桜和尚ブログ

下記に引越しました
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◆東京で仏教的終活道セミナー”命と花の旅支度”

2014年04月15日 | 鎮魂の桜の森

手合わせ桜プロジェクトが今年1月法人化して、(社)てあわせ

となりました。

これを機会に、約2年半の手あわせ桜の活動報告と、

(社)てあわせの今後の方針の説明を

東京・四谷のホテルで、セミナーを開催することにしました。

テーマは

輝く終活のために---「震災と命と花の旅支度」です。

ゲストに行政書士で「いいお坊さん・ひどいお坊さん」の著者、勝桂子さんをお招きしました。

勝さんからは、エンディングノートの書き方など30分ほどお話しをいただき、花を添えて頂きました。

(勝さんは、曹洞宗の将来像の分化委員として、今年4月号の宗報p161に対談が掲載されています)

最後に、石巻に建設予定の鎮魂の森慰霊モニュメントと納骨供養塔の説明をして閉会。

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震災の突然の死を、我ことのように感じる。

死の立場にたって今の自分を見る。

それが終活の原点ではないか?

そんな問題提起をした次第です。

そして、花のように生きる人生。毎日毎日が旅支度。

人生は旅のようなもの。

♪月日は百代の過客にして、行きかう人もまた旅人なり。♪

この世の旅は帰ってくる家があるから楽しいツアーになるけれど、

あの世の旅は一方通行の、戻ることのできない旅路です。

ですから、忘れ物しないように、旅の準備をしないといけません。

花のように、散るがごとく・・・

東北を桜前線が駆け登ります。

 

 

 

 

 

 


◆花の樹木墓園で安心終活

2014年04月15日 | お墓と終活

 

 

先日、宮城県のご夫婦が「花の樹木園」の景色が気に入ったので、

終の棲家にしたいのだがと、相談に来られました。

正式名称「みちのく花の樹木墓園」は

樹木葬と桜葬の特徴を持った墓苑で5年前に開園しました。

特徴は

1.継承者(跡継ぎ)を必要としない。夫婦一代の墓。

2.コンクリートや石の墓でなく、土に直接埋骨する。桜の根元にお骨ごと埋骨するので

自然に帰る。花に生まれ変わることができます。

3.石を用いないので費用が安価。でも、葬儀をしないお骨は納骨できません。お寺の墓地管理下にあるので、単なる安いからと言っての受け入れは致しません。

信仰心のある方で、事前審査して許可します。

4.管理を必要としません。草取りなども不要です。

これからの時代、子どもに迷惑をかけたくないと考える老夫婦は、多くなる傾向にあります。

今回来ていただいたご夫婦も、子供もいないし、頼める親族も多くはない。

数年前からいろいろ探していたが、ようやく納得できるお墓を見つけた、と言います。

あの景色に魅せられましたと・・・

そうです。この場所は、眼下に北上川。西に奥羽山脈の須川岳。

その残雪に沈む夕日は絶景だと私も感じます。

ちょうど、桜がそろそろ満開のころです。

「本当に安心しました」と何度も繰り返しお礼を言われると、

やっぱり、あの墓園をつくってよかったと感じます。

生きているときに仏縁を結んで、安心して旅立つ。

これが本当の理想の終活ではないでしょうか。