「子どもたちに、この世は生きるに値するんだと伝えるのが仕事の根幹になければいけないと思ってやってきた」
宮崎監督の引退宣言の言葉です。
引退を宣言する前日、風立ちぬを見てきたばかりだったので、この言葉はとても鮮烈でした。
なるほど、監督は全作品、この世は生きるに値するんだ!という気持で、ある時は作品と格闘しながら、
ある時は、締切に身も心もすり減らしながら、自分の生き様をキャラに託し、作品に魂を吹き込んだのだろうと感じました。
思えば、私の若い頃から、子育ての時期も重なって、全作品の8割は見ているかと思います。
そのすべてに、生きるというテーマが感じられました。
最後になった”風立ちぬ”
結納の場面では泣かされました。
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この世は生きるに値する。
何と、御釈迦様のような言葉を残してくださいました。
だから、苦しくても生きねばならない。
苦しみの中に必ず光が差し込んでくるから・・
と、言葉が続くのかもしれません。