地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

藤井聡太 驚きの王位戦第4局

2024-08-19 18:22:20 | 日記
王位戦 藤井王位の2勝1敗での第4局目
二日制の一日目なので、対戦が始まって2時間程度が過ぎた時にABEMAで見たら
・・・藤井王位が後手番のはずなのに、先手番なのかと思ってしまった

思い直してよく見ると、間違いなく藤井王位が後手番でした

それで、、、、余計にビックリです😬

なんと藤井王位が「振り飛車」の形を採用しているんです。
これは初めて見ました。

調べると・・・400局以上の公式戦では初めてらしい。 
私が初めて見るのも当然ですね。

藤井将棋は「待ち将棋」と言われ、自分から攻撃する事は滅多にありません。
慎重な駒組みをして、相手の攻めを見てからの将棋です。
たまたま相手の駒組みにスキを見つければ別ですが、相手もミスをするような棋士ではない。
ですから藤井聡太の将棋は相手も攻撃できずに、千日手の筋が多く現れます。
ところが叡王戦では挑戦者・伊藤匠七段は、あえて千日手の筋を避けない姿を見せ、藤井聡太に「貴方も攻撃できないだろう」と挑発する事で勝利をつかんだ。
これは藤井聡太にとり大きな課題として残ってしまった。

今回の王位戦でも、藤井聡太のスタイルは変わることなく「待ち将棋」でしたが。結果は2勝1敗でも、内容的には3連敗でもおかしくない内容。

今日の第4局は勝敗より、藤井王位が先に攻撃できるかどうかを注目していました。
しかし、振り飛車と言う攻撃的な手段を取るとは・・・まったく考えもしなかった。
これは私だけでなく、多くの人が思ったと思います。

一番驚いたのは、対戦相手の渡辺明九段でしょう。

一日目の最終場面
ABEMAより
藤井王位が5六歩とした場面で、渡辺九段は大長考で指す事は出来なかった。
藤井王位の方は2四の地点に弱点が有るのですが、その一手を良い手順で打つタイミングを与えない攻めです。
9四歩の手を省略して攻めを選択した藤井王位
明日の進行が楽しみです。


自民総裁選挙はややこしいぃ~

2024-08-19 10:02:01 | 日記
自由民主党のトップ・総裁の選挙に誰が立候補するか、毎日の様に誰かが立候補の意思を表明とニュースになっています。
誰がなっても私の生活は1ミリも影響はないと思うのですが、、、
まぁ、実質的に日本のトップを決める選挙ですから、一応注目しています。

その選挙の方法ですが・・・
自民党の国会議員と党員・党友の選挙で決めると。
これだけ聞くと何の問題も無くスッキリしている様に思えます。

国会議員は1人につき1票で、党員・党友の票の数は国会議員と同数にして、地方の自民県連などに振り分けます。
まぁ、ここまでも何となく理解できます。

しかし、、、その地方の票を立候補者に対して、どの様に振り分けるかは各地方によって違っているんです。
ある地方は一番獲得票の多い人が総取り、別の地方はドント方式で振り分けしたり。

ですから仮に各地方自治体に3票を割り当てられたとします。
そこで党員・党友る票を一番獲得しても、獲得できる票は1票だったり3票だったりします。

そして、もっとややこしくしているのは、最初に議員の票と地方の票は同数と言いましたが、場合によっては「簡易方式」で、各地方の代表が投票する場合もアリなんです。

いざ選挙が行われ、その結果で誰もが半数を超えていない場合は、上位の2人で決選投票をします。
これがまたややこしいんです😢
最初の選挙は議員と党員・党友の票を同数で戦ったのに・・・
決選投票では都道府県別に1票で・・47票しかないんです。

前回(2021) 岸田文雄が勝って総裁⇒首相となった選挙
立候補者は 岸田文雄・河野太郎・高市早苗・野田聖子の4人

最初の選挙結果(高市・野田は省略してるので総計は合いません)

岸田文雄・・・256票 146+110(地方票)
河野太郎・・・255票  86+169(地方票)
残りの票は高市と野田
メチャクチャいい勝負ですね。
議員票で岸田が勝ち、地方票で河野が勝っています。

両者ともに過半数に達していないので決選投票が行われました。

岸田文雄・・・257票 249+8(地方票)
河野太郎・・・170票 131+39(地方票)

47都道府県で岸田文雄が良いと投票したのは、、、たったの8
議員と党員・党友の票数が同じなら、完全に河野太郎の勝ちです
地方票47票の83%も獲得しても負けるんですねぇ~

一回目の総裁選挙で過半数を獲得するのは至難の業。
立候補者が多いほど、過半数は獲得できません。
ほぼ決選投票になります

この決選投票が有るから、派閥が大きくものを言う事になります。

仮に4人の候補者だったとします
1回目の得票数が A・35%   B・33%  C・25%  D・7% だったとします。
ここで重要なのは1回目で負けた合計32%の票です。
AとBの戦いでCの25%全員が加われば、加わった方が勝つことになります。
つまり勝負の行方はCの人達が握るようになるんです。
ただし25%の人達の結束が固くなければなりません。一本釣りで崩されては25%の勝ちが小さくなります。
ですから日頃から、選挙や資金で面倒を見る派閥が必要になって来るんです。

35%の票を獲得したAに、25%の票を獲得したCが言うんです
「私と私の仲間に重要なポストを3つ頂けるなら、全員で貴方に投票します。」
これは断れませんよねぇ~。
もし断ったら戦う相手のBの味方になってしまい、負ける可能性が限りなく高くなりますから。

強い結束の有る麻生派の麻生太郎は迷っていますね。
候補者の政治思想じゃなく、誰を推せば勝てるか・・その一点です。
安倍派と調整して2つの派閥を合わせれば150票。
それに候補者自身が50票を持っていれば楽勝なのですが、協力できるかもしれない安倍派の結束が、故・安倍さんの死で結束が怪しい。

ちなみに、、、だいたいですが
安倍派・95人 
岸田派・二階派・茂木派・麻生派は、それぞれが50(±5)人
無派閥・60

石破は10人足らずです。無派閥の中で管グループが20人くらい。
それぞれの派閥の若い議員たちは、自分の選挙で自信を持てるほど強くは有りません。
ですから、派閥の長が推す人より、自分の選挙にプラスになるかを重要視します。
建前でも派閥が解消されれば、その傾向は強くなるでしょう。
政治的な能力より、人気が有る方を優先するんです。

ただ人気のある人をトップとして選択するのは間違いとは言えず、知識のある人より、知識のある人たちを国民の為に使う事が出来る政治家が良いんです。