桜和尚ブログ

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◆みちのく花巡礼”桜と人生旅支度”復興応援ツアーのご案内

2014年02月24日 | お墓と終活

終活とは、終(死)に向かって輝く活(生)き方、と定義することができます。

終活を世間では、相続税や遺産分割、葬儀・墓などの為と言いますが、

死に向かって活き活きとした生き方を表現しているにすぎません。

ですから、終活と軽く言いますが、

”終活道”と呼ぶこともできると思うのです。

これこそ死生観を多くの方々に知ってもらうキーワードです。

そして、桜のように限りある命を精一杯花咲かせ、この一瞬に生も死も共存する生き方。

(ちょっと構えすぎですか??)

それから、被災地であえて終活ツアーを行うことの意味は、

命の尊厳をこの地で、この場で感じてほしいからです。

なおかつ、復興の応援もできる。

観光は一番の被災地復興応援になるからです。

最低人数さえ集まれば、開催実行いたしますので、

全国どこからでもご参加下さい。

桜和尚のガイド付き、日本初の?みちのく巡礼+終活ツアー

満開の季節に、桜と命の出会い旅です。

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花の終活ツアーとセミナー 開催のご案内
◆【終活ツアー】みちのく花巡礼『桜と人生旅支度』
【内容】

①桜と命の出会い旅「輝く終活と復興応援ツアー」

(被災地巡礼-桜の森供養塔予定地見学-東北三大桜祭-世界遺産)
②旅先でつづる遺言&エンディングノート

※下記セミナーで登壇する勝行政書士が同行し、お墓の困りごとから遺言相続や成年後見、おひとりさまの死後事務などについて随時お答えします)


【実施日】4月20日(日)?21日(月)1泊2日(仙台駅西口11:30各自集合)
【参加費用】¥25,000(宿泊代 定員利用・昼食1回・交通費・旅行保険含む)
【申込先】富士ツーリスト㈱(石巻市)TEL 0225-93-9861 FAX 0225-93-9808 担当熊谷
【申込〆切】3月29日 

◆【終活セミナー】終に向かって輝く活き方---無料---申込必要
 第1部:桜和尚の“震災と命と花の旅支度”(鎮魂の植樹活動報告とツアー説明)
(社)てあわせ理事長 岩手県常堅寺住職 後藤泰彦

第2部:輝く終活のために(遺言書&エンディングノート)
 勝桂子(ファイナンシャルプランナー行政書士)『いいお坊さん?ひどいお坊さん』(ベスト新書)著者


日時:4月11日(金)午後2時から3時20分
場所:スクワール麹町(定員40名)JR四ツ谷駅麹町出口正面 電話03-3234-8739 
セミナー申込:下記まで氏名・住所・電話を記入し、ハガキ・fax・メールで(3月29日定員締切)

 

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◆NHKあさイチ・夫の墓に入らない妻たちPart3

2014年02月02日 | お墓と終活

(前回より続き)

東洋大井上先生

子供がいても家の墓は守れない時代

息子がいても、未婚・転勤・妻側を守るなどの理由で・・

跡継ぎを必要としない墓を購入する1~2位は、子供がいる人たち。子供がいても、継承の必要のない墓を求めている。

跡継ぎ制が制度疲労を起こしているのです。

将来はだんだんと集合墓になってくるのではないか

 

視聴者からのご意見(FAX1800通)

・先祖代々と言うけれど、たかが100年明治から今のような先祖代々の墓になった。

・夫は元々他人。その他人の家族と死んでからも一緒にいたくない。死んだ後も一緒にと思える人と結婚したかった。

・死んでからも主人の側にいるのが心休まるような気がする。私も知らない死後の世界だから、いっしょがいい。

・私の住んでいる所は田舎なので、自動的に先祖の墓に入るしかない。選択肢はありません。ははは

・私たちは同じ墓に入りたい。人間は1人で生きているわけではない。子供がいる場合、先祖を大切にし、まわりに感謝するということを教えたい。

・子供がいない人も、そのような気持ちをつないでいくことは、大切ではないか。

・どういう気持ちで一緒に、墓に入らないと言うのだろう。エゴ個人主義だ。

・地球は大きなお墓

・どう生きるかは、どう死ぬか

 

ゲストコメンター

死後のことを語るということは、今の不満を堂々と言うということ。

墓に入らないと言う事は、何かためこんでいることではないか。伝統的な

ことに反対して、気持ちが楽になると言うことなのか?

感想

何も言わなくても妻は黙って実家の墓に入るという夫の考えは、これからは通用しないだろう。

夫と入りたくないという妻たちは、夫婦間に何かの原因がある。

若い頃からお墓のことで話し合っておくこと。価値観がズレないように話し合いが必要。

一緒に生活しない人とは、いくら親であったとしても一緒に入りたくないという感覚が優先する。核家族・個別主義の影響。

特に女性は男性より、あの世についてのイメージと力が豊か。男の想像を超える。

昔であれば墓にと入るとか入らないとか、そんな選択肢さえなくて、死んでいった。代々の墓があり、黙っていても子供が葬儀・埋骨し、みんなそのように逝ったから。現代とは状況が違う。

何か基準となるともの。昔の葬送の文化を知ってアレンジするのは良いかもしれないが、突拍子もない・・葬のように、商業ベースのものはおすすめできない。葬儀は日本の伝統文化というと一面がある。自然観・アニミズム・神とホトケ。畏怖と恩恵・感謝など。

誰もが死ぬのなら、自分が誰によって、どのように、どこへ葬られるか、家族に変わるものの存在と、安心して眠れる場所の確保が必要。それを決めるのは自分。死の準備教育が大切か。

単にお墓の問題はお墓だけのことだけでなく、あの世のことがセットにならなければならない。それでは、あの世のことは誰が説明するのか。

やはり坊さんか宗教者なのだろうと想います。

まとまりのない書き方ですが、本日は以上です。

 特に女性、そしてお一人様、あの世のことについて、今後も考えていきましょう。


◆NHKあさイチ・夫の墓に入らない妻たちPart2

2014年01月29日 | お墓と終活

夫の墓に入りたくない理由(以下番組から)

1=知らない先祖代々と一緒はいや39.9

2=遠いゆかりのない土地にある32.3

3=夫の家族が嫌い30.7

4=は家をつの人がいないを共に面倒かけたくない25.1

5=墓にはいたくない22.2

7=自分の両親と入りたい20.0

8=夫が嫌い13.9

9=実家の墓を継ぐ人がいない11.4

10=ペットと一緒に入りたい3.0

(夫の墓に入りたくない既婚女性880中)NHK調べ複数回答

質問:夫婦は同じ墓に入るべきか?

これに対して夫の考えは

そう思う34.4% どちらかと言うとそう想う28.5%(2つ合計62.9%)

とちらとも言えない23.0

とかと言えばそう思わない3.6

そう思わない10.6

以上128NHKあさイチ調べです。

 

とても興味深いことなので、テレビの放送内容をメモを取って箇条書きにしました。----------------------------------------

死亡離婚とは?

生きているときに離婚しないで、あの世で離婚する(同じ墓にはいらない)これは非常に日本的。相手が嫌いでも、生きているときは夫婦を装い、死んだら離婚してやると言うようなもの。(旦那が先に亡くなるということが前提。妻が先に死んだら、旦那と一緒の可能性もあり。さあどうする)

入りたくない理由

嫁・姑の関係。墓に入ってからも、嫁姑の関係は嫌だ。

東洋大の井上先生コメント

夫側の墓に入るということは、日本の脈々とした伝統。かつては民法で決まっていたが、今は慣習として残っている。

ゲストの意見

自分の人生は自分のもの。自分の骨も自分のものという考えが、夫であろうと「一緒に入りたくない」という考えになるのだろうか。理想や思いを優先させたいという気持ち。海に散骨したいとするのは、ひとつの憧れか

話は変わって、後継者が不要な墓のこと。

1人や他人など誰でも入れる墓が人気。

供養する人がいなくなっても寺が供養してくれる新潟県安穏廟の小川住職(この墓の購入者の6割以上は後継者がいない)

以前このような悩みの声があった

・離婚したが実家兄夫婦に迷惑がかかる

・自分には後継者がいないので、墓が作れない

墓がなないと、安心して死ねない。墓は安心を与えるものなのに、不安や心配の原因になってしまう。寺が不安を提供しているともいえる。これは大変なこと。

 

この墓に申し込みのあった800件のアンケート調査結果

・子供が娘だけ-262

・男子はいるが頼れない頼りたくない-126=15.6

・子供がいない-115=14.2

・シングルの女性44

・離婚した女性29

・夫とは別の墓にしたい17

・夫の実家から拒否された妻11

女性の話を聞くと切実な問題があった。

・望まれない結婚をした女性

・夫に暴力を振るわれた女性

  夫の墓に入れられない女性たちがこの墓を求めているという

小川住職は「墓は一時の気持ちで決めないで、長い目で納得して決めること」

が大切だと言っている。

 続く

 


◆NHKあさイチ・夫の墓に入らない妻たち

2014年01月27日 | お墓と終活

偶然見た朝の人気番組NHKあさイチで「夫の墓にはいらない妻たち」をテーマを取り上げていました。

番組の中で、「夫を信頼し愛してはいるが、夫の実家の墓には入りたくない」という女性。

それに対して夫の言い分は「自分の先祖の墓に入るのは当然。それは伝統や家系を重んじること」だと。

放送はされていないが、多分女性の言い分は、夫と一緒の二人きりの墓なら入ってもいいが、夫の両親と一緒にあの世までと言うのは、納得出来ないのではないかと思います。

一般的に夫(男)はこのような時、伝統や風習などを大切にしたいと考えます。実家の墓に夫婦一緒に入ることが、次の時代の子供にとって、も親(先祖)を思うことにつながるのだと。

当然のことだと考えるのが、今までの日本的な考え方です。

 

ところが近年、妻(女性)たちにとって、お墓に関する考えの変化が現れているようです。

お墓というより、あの世の感覚かもしれません。

女性は男性より、あの世(死後の世界)を想像する力が強いのです。

夫の両親は嫌いではないけれど、今まで生活が一緒というわけではない。

けれど、自分が死んでから、永遠に墓の中で一緒というのは耐え難い苦痛になるのでは、ということだと思います。

親だけではない、そのご先祖さんも一緒なのですから。

地方から都会に人口が移動し、大家族が核家族に、先祖代々が一代限りに・・という社会の変化が女性の考え方を変えて来ているのかもしれません。

 

それから、男にとって耳が痛いのは、ダンナと一緒のお墓はイヤ!

というものです。

今でさえ、夫には悩まされ、苦労しているのに、なんで墓まで一緒なのよッ

というご意見の方もいました。

これを“死後離婚”と言います。

生きているときは仕方ないけど、死んだら一人の墓に入る。ダンナと一緒には入らない。という、石のように硬い意志をお持ちの方は意外と多いと思います。

これは夫側に原因があるというパターンです。夫の問題です。

 

次に、夫側と妻側の両方の墓を一緒にする両家墓というのもありました。

お互いのお父さん・お母さんご先祖さん、私達も一緒に入りましょう、というものです。

確かに理想のカタチにも見えますが、自分たちの子供が結婚する代になると、また同じ問題が出てきます。

それから、両家が何かのきっかけで仲違いしてしまった時は、取り返しがつきません。

ほんとに本当に両家話し合って、長いスパンで考えていかなければなりません。

 

あさイチの放送の間に2382通のFAXが入ったそうで、お墓の関心の高さが伺われます。

ところで、ゲストの東洋大学の井上先生は、5年前仙台にお越しいただき、お墓のテーマで公演をして頂きました。

2年前には被災地宮城石巻にもお越しいただき、現地を案内しました。

井上先生は、これから女性があの世のことをどうするか、真剣に考えていかなければならない時代のさきがけの研究者・実践者です。

誰とどのようなカタチでということが非常に大切になってきます。

私も僧侶として、10年前からこの問題に取り組んできました。

伝統的な考え方をベースにして、その上でこれからの時代に相応しいお墓のあり方を考えていきたいと思います。

この問題シリーズで続けていこうかと思います。(続く)