演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/12/15 深夜寄席(芸協)

2007-12-15 | 深夜寄席見ブんログ
瀧川鯉之助…『掛け取り(喧嘩)~にらみ返し』

瀧川鯉太…『ぜんざい公社/コントまさひこ』

笑福亭里光…『江戸荒物』

春風亭べん橋…『化け物使い』


私にとって今年最後の深夜寄席です。
池袋から新宿に直行
既に10人位の列になっていました。
するとそこに、この行列を見たオカマが、
「何?何?ここ鶴見?鶴見中継所でしょ?もうすぐ箱根駅伝が来るのよね?」
と大騒ぎ!
ボブカットにテニスルック。ヒゲ跡も青々と残っているオカマですが、このオカマが面白いのなんの・・・。
カラオケの呼び込みをしているガタイの良いお兄さんに、
「アナタ帝京?帝京でしょ!」
お兄さんも戸惑い気味。
しまいには下半身を指差して、
「前はセコム、後ろはアコム」
何だか訳がわからないまま大笑いしてしまいました
ここにチケット販売の鯉太さんとべん橋さんが登場。
鯉太さんも迷惑そうな顔をしていましたが、私が、
「鯉太さん、負けてますよ!」
と声をかけたら、鯉太さんは苦笑いしていました

・鯉之助さん…掛け取りの喧嘩場面から音が入る芝居場面を抜き、「言い訳座頭」に行くのかと思ったら『にらみ返し』に入って行きました。
三味線がない場所では、このようなつなぎ方も面白いですね!

・鯉太さん…珍しく手拭いで汗を拭いていましたが、噺が進んでくると指で拭うんだから・・・
一席終わった後、高座上でおもむろに私服に着替え、余興で『コントまさひこ』ショーの開始。
「ギンギラギンにさりげなく」の替え歌や「鯖の歌」などを高座一杯に使って楽しませてくれました

・里光さん…「鯉太アニさんの“あの芸”がこんなにウケるとは思わなかった」と戸惑い気味。
客が引いた時用のネタを考えていたそうですが、急遽予定を変更して初めて聴く『江戸荒物』へ。
マクラで「関西人の自分がマクドナルドの事を『マック』と言ったのに気付いた時はショックだった…」と笑わせます。
噺は大阪の商人が地元で買った荒物を江戸弁で売るという、いかにも関西テイストな作品。
無理やりに江戸弁を喋る男と、それに戸惑うおかみさんの対比が面白い一席でした。

・べん橋さん…この方は夏くらいから噺が面白くなりましたね。ただ噺をキレイに持って行き過ぎの感があり、べん橋さんの風貌から“権助”という役どころもちょっと違和感があった気もします。


深夜寄席がハネた後は『こむらがへり日記』のMさんと軽く一杯。
Mさんの今日は「広小路亭⇒昇太師匠独演会(埼玉)⇒深夜寄席」という、私以上にハードなスケジュール
お互いの近況報告や、ここには書けない“芸人さんのシクジリ話”など、寄席ファン同士の交流を楽しんだ夜となりました!
コメント
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