GW2日目の今日は晴れ時々曇りまたは雨。今日は所用で外出する予定があり、朝6時に起床した。カーテンを開けて空を見上げると、西の空には厚い雲がかかっているものの、上空には青空が広がっていて、大小のちぎれたような雲が所々に浮かんでいる。東の空に昇ってきた朝日が眩しく見えた。今朝の気温は13℃で、弱い北よりの風が吹いている。昨日降った雨で濡れた路面はほぼ乾いていたが、所々に濡れた跡が黒いシミのように残っていた。
昼前から南よりの強い風が吹いてくると、西から雲が流れてきて、雲の多い空模様となった。た。大気の状態が不安定で、青空は見えているものの、雨が突然降ってきたりと、空模様がめまぐるしく変化する。昼間の最高気温は24℃で湿度が高く、少し蒸し暑い陽気である。ただ、雨が降ると、気温が下がって涼しくなった。
所用を終えて電車に乗って立川駅に到着したのは昼過ぎである。遅いお昼を食べることにして、電車を降りた。改札を出ると、駅南口に出る。ペデストリアンデッキからすずらん通りに降りると、西国立駅方面に歩いて行く。途中、錦中央通りと交差する交差点にさしかかった。先日、「カレーうどん」を食べたうどん屋「香川 一福 立川店」とすずらん通りを挟んで反対側にある交差点角の建物の1階と2階に焼肉屋「七輪焼肉 牛繁 立川店」がある。今日はこの店に入ることにした。
1階の入口を入ると、店員にアルコール消毒液で消毒をするように促されて、手指の消毒をした。店内は入口から見て左手に厨房があり、チュ帽に面して2人掛けのカウンター席が3卓設けられている他、店の中央に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が3卓が配されており、更にその周囲に掘り炬燵形式の4人掛けのテーブル席が7卓配されている。
店員に案内されて4人掛けのテーブル席の1つに腰を下ろした。卓上の端には焼肉ダレとコク旨ホルモン味噌ダレ、おろしポン酢、レモンダレ、塩、コショウ、激辛ヤンギンといった調味料がある他、小分けの袋に入ったおろしニンニクとコチュジャン、楊枝、メニューが置かれていて、その脇に重ねられた数枚の小皿が置かれている。また各席毎に3つのくぼみが付いたタレ入れの皿と箸が置かれている。店員が冷たいおしぼりを持ってきた。
おしぼりで手と顔を拭き、メニューを眺める。メニューはランチメニューの他、各種単品メニュー、韓国フェア及び牛繁プレミアム焼肉メニュー、ドリンクメニュー、肉の各種盛り合わせがある。この内、ランチメニューを机に広げた。
いろいろとあって、よく分からなくなってしまったので、左上の「国産牛 元気カルビ焼肉定食 お肉大盛」を注文することにした。ちなみに各種定食セットを注文するとライス、スープ、漬物はお替り無料となっている。そこで、ご飯を大盛りで持ってきてもらうことにした。
料理を注文すると、ドリンクの注文を聞かれた。緊急事態宣言下でアルコールメニューは提供されていないはずなので、ちょっと不思議に思ったが、おそらくソフトドリンクの注文をするかどうか聞いているのだろう。お冷やで十分なので、お冷やをもらうことにした。
料理を注文すると、最初に七輪が運ばれてきた。七輪の中には炭が入っていて、既に火が付いている。まもなくして料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。更に冷水が注がれたジョッキが運ばれてきた。
トレーの上にはカルビ肉が載せられた皿とチョレギサラダ、ご飯、スープ、漬物、トングが載っている。
最初にタレ入れの皿にタレを入れる。3つの窪みがあるので、3種類のタレを入れることにした。入れたのは焼肉ダレとコチュジャン、レモンダレである。
まずはスープを飲む。スープはワカメスープで刻みネギと白ゴマが入っていて、ミツバが浮かべられている。
熱々のスープは空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。スープを吸ったワカメはふんわりとしていて、それだけでなかなかのボリューム感がある。刻みネギのシャキシャキとした食感と白ゴマの粒々とした食感がアクセントになっていて、なかなかの食べ応えである。
続いてチョレギサラダを食べる。サラダはちぎったサニーレタスを盛った上にスライスしたレッドオニオンを載せて彩りを添え、刻んだダイコンとニンジンをトッピングし、醤油ベースのドレッシングをかけてある。
サラダもなかなかのボリューム感である。ふんわりとしたレタスの葉にダイコンやニンジンがジューシーな歯応えで美味しい。ドレッシングの旨味が適度に絡んでいて、生のタマネギの辛味がアクセントになっている。
サラダを食べ終えたところで、肉を焼くことにした。皿にはカルビ肉が10枚載せられていて、ゴマが振られている。
トングで3枚の肉を七輪の上の網の上に載せた。
頃合いを見計らって、肉をひっくり返す。表面には肉汁が滴っていて美味そうだ。
適度に火が通ったと判断して、3枚の肉をそれぞれ3つのタレに載せた。それぞれの肉をタレにたっぷりと絡ませると、肉を食べながらご飯を食べることにする。
大盛にしたご飯はなかなかの量である。大きなお碗に盛られたご飯は、米粒が艶々としていて美味そうだ。
ご飯の上に焼肉を載せると、肉にかぶりつきながら、ご飯をかき込む。焼肉のタレを絡ませた焼肉は甘いタレに肉汁が絡み合う。厚めにカットされた肉は柔らかく、ジューシーで美味しい。噛みしめる毎に、口の中に肉汁が溢れ出すようだ。あっという間に1枚の肉を食べてしまった。
コチュジャンに浸けた肉はほどよい辛味と甘い肉汁が絡んで、辛くて美味い。激辛は苦手だが、これくらいの辛さは病み付きになりそうだ。肉の旨味を堪能しながらご飯をかき込んだ。
レモンダレに浸けた肉は、レモンの酸味がサッパリとして美味しい。肉の旨味にレモンの酸味が絡んで、いくらでも食べられそうである。
肉を食べながら、再び3枚の肉を七輪に載せて焼く。その間に漬物でご飯を食べた。漬物は白菜キムチである。
見た目赤いキムチはそれほど辛くなく、白菜がジュシーで美味しい。キムチでひたすらご飯をかき込んでいると、肉が焼けた。
再び3枚の肉を3種類のタレに浸け、それぞれの肉を食べながらご飯をかき込む。肉を食べてしまうと、残ったご飯をキムチで片付けてしまった。スープも飲み干すと、店員を呼んでご飯とスープ、漬物を全てお替わりする。ご飯は中盛りにしてもらった。
しばらくして、ご飯とスープ、漬物が運ばれてきた。ここで、再び肉を焼く。肉を焼きながらスープを飲んだ。
熱々のスープは、肉を消化している胃袋を労るような優しい味わいで美味しい。スープを飲んでいると肉が焼けたので、再び肉を3種類のタレに浸けた。たっぷりとタレを絡ませると、焼肉を食べながらご飯を食べる。
中盛りのご飯は大盛に比べると少ないとはいえ、それでもなかなかの量である。
3枚の肉を食べながら、最後の1枚の肉を七輪の上に載せる。肉を焼きながら焼肉を食べてご飯をかき込む。なんと贅沢な食べ方だろうか。
最後の1枚の肉が焼けると、今度はそのままご飯の上に載せた。その上から、3種類のタレを注いだ器を傾ける。タレがこぼれないように肉にタレをかけると、最後の1枚の肉にかぶりつきながらご飯を頬張った。3種類のタレのそれぞれの味わいが絡んで、更に肉汁と一体となって、カルビ肉をコーティングしているかのようである。これが美味しくないわけは無い。肉を味わいながらご飯を食べた。
お碗に残ったご飯はお替わりをしたキムチで食べる。
キムチを全てご飯の上に載せると、キムチを食べながらご飯をかき込んだ。ご飯茶碗が空になる頃にはキムチも無くなった。お腹もいっぱいで、少々ベルトが苦しい。
最後にスープを飲み干して完食。美味かった。満足である。ジョッキに残った冷水も飲み干すと、席に近い柱にかけられた伝票を持って、入口脇のレジに進んだ。レジには飴玉やガムが置かれていて、自由に持って行けるようになっている。
代金を精算すると、店を出た。空気は湿っぽく、嫌な風が吹いている。上空にはいつの間にか灰色の雲が広がっていて、今にも雨が降り出しそうである。
少し急ぎ足で立川駅に戻る。案の定、駅に着くまでに弱い雨が降り出してきた。間一髪で駅の構内に入ると、中央線下りホームに降りて、豊田行きの電車に飛び乗った。1駅隣の日野駅に着くと、雨は降っていない。ただ、後ろを振り返ると、立川の上空に灰色の厚い雲がかかっているのが見えた。
日野駅から歩いて自宅に向かう。家に着くと、熱いコーヒーを淹れて、ちょっと休憩する。夕方になって、次第に強い北よりの風が吹いてきた。気温もぐっと下がってきて、風が冷たく感じられる。
夜、ゴミを出すために家を出た。上空には雲が所々にかかっていて、雲の合間から暗い空が見える。空気が冷たく、乾いた風が体温を容赦なく奪っていくかのように肌寒く感じられた。