分台を何とか保っているので錯覚なのだが、何とかせにゃと思いつつもまだ半分ちょっとなのでロングスパートには早すぎるとも思った。
3周目の往路が終わって折り返しに入った。ここで前を行く風除けランナーさんがやや大回りしたのに対して私は小回りだったため一瞬前に出た。この瞬間、脳内に「このまま前に行け」との信号が放たれた。
向い風になった途端に風除けを放棄するとは、今思うと大胆だが、ここで行かないとタイム目標に達しないので行かざるを得ないと思ったのだ。風除けで走る限り風除けランナーさん以上のペースにはならないのだから。
腹を括ってロングスパート開始。とはいっても向い風は2周目よりもさらに強くなったようでタフな展開になった。でもやり始めたからには続けるしかない。1km毎のタイムをチェックすると確かにキロ当たり数秒ながらペースアップできていて脚もまだ大丈夫だ。
15kmを通過。この5kmが23分18秒まで上がったが、98分に対しては未だに借金状態が続いている。最終周回に賭けるしかない状態に追い込まれた。
追い込まれつつ最終周回へ。ここを23分未満で走り、最後の1.1kmを5分未満で走ればどうにか98分に届くのではと脳内コンピュータが計算した。甚だ頼りないコンピュータながらだいたいは合っている。
追い風を利用してペースアップ。もうごちゃごちゃに入り乱れた周回遅れのハーフのランナーやクォーターランナーを右に左に抜きながら進んだ。
17kmの手前付近で強い追い風が吹いて自然にペースが上がった。おお、これは天国のブンちゃんの羽ばたきパワーではなかろうかと思った。ブンちゃん神風を受けて士気向上、最後の折り返しに向かってまっしぐらである。折り返したら羽ばたきは止めてねとも思った。
最後の折り返しを過ぎてあとは3km弱、向かい風も何のその、最後の力を振り絞った。19kmが見えればあと2.1kmだから残り時間から計算してペースを決められると思いキロポストを探すが、見落としたのかなかったのか見つけられず。そしてこの辺りでひときわ強い向かい風が… ブンちゃん、ここへきて私を試しているのかよ。
多摩川沿いははるか遠くまで見通せるのでフィニッシュ地点がどのあたりかわかる。とにかくあそこまで行けば終わりと思いながら進んでいると待望の20kmポスト発見。時計を押すと1時間33分23秒であった。ゲゲ、あと1.1kmを4分37秒で走らにゃいかんではないか。
今の私にキロ4分ちょっとで走れる力があるだろうか、と考える暇もなく遮二無二走るだけだ。もう最後の1kmは死に物狂いであった。やがてフィニッシュ地点が近づいてきて、コースを右側に折れてフィニッシュラインになだれ込んだのだが、ほぼ同時にフィニッシュした女性ランナーにぶつかりそうになってしまった。申し訳ない。
時計を止めると98分は明らかに超えていてガッカリ。両膝に手を置き、辛さに耐えているとスタッフがゼッケンからチップを外してくれた。そして記録証を発行してもらったらネットタイム1時間38分05秒とあって、目標まであと5秒だったことを知ったのだが、同時に年代別で1位と書いてあるのも発見。ガッカリモードから一気に歓喜モードになる変わり身の早さよ。
スタッフから、表彰式があるので呼ばれたらステージに行くよう指示された。図々しくも「副賞あるの?」と聞いたら困ったような顔をしていた。嫌なことを聞くジジィと思われたに違いない。
***番外編につづく***
サロマ湖100kmの先着エントリーが昨日から始まっていますが、約25時間経過した今でも空きがあるようです。正直に言えば、思わずボタンを押しそうになってしまいましたが、エントリー料19000円を見て踏みとどまりました。
サロマ湖が埋まらないとは、マラソンブームの凋落は本物かもしれません。
なお、本日は2月最終日、きっちり13km走って280kmにしておきました。はい、辻褄合わせです。
ラン資金 +24307円
月間走行距離 280km
年間走行距離 643km
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