桜和尚ブログ

下記に引越しました
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◆墓じまい--TVで話題--これからのお墓のあり方

2014年08月16日 | お墓と終活

お盆に合わせ、お墓に関するTVの話題が多いですね。

昨日の朝の番組でも「墓じまい」ということが取り上げられていました。

都市圏で自分の両親が購入したお墓を、次の代が結局は守りきれないという現状リポートの内容でした。

そのままにしておくと、毎年管理費はかかる、草ぼ-ぼ-。結局無縁墓になります。

それを見ていられないので、墓じまいになるのです。

墓じまい。具体的には、墓石を業者に頼んで石を撤去し、合同供養塔に引っ越しするというものですが、

ここで問題なのは、墓は石で出来ていること。

そして、墓は後継者(後継ぎ)がいないと存続できないということです。

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そこで、これからのお墓を考えてみましょう。--

お墓は石とは限りません。

それが土に直接埋骨する樹木葬です。

 石を使わないので、維持管理が不要です。

また、後継ぎがいなければ、最初から永代供養をおすすめします。

ご夫婦は子供がいてもいなくても、後の人に迷惑をかけたくないという気持ちがあります。

そんな時はご夫婦で永代供養ができる墓を求めればいいと思います。

この2つの利点を兼ね備えたのが、岩手一関の花の樹木葬永代供養墓(常堅寺管理)です。下記サイト参照。

http://hana-jyumokuso.com/ 

花の樹木葬   で検索

以前はこのような選択肢がありませんでした。

お墓といえば、先祖や子々孫々眠る石のお墓しかありえませんでした。

家族の変容や生活スタイルの変化で、お墓も選べるようになってきたのです。

石のお墓を購入すれば、いつの時代いか維持管理できず墓じまいになるでしょう。

樹木葬と永代供養の組み合わせが、これからの新しい時代のお墓のあり方ではないかと思います。

 

 


◆花の樹木墓園で安心終活

2014年04月15日 | お墓と終活

 

 

先日、宮城県のご夫婦が「花の樹木園」の景色が気に入ったので、

終の棲家にしたいのだがと、相談に来られました。

正式名称「みちのく花の樹木墓園」は

樹木葬と桜葬の特徴を持った墓苑で5年前に開園しました。

特徴は

1.継承者(跡継ぎ)を必要としない。夫婦一代の墓。

2.コンクリートや石の墓でなく、土に直接埋骨する。桜の根元にお骨ごと埋骨するので

自然に帰る。花に生まれ変わることができます。

3.石を用いないので費用が安価。でも、葬儀をしないお骨は納骨できません。お寺の墓地管理下にあるので、単なる安いからと言っての受け入れは致しません。

信仰心のある方で、事前審査して許可します。

4.管理を必要としません。草取りなども不要です。

これからの時代、子どもに迷惑をかけたくないと考える老夫婦は、多くなる傾向にあります。

今回来ていただいたご夫婦も、子供もいないし、頼める親族も多くはない。

数年前からいろいろ探していたが、ようやく納得できるお墓を見つけた、と言います。

あの景色に魅せられましたと・・・

そうです。この場所は、眼下に北上川。西に奥羽山脈の須川岳。

その残雪に沈む夕日は絶景だと私も感じます。

ちょうど、桜がそろそろ満開のころです。

「本当に安心しました」と何度も繰り返しお礼を言われると、

やっぱり、あの墓園をつくってよかったと感じます。

生きているときに仏縁を結んで、安心して旅立つ。

これが本当の理想の終活ではないでしょうか。

 

 


◆アップデートする仏教-青空の瞑想-

2014年03月01日 | お墓と終活

アップデートする仏教、という本が昨年出版されました。

内容は(アマゾンから引用)-----------

欧米の仏教が急激に進歩しているのに、なぜ日本の仏教だけが旧態依然としているのか。三十年にわたり世界で仏教の修行を実践し深めてきた二人のカリスマ僧侶が、日本の仏教を1.0から3.0に更新する! 

欧米の仏教が急激に進歩しているのに、なぜ日本の仏教だけが旧態依然としているのか。
日本の禅宗(曹洞宗)からスタートして、アメリカやイタリアで仏教を教え、東南アジアやチベットで仏教を学び、三十年にわたり修行を実践し深めてきた二人のカリスマ僧侶が、日本の仏教を根底から更新する。「形骸化した仏教」(仏教1・0)と「方法・テクニックとしての仏教」(仏教2・0)の現在から、ラジカルな「本来の仏教」(仏教3・0)へ――

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著者の山下老師が主催する京都彼岸会接心が開催されます。

内容 青空の瞑想  

ワンダルマ・メソッド(インナー・ボディー・ワーク+慈悲の瞑想+アナパナ・サティ)     いま、この瞬間に身体を内側から感じることで、慈悲の世界に入り、その場所で思いを手放したとき、呼吸がただ見えてくる。京都の東山の森のなかで、ただ座り、歩き、食事をする生活を仲間たちと一緒におこないます。そのとき「青空の次元」が開かれてゆく

青空のヨーガ 吾妻麗子先生指導

青空につながるために、アーサナとプラーナヤーマをおこないます。

日時3月19日(水曜)~23日(日曜)

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場所は京都ですから簡単には参加できないかもしれませんが、

東北で開催されたら、興味のある方は参加してみてはいかがでしょう。

私も以前、日本ヨーガ療法学会主催のヨーガをかじったことがあります。

動機は、坐禅の呼吸法を深めたかったからです。

そんなこともあって、山下老師の主催する慈悲の瞑想とヨーガ

(アーサナとプラーナヤーマ)体操と呼吸法にはとても興味があります。

そういえば、震災経験の方々の心のケアに何かできないかと思って、

坐禅ヨーガ呼吸法という教室を、仙台青葉カルチャーで1年ほど主催しました。

(参加者が少なくて休止しましたが・・)

ぜひ、このような体験がが東北でもできると良いのですが。

また、機会がありましたら、この件につきまして紹介させていただきます。

 

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◆送骨って何!--現代のお骨事情--

2014年02月26日 | お墓と終活

驚きました。

宅配でお骨を送ることを、送骨と呼ぶそうです。

今日、TV(朝ズバ)でやっていたのですが、今都会では、ここまでお骨事情が逼迫しているということです。

確かに身寄りのない方、旅先で身元不明の人などは、地方の特定の寺が、

宅配で受け入れていたことは知っていました。

それは、行政からお願いされた特定の受け入れの寺のことでした。

でも、今朝紹介されたのは、埼玉県の合祀供養塔があるだけの普通の寺院です。

何年前から、どのようなイキサツで、と言うのは放送されませんでしたが、

ふつうの寺でも、このような受け入れをしているようです。

ちなみに、ある自治体の倉庫は引取りのないお骨で山積みになっているとか。

 

都内にある「終の棲家・・・なんとか」というNPOは

地方にお骨を送る専門の団体です。。

ここに入会した人が

「自分たち夫婦は娘しかいない。墓をつくっても

誰も管理できない。後の人に迷惑をかけたくない」

と、コメントしていました。

確かにその通り。

夫婦もどちらかがなくなれば、お一人様。

その時にお骨をどうするか?

お墓を作っても無縁墓になるのは明白。

まして、自分がなくなった時に、誰がお骨を、どこにどうするか?ということです。

は~ため息が出ますナ

これを機に、送骨が増えるのは間違いありません。

大切なのは、どこで どう受け入れるかということです。

地方寺院、またはその人の出身地の寺院、その寺で供養して納骨する。

受け入れシステムがしっかりしていないと、行き場のないお骨が、供養もされず、あふれることにもなりかねません。

私は、実は、魂のUターンが望ましいと以前から考えていました。

動物には帰巣本能があります。鮭が間違いなく生まれた川に戻ってくるのは、このためです。

人間もしかり。

戦後、都会への極端な人口の流入がありましたが、

亡くなったら帰ってくればいいのです。

それでなくても、歳をとると、故郷が懐かしく恋しくなるもの。

特にお一人様は、生きている時に、「死んだら田舎のお墓へ入りたい」と

信託しておくべきだと思います。

故郷の父母や先祖のもとで、いだかれて眠るなんて、なんと安らかでしょう。

供養もしないで、倉庫に山積みでは、亡くなった人も無念です。

決して布施目的でなく、寺院もそんな仕組みを考えたほうが良いかもしれません。

 

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◆涅槃の境地--不思議な絵解き図--

2014年02月25日 | お墓と終活

2月15日はお釈迦様が亡くなった日にちなんで、涅槃会(ねはんえ)と言います。

涅槃会には涅槃図という掛け軸をかけて、お釈迦様の入滅を偲びます。

もうその15日も過ぎてしまったのですが、昨日はおばあさん方が月に一度集まるお経の会がありましたので、

皆さんに見ていただきました。。

当山にも由緒ある(たぶん100年以上の)涅槃図があり、絵を見ながら説明させていただきました。

 

涅槃図は絵解きと言って、隠し絵や不思議な図柄が書いてあります。

例えば、百獣が集まって嘆き悲しんでいますが、猫はいないのです。

十二支に猫がいないのとも関連するのでしょうか?

何故か??答えは下に記。

それから

お亡くなりになったお釈迦様の足をただ一人、老女が触れています。

この人は誰か(一説にはスジャータだとか??)

来年までには少し詳しく調べておきます。

1年間お待ちください。-------------

 

涅槃会は人の死によって、その生きることの大切さを知る、気づくということです。

死は私たちに「生きている」という命の実感を与えてくれるのです。

死を見つめ今を生きる!です。メメントモリ!

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答えはお釈迦様の使いがネズミだから、だそうです。

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