地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

高校野球は賭けの対象だった

2024-08-08 11:48:02 | 日記
野球賭博、、、、なんて言うと、暴力団とか八百長とかが連想されて、良いイメージは有りません。
まして青春を捧げている高校生たちの野球を賭けの対象にするなんて・・・
そんな感じになりますよね。

ところが昭和の時代には、、、ごく普通に高校野球を賭けの対象にしていました
しかも隠れてコソコソやってるのじゃなくて、人前で堂々と
「今年はこのチームが強い」とか「ここの投手は打てないだろう」とか、チームの分析が始まります。

甲子園に出場するチームが確定すると枠を作り、その中に有力校・人気校・地元の高校を振り分けて、どの枠から優勝校が出るかを予想したりします。

賭けの形は色々と工夫され、色んな種類が有りました。
何故、ルールがバラバラなのかと言うと、胴元がバラバラなのです。
大きな暴力団が組織を使ってやっているのも有りましたが、一般的には普通の人たちが胴元となって、高校野球を楽しむ為にやっているのが多かったんです。

ある会社の営業マンが、取引先へのサービスの一環としてやってる場合も見られたりしました。
公営ギャンブルとか暴力団がやっている「賭け」と違っている点は
「胴元」がピンハネ(利益)を取らないんです。
ですから集まった掛け金の全てが、賭けた人の誰かに払い戻されます。
賭けの方法を考え、賭ける人を集める世話をしている人は好きでやっていたりするんです。
イメージとしては、仲間がお金を出し合い、予想が当たった人の取り。
そんな感じで、そこに「賭け事」特有の暗いイメージは有りませんでした。
春と夏、年に二回の庶民の楽しみだった・・・

しかし、、、ねぇ~
そんな土壌が有るので、大きな金額の賭け事にして利益を得ようとする人が出てくるのは自然なことです。
プロ野球などで、組織がやっていた試合ごとの賭けを高校野球でもやるようになった。
弱いチームにはハンデが与えられ、全ての試合で勝敗予想します。
AとBの試合にAの勝ちと1万円賭け、負けると次のCとDの試合に2万円賭けます(上限が1試合100万円等と決められている)
勝ち負けは五分だったとしても、掛け金の増減で勝つ事が出来るんです。
しかも掛け金は後払い。。。これが奈落の底に落ちる原因です。
一試合に賭ける金額が事前に決められた上限に達するようになると終わりが見えます。
後払いで賭けをやらせているという事は、どんな方法を使ってでも、掛け金を回収する自信のある人たちです・・怖いですよぉ~(笑)
まぁ、ねぇ~。 負けて払うお金が無いのに、相手からお金を取ろうとしてるのだから自業自得ですね。

こんな事を言った後で言うのも変ですけど・・・
「こっちのチームが勝つ」と誰かと、掛け金無しで賭けても応援に力は入りますね。
たとえ500円でも賭けた方が、もっと力が入る・・・てか😁