このブログで何度も取り上げているシキキツ×マメキンカン
今年の交配の目玉でしたが、育てていくうちにだんだんとシキキツに似た特徴が現れるようになり、もはやマメキンカンとの交雑種ではないことがはっきりしてきました。
多胚性の品種の種の中にも時々単胚の種が混ざるものですが、今回採取した種もシキキツとマメキンカンを交配した実から出てきた単胚の種。
マメキンカンと交雑していなくとも、シキキツとシキキツの交配によって生まれた交雑胚であることに間違いはなく、そういう意味ではとても貴重ですが、育てられるスペースも限られているので積極的に育てる気にはなりません、、
そんな中、ひとつだけやや気になる実生が存在します。
11月ごろに一度紹介しているんですが、葉のサイズやら枝の太さが他の苗よりも小さく、ずっと気になっていました。
(シキキツ×マメキンカン その後 - 家の庭で品種改良! (goo.ne.jp))
なるべく早く大きくしてみたいと思って寄せ接ぎしていたんですが、今年にしては珍しく成功し、無事芽が伸長してきました。
接ぎ木部はこんな感じ↓
下の写真は兄弟との比較写真です。
接ぎ木したばかりで、葉も成長中なので単純比較はできませんが、やはり全体的にサイズが小さいような気がします。
シキキツとマメキンカンの交配がうまくいっているならば、3倍体になり、その苗はどちらかというとがっしりした樹形になるはずなので、この個体がマメキンカンとの交雑種かというとかなりビミョーな感じがしますが、他と形質が違うのは間違いなし。この子は積極的に育てていきたいですね
あ、今回から写真のサイズを一回り大きくしました。
やっぱ大きい方が見やすいですね